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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

「研究室!研究報告」の記事一覧

2021/09/15(水曜日)漆喰のテカリ気になりませんか?冬場は要注意!

本格的な寒さがやってきて外部での漆喰の仕事は難しい条件になって来ました。

しかし新築中などは工期の関係もあり、どういても施工しなければいけない現場も多いかと思います。
漆喰施工で冬場の乾かない時期に特におこる現象が「テカり」です。
表面が光沢を帯び反射して、デラデラと光っているように見える現象です。
折角漆喰のマットな澄んだ質感が良くて漆喰にしたのに・・
艶があると高級感が・・などといわれるお客様も中にはいらっしゃいます。

ではテカらなくする方法はないんでしょうか?

現場現場で条件や状況が異なる為、完全に防ぐ手立てはありません。
「テカり」は漆喰の乾燥が遅いときに乾燥途中に水分が抜けていくときに、漆喰のノロが表面に結晶の膜を張り硬化し出来ます。
押さえ仕上げをする場合は鏝押さえにより水分を飛ばし水分が無くなるまで押さえて仕上げますので、テカりは見られにくいですが、パターン仕上げの場合は鏝押さえが出来ませんのでよくテカリが出ます。
対処としては

①漆喰下地の水引きを一定にする!

下地の水引きが一定でないと部分的にテカリが出てムラに見えます。全体がテカるより見苦しいかもです。
※内装用、外装用、水引き性能等の違いがあります。

②下地の水引きを早くして漆喰材料の乾燥を早くする!

たとえば凄く水を吸う下地に漆喰を塗れば水分が下地に吸収されテカることはありません・・・がドライアウトという違う不具合になってしまいます。
上塗り漆喰に気泡が入ったり(水分不足による接着不良)、表面に粉が残ったりしますのでドライアウトは絶対に起こしてはいけません。
乾燥が遅ければテカりが出て、早ければドライアウトを起こしてしまうのでこのバランスが難しいですね。
夏場はドライアウトが起きやすいですが、シーラー材や専用下地材の普及でだいぶ軽減されました。

テカりを出さない為に弊社がおすすめするのは・・「早くしまーる」です。

上塗り漆喰にそのまま混入するだけで、漆喰の乾燥促進に繫がりさらに下地材との付着強度もUPします。
作業性や意匠性も変わる事はありませんので、冬場の漆喰施工時に追加されてはいかがでしょうか?
朝に塗りつけた漆喰が夕方になっても押さえ終わらないといいたような事は無くなると思います。

 

2021/09/12(日曜日)黒漆喰!島かべ松煙の配合量でどんな黒さがでるのか(実験)?


黒漆喰に使う島かべ松煙の着色試験


 

お客様より松煙の配合量を変えると黒さにどんな違い出るのか?

 

このような質問をいただき早速検証!

 

まず【島かべしっくい】を同じ重さに計量したもの3つ用意。

配合量は島かべしっくい20kg1袋に対し、島かべ松煙250g(1袋の半分)重量比で1.25%配合、島かべ松煙500gを1袋重量比で2.5%配合、島かべ松煙2袋(1kg)重量比で5%配合の3パターンで検証します。

 

練る水量ももちろん同量にし、15リットルの割合で計量し練り合わせました。

松煙を混ぜて練った黒しっくいをを、同じ下地の上に軽くスプーンで広げ、塗り付けをせず経過観測します。

塗り付け方で色の違いが出る可能性があるため、鏝塗りは行いませんでした。

乾燥するまで待ち、黒色の濃さの違いを検証しました。

写真ではわかりにくい部分もあるいと思いますが、島かべしっくい20kgに島かべ松煙500g、1kgの配合量ではグレー色、3袋(1,5kg)配合でかなり濃いグレー色になりました。

 

黒漆喰のことならご相談ください!

2021/09/12(日曜日)下地のアク!漆喰のアク止めとの戦い・・・下地のアク止めは当社にお任せ!


塗り替えによる漆喰リフォーム時あく止め対策してますか?


