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「土壁材料」の記事一覧

2026/09/14(月曜日)土壁なのに「この色」

近畿壁材が「洋風カラーの土壁」をつくろうと思った理由

 

土壁と聞いてどんな色を思い浮かべますか?

・土の茶色

・ベージュ

・自然素材そのものの色

多くの方が、そんな色を思い浮かべるのではないでしょうか。それは間違いではありません。

土壁には、土そのものの色を楽しむ魅力があります。しかし、私たちはある時から、こんなことを考えるようになりました。

 

土壁の質感はそのままで、もっと自由に色を選ぶことはできないだろうか。

 

「この質感でこの色が欲しい」

 

私たちはオーダーメイド左官材の開発を行う中で、多くの設計者やデザイナーの方とお話しする機会があります。

そこでよく感じるのが、「質感」と「色」を同時に実現する難しさです。

例えば、「この壁の質感は好き」でも、「色が空間に合わない」

または、「この色は理想的」でも、「仕上がりが均一すぎる」

そんなことがあります。

土壁には、他の塗り壁にはない独特の質感があります。しかし、土壁らしい質感を残したまま、洋風のカラーで仕上げられる材料は多くありません。

 

 

それなら私たちがつくろう

 

そう考えたことが、新しいシリーズ開発のきっかけです。

土壁だからこそ、この色が面白い

もし、単純にブルーやピンクの壁をつくるだけなら、方法はいくつもあります。

・塗装

・クロス

・一般的な塗り壁

さまざまな選択肢があります。

しかし今回私たちがつくりたいのは、「ブルーの壁」ではありません。「ピンクの壁」でもありません。

私たちがつくりたいのは、

・土壁の質感を持った、ブルー

・土壁の質感を持った、ピンク

です。

 

・土壁の素材がつくる表情

・左官材ならではのコテ跡

・光によって変化する陰影

その質感を残したまま、これまでの土壁にはなかった色を空間に取り入れる。それが今回の新しい挑戦です。

 

 

ブルー、グレー、グリーン、ピンク、クリーム、ホワイト

 

今回、新しく発売を予定しているカラーは6色です。

・ブルー

・グレー

・グリーン

・ピンク

・クリーム

・ホワイト

どの色も、強い原色ではありません。今回私たちが目指したのは空間になじむ、やわらかな色。

パステル調でありながら、単なる「かわいい壁」ではない。土壁の素材感が残ることで、光や見る角度によって異なる表情を見せる。

そんな色を目指しています。

 

 

「和風の土壁」をやめるわけではありません

 

今回の新色開発で、誤解してほしくないことがあります。私たちは、土壁を洋風に変えたいわけではありません。昔ながらの土壁を否定したいわけでもありません。

むしろ逆です。

私たちは、土壁という素材に可能性があると考えています。

・和風の空間にも使える

・現代住宅にも使える

・店舗にも使える

・ホテルにも使える

そして、洋風の空間にも使える。

「土壁だから、こういう空間にしか使えない」そんな固定観念をなくしたい。

それが今回の新しいシリーズに込めた思いです。

 

土壁をもっと自由な素材へ

 

近畿壁材は、長年土壁をつくってきました。

だからこそ、私たちは土壁の良さも、難しさも知っています。

そして今、「昔ながらの土壁を守ること」だけではなく、「土壁を次の時代へどうつなげるか」も、私たちの役割だと考えています。

土壁の質感を好きになってくれる人を増やす。

土壁を使ったことがない人にも、その魅力を知ってもらう。

そして、「土壁って、こんなこともできるんだ。」と思ってもらう。

そのための、新しい挑戦です。

 

次回、いよいよ新しいカラーシリーズをご紹介します。

2026/09/04(金曜日)なぜ今、もう一度「土壁」なのか?

「土壁を使いたい」という声が、私たちの想像以上に増えている理由

 

近年、私たち近畿壁材には、

「土壁のような質感で仕上げたい」

「自然な素材感のある壁にしたい」

「既製品にはない、少し不均一な表情が欲しい」

というご相談が増えています。

一昔前まで「土壁」と聞くと、多くの方が古民家や和室、茶室のような空間を思い浮かべていたかもしれません。

しかし現在は少し違います。

・住宅

・店舗

・ホテル

・カフェ

・オフィス

さまざまな空間で、「土」という素材が持つ質感に魅力を感じていただく機会が増えています。

 

土壁は完璧ではないから面白い

 

現代の建築材料には、均一で高性能なものが数多くあります。

色も均一

表面も均一

誰が施工しても、ある程度同じ仕上がりになる。それは建築材料として、とても大切なことです。

しかし一方で、最近では、

「少し違っていてもいい」

「均一すぎない方が好き」

「素材そのものの表情を感じたい」

そんな空間づくりを求める方も増えています。

土壁はまさにそんな素材です。

・土の粒

・藁や砂の表情

・光の当たり方

・コテの動き

同じ材料を使用しても、まったく同じ壁にはなりません。

私たちは、その「均一ではないこと」こそが、土壁の魅力のひとつだと考えています。

 

