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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

「淡路土について」の記事一覧

2021/11/06(土曜日)淡路島の淡路土|土壁・陶芸・瓦で地域資源発掘 【淡路島の土屋】


淡路島は、土の都と言われる理由


 

淡路土は様々な物に使われる! 匠の職人が集う島淡路島の淡路土

 

当社が販売する淡路土は、歴史的にも古く瓦やタイル、陶芸や土壁に使われます。

歴史的には、西暦1800年代頃に賀集珉平により焼かれた楽焼と言われており、

黄色や青の鮮やかな釉薬を完成させ、京焼風から黄南京や柿釉など豪華絢爛な作風で、大きく発展しました。

 

 

この珉平焼きが明治16年淡陶社(だんとうしゃ)として引き継がれ、今や日本を代表するメーカー「ダントー㈱」さんになっているというわけです。

その珉平焼きの元祖、賀集珉平が始めたきっかけが、洲本市で採れる「白土」と言われています。

洲本に「白土山」って確かにあります・・・

 

 

そんな良質な土が採れる淡路島!

陶芸家の先生や、趣味で陶芸をする人たちが移住してくる理由が、その土の質と種類であり、

淡路島は、1種類ではなく様々な土が採れるようで、それが魅力のようですね

 

淡路土をメジャーにしてくれた!淡路瓦

 

珉平焼きもダントータイルさんも凄いが!

淡路土を語るに忘れてはならないのが淡路瓦

淡路瓦は、日本三大瓦産地、淡路・三州・石州の一つ、とくに淡路土別名「なめ土」は有名でいぶし瓦の生産は日本一である。

もちろん原料は淡路土、土が無い所では瓦は作ることが出来ませんからね。

 

淡路瓦は、その歴史や伝統も素晴らしいですが、やはりこの見た目のいぶし銀が素晴らしい。

いぶし瓦と言われる焼き方は、個人的には釉薬瓦とは比較にならない美しさだと思う。

 

進化する淡路瓦

最近では、確かに瓦の需要は減っている。

そんな中でも瓦製造会社の皆さんは、切磋琢磨し素晴らしい作品(商品)を作っている。

淡路瓦のタイルは、何とも言えない魅力的なものです。

 

そして土壁へ!淡路土と言えば・・・土壁

淡路土で何が出来るか、創業以来近畿壁材が挑戦してきた課題である。

焼き物・瓦・タイル以外にも建築材料Design、空間意匠に土は貢献できる。

そこで、当社が提案する「淡路土」の次の提案が・・・

塗り壁デザインと、土壁デザインです。

淡路土の土壁素材で新たな文化を創造する。

 

淡路土でできる土壁・タイル・瓦を組み合わせ新たな空間作りに挑戦します。

淡路土に興味のある方は、お問合せ下さい。

 


□ 淡路土関連記事

2021/11/06(土曜日)淡路島の淡路土|土壁だけじゃない泥染めもできる 【淡路島の土屋】


淡路土で泥染め、土染めに挑戦!


 

淡路土は様々な物に使われる! 何気なく始めた泥染めが好評!

20161016-_DSC3792

なんとなくやって見たくなって、やってみた!「淡路土で土染め」
淡路土は土壁だけじゃないと思い、何か出来ないか?から土染めをやってみました。

土染めは昔からある伝統技法、奄美大島の大島紬が有名で、八丈島や久米島などやはり「島向き!」

なので出来ないことは無いだろうと、染物の得意な知人に相談。

「付けて干せばいいじゃん!」

「子供の靴下泥汚れ取れないでしょ、あの理屈でしょ・・・」

相談になってない・・・

 

まずは、淡路黄土で挑戦!

早速に近所でさらしを買ってやってみることに。

見よう見まねですが、意外に染まります。柄は全然だめですがなんとか染まりました。

淡路黄土 

壁土 淡路黄土

ただ、絞り染めは難しいですね。

その他にもいろいろな土染めやってみる。

淡路土、土壁に使う土は、沢山あるのでその後も色々やってみる。

当社も染物を本業にするつもりはありませんが・・・・色土の染物にはまってしまいそう。

今回は、赤土と浅葱土です。

浅葱は、昔から熊本のイグサ染に使われています。
そんなことから染物にも使えます。

淡紅土 浅黄土 土壁
今回の主役「淡路紅土」と「高級浅黄土」もちろん壁土なので壁に塗れます。

前回の淡路黄土に引き続きなかなか味わいのある色です。
ただ相変わらずしぼりがへたくそで柄にならない・・・

土壁 本土壁 淡路色土

土壁 淡路土 

 

淡路土は、土壁だけじゃない!染物にも幅を広げていきたいと思います。

 

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今回使ったのは、「淡路土」と「浅葱土」と「赤土」

どんな土でも染まりそうです。

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結構濃い色に見えますが、顔料や染料と違って以外に草木染のようなやわらかい色になるんですよ。
染めている布は今回は、手ぬぐいです。写真上の手前が赤、真ん中が黄、奥が淡路土の定番褐色です。

染色後は水でよく洗って・・・乾燥!

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やわらかいいい色じゃないですか・・・ほんのりムラがあるのも土染っぽい!

後はアイロンして完成、皆さんも淡路土の染物いかがですか?

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2021/11/06(土曜日)淡路島の淡路土|淡路土探訪、淡路土は島内随一の鉱物資源 【淡路島の土屋】


淡路土は多彩!土壁・瓦・タイル・陶器なんでもOK!


 

淡路土について! 採掘現場で思う事!

 

淡路土を販売して約100年、土壁にこだわり土壁用の土を販売してきたが、淡路土の魅力はそれだけではない。

淡路瓦やダントータイル、陶器、もちろん土壁以外にも版築や土間たたきにも使われます。

今日は、そんな淡路土の山をご紹介!

上記の写真は、淡路島でも北部の山、通常淡路土は淡路島の南で採ります。

色々な土が混ざっている地層

上に浅黄土、中ほどに淡路土、下に砂利や真砂土の層が見えます。

同じ山から色々な素材が採れるんです。その地層の中からごくまれに色のすごくいい高級浅黄土や高級淡路土が採れ、その土を乾燥粉砕してふるいで通します。

淡路土

 

この山から採掘した岩石みたいな粘土の塊を乾燥粉砕します。

 

淡路土の製造工場

淡路土は、山から採集した状態ではただの塊です。

とても土壁に使える状態ではありません。

もちろん、販売するので袋詰めも必要です。

 

淡路土が出来るまで!

このように乾燥粉砕、そして袋詰めした淡路土は、瓦用や中塗り用、イグサ染用や浅葱などに分類されます。

弊社は土壁に使う色土を豊富に取り揃えています。

やはり天然の色土なだけあり採取が厳しくなったり、取れても本来の色味じゃなかったりで、数種類は廃番になりました。
その中でも、安定供給№1の淡路土は豊富な埋蔵量と安定している色味で中塗土から土壁上塗りまで幅広く使われています。

土壁としての粘性、乾いてからの強度も抜群で、まさに土壁に最適な土と言え、万が一補修となっても同じ材料が揃うので補修しやすいのも好評です。

色が鮮やかな層の土は『高級淡路土』として上塗り用の土壁の原料になります。
これから土壁をご検討されている方は是非 淡路土製品はいかがでしょうか?

 


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