 

ビニールクロスのリフォームが多くなっていますが、そうなると壁の塗り替え需要も多くなってきます。

「ビニールクロスから漆喰にかえたいな。」

「古い繊維壁を漆喰に塗り替えたいな。」

「和風から洋風にイメージチェンジしたいな」

 

などなど・・・そうなると、やはり重要なのが古い下地のアク止めですね。

 

漆喰を塗る下地のアク止め?・・・・

 

当社でも昔から下地のアク(灰汁)と呼んでいますが、アクは漢字で書くと灰汁ですから、もともとの意味では藁灰や木灰を水に浸して出来る上澄み液のことです。

食品などでも使われたり、わが家でも鍋などでお肉を入れると、「アク取って・・・」などと頻繁に出てくるワードです。

正式には、壁材の下地から出てくるのがアクなのか何なのか?はさておき、業界では下地の「アク」で通じるので便宜上、今後も近畿壁材は、壁の下地から出てくるシミを「アク」としますね。

で、本題に戻りますが、この度そのアク止めに関する実験を行ったので報告します。
塗り替えの場合のアクには大別して2種類あります。

 

一つはコンパネ(合板)や木部などの下地から出てくる内部からのアク

 

もう一つは、線香やタバコなどの煙が壁面に付着した外的要因のアク

 

それ以外にも汚れが飛び散ったり、料理で発生する油汚れなど様々ありますが、今回の実験では当社のアク止め材を下地材に混入して、コンパネ(合板)としょうゆとコーヒーで試験してみました。

あくまで、お客様の問題解決の実験ですが、何かの参考になればと思います。

 

①コンパネ(合板)のアク・・・・通常の石膏プラスターにアク止め剤の量を変えて試験してみました。

 

 

写真が携帯カメラなので少しわかりにくいですが、左から0⇒4⇒8⇒16とアク止め材を増やして塗ってみました。

やっぱりコンパネ(合板)のアクは出ますね、比較的乾燥も速く塗り厚も1mm程度ですが、一番左はくっきりと出ています。
写真では分かりづらいと思いますが、8からは出ていません。

※数字は、混入量【単位g】です。

 

②次に「しょうゆ」と「コーヒー」で実験してみました。

 

現実にしょうゆやコーヒーがこれだけ大量に壁面に付着することはありませんが、実験なのでやってみました。
しょうゆは原液でそのまま、コーヒーは普通に飲めるぐらいの分量でお湯で作りました。

下地のアク止め実験なので石膏ボード(PB)に塗布!
コンパネ(合板)同様に、アク止め剤は0,4,8,16の4種類で実験してみました。

塗布後完全乾燥でしょうゆ、コーヒーシーラー完成です。

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この下地にそれぞれ主材に4g、8g、16g入れてアク止め効果を検証してみます。もちろん沢山入れればアク止め効果が高まるとは思いますが、混入量とアク止めの効果に違いがあるのか楽しみです。まずは、0gと4gの違いです。

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0グラムはやはり期待通りの結果ですね、しょうゆもコーヒーもくっきりと出ています。右側の4gは出かたはましにはなっていますが、目視できるくらいは出ています。たぶんこのまま城かべ漆喰を塗れば漆喰にも出るでしょうね。

真ん中は、8gです。結果はコーヒーは完全に止まりましたが、しょうゆが部分的に出ています。部分的に出ているところは塗り厚が厚いところのような気もします。理論上、乾燥が遅いほどアクは出やすくなります。
コーヒーよりしょうゆのほうが強いのですかね?

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最後は16gです。
おかげさまで期待通りの結果に満足!まったく出ておりません。
流石です。

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このようにアクは様々な種類と状況で難しい問題です。今回検証できていない、線香やタバコの煙なども水溶性でなかなかのやっかいものです。

当社も下地材(下地調整材)へのアク止め剤の混入や、速乾性能の向上、様々な部分で研究を進め、対応してまいります。

 

今回の試験に使ったアク止め剤は、当社下地材「ボードベース」や「漆喰ベース」などに配合している、普段から当社で使用しているものです。

 

ビニールクロスなど、壁の塗り替え、リフォームのご相談はお問わせください!

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