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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2018/12/18(火曜日)土壁は種類が色々あるけどどんなもの???

土屋としてお問い合わせを多く頂く土壁ですが、実は土壁にも色々種類があります。
今回は土壁についてまとめてみます。

■下地(荒壁)
木舞下地で割竹を格子状に組み、荒壁用の土壁を分厚く付けて下地とします。
土の荒々しさが最も出る為、近年では店舗等で荒壁のデザインのままのところも見受けられます。
※ほこり防止の為にトップコートは必要だと思いますが・・・
«荒壁に使用する土はこちら・・・

■中塗り土壁
荒壁で出来た不陸(凸凹)を直し、上塗り土壁の仕上がりを綺麗にする為の大事な工程です。
荒壁ほどの荒々しさはないですが、そのまま仕上げとして楽しむ方も多いです。そのまま仕上げにしてしまうのを「中塗り仕舞い」。そのまま同じような材料を追っかけて仕上げ、藁や土や砂の表情を見せる「切り返し仕上げ」等があります。
«配合要らず 水で練るだけの既調合中塗り土壁「中土~なかつ~」はこちら・・・

■上塗り土壁
・水捏ね仕上げ
色土(粘土)とみじんすさ、みじん砂を水だけで練り合わせ、塗って仕上げる土壁の最高級仕上げです。
糊が入らないので耐久性も良く、外部に使用したりします。
しかし、作業性が悪くかなりの経験と知識、専用の道具等が必要となります。まさに最高級!

・糊差し仕上げ
上記の水捏ねの材料に少しの糊を加えて、水で練ったものを塗る土壁です。
糊が入るので作業性は良くなりますが、その分耐久性は落ち外部には使用出来ません。
弊社の「本土壁やすらぎ」は糊土と言っていますが、厳密には糊差し仕上げの材料になります。
«上品な土壁の仕上げ「本土壁やすらぎ」はこちら・・・

・糊捏ね仕上げ
水捏ねや糊差し仕上げの材料を、海藻糊を炊いて濾した溶液のみで練り合わせて作った材料を塗る土壁です。
糊差しよりさらに作業性は良くなりますが、耐久性は悪くなり外部や水まわりには使用出来ません。

上記のような薄塗りで仕上げる土壁を「京壁」といい、京都の聚楽第近辺で採取されていた褐色の土を使った仕上げを「聚楽壁」と言います。
現在は似たような仕上がりの壁を技法問わず「じゅらく」「じゅらく風」などと言いますね。
«上塗り材料に使用出来る色土(泥彩)はこちら・・・

粘土によって固まり、子供の時から触れ合う事の多い土を使って出来る壁。不思議とやすらぎやぬくもりが感じられると思います。皆様も和室だけでも試してみてはいかがでしょうか?

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