 

土壁メーカーとして私たちが感じている変化

 

近畿壁材は、長年にわたり土壁をはじめとした左官材料を製造してきました。

私たちにとって「土壁」は数ある商品のひとつではありません。

会社として長年向き合い、研究し、製造してきた、私たちの原点とも言える素材です。

その土壁が今、再び多くの設計者やデザイナー、そして空間づくりにこだわる方々から注目されています。

実際に、当社の土壁仕上げ材「塗ってくれい」も、多くの方にご採用いただく機会が増えてきました。

私たちは、その理由を、

「昔ながらの土壁が流行しているから」

とは考えていません。むしろ逆です。

現代の空間に合わせて、土壁という素材が新しい使われ方を始めている。

そう感じています。

 

土壁をもっと自由に使えるようにしたい

 

土壁には、まだまだ多くの可能性があります。

しかし、「土壁」という言葉だけで、

・和風

・茶色

・古民家

・昔ながら

そんなイメージを持たれることもあります。

もちろん、それも土壁の魅力です。しかし、それだけではありません。

土の質感は、もっとさまざまな空間に使える。

もっと自由なデザインに使える。

もっと多くの人に知ってもらえる。

私たちは、そう考えています。

 

そして今、私たちは新しい挑戦を始めています

 

土壁らしい質感を残したまま、これまでの土壁にはなかった色をつくる。

・ブルー

・グリーン

・ピンク

そして、より柔らかなニュアンスカラー。

次回は、私たちがなぜ「土壁なのに洋風カラー」という新しい挑戦を始めたのかをご紹介します。

2026/09/03(木曜日)土壁は好きだけど強度が心配。そんな声から生まれた「塗ってくれい」

「この土壁の質感が好き」

「でも、店舗やホテルに使うには、もう少し表面強度が欲しい」

 

これは、当社の土壁仕上げ材をご覧いただいたお客様から、これまで何度もいただいたご意見です。

土壁には、他の壁材にはない独特の魅力があります。

土の色。

砂の表情。

藁がつくる素材感。

そして、均一ではない自然な風合い。

本物の土を使用した壁だからこそ生まれる、どこか落ち着く空間。しかし、その一方で土壁には昔から変わらない特徴があります。

それが、表面強度です。

今回ご紹介する「塗ってくれい」は、そんなお客様の声から開発した土壁仕上げ材です。

 

もともと販売していたのは「本土壁やすらぎ」

 

当社では以前から、本格的な土壁仕上げ材として「本土壁やすらぎ」を販売しています。

「本土壁やすらぎ」は、土・砂・藁などを使用した、本格的な土壁です。

自然素材だけでつくられた土壁ならではの質感は、古民家や茶室だけでなく、和モダン住宅や店舗空間にも独特の存在感を与えてくれます。

 

「なんだか落ち着く」

 

実際に土壁の空間を見た方から、そのようなお声をいただくことも少なくありません。

土壁には、クロスや一般的な塗り壁では表現できない魅力があります。

 

本物の土壁だからこそ出せる質感

 

「本土壁やすらぎ」の魅力は、何よりも本物の土壁らしい素材感です。

人工的に均一につくられた表面ではなく、

土の表情。

砂の表情。

藁の表情。

それぞれの素材がつくり出す、自然で素朴な仕上がり。

 

「本物の土壁を使いたい」

 

そんな方に選んでいただいてきました。

しかし、たくさんのお客様にご採用いただく中で、あるご意見をいただく機会も増えてきました。

 

「質感は好き。でも、この表面強度では店舗には使いづらい」

「仕上がりの質感はすごく好きなんだけど……」

「店舗やホテルのように、不特定多数の人が訪れる場所では使いづらいよね。」

 

これは決して「本土壁やすらぎ」が悪いという話ではありません。むしろ、本物の土壁だからこその特徴です。

土・砂・藁・自然素材を使った土壁は、樹脂などを使用した壁材と比べると、表面に強い力が加わった場合の強度では劣ることがあります。

一般住宅などで通常使用する場合には問題がなくても、

・多くの人が出入りする店舗

・ホテル

・商業施設

・展示施設

などでは、壁に人や荷物が接触する可能性も高くなります。

 

「土壁の質感は好き。でも、もう少し安心して使える表面強度が欲しい」

このご要望に応えるために開発したのが、土壁仕上げ材「塗ってくれい」です。

 

「塗ってくれい」は、土壁の質感を残したまま表面強度を高めた土壁

 

「塗ってくれい」の開発で大切にしたのは、土壁らしい仕上がりを失わないこと。

表面強度を高めるために、土壁とはまったく違う質感の壁材にしてしまえば意味がありません。

 

「土壁の質感が好き」

 

というお客様の声が、そもそもの開発のきっかけだったからです。

そこで、土壁の素材感や仕上がりの表情を活かしながら、表面強度を高めた土壁として開発しました。

つまり、

見た目は土壁。

でも、従来の土壁より表面が硬い。

それが「塗ってくれい」です。

 

「本土壁やすらぎ」と「塗ってくれい」の違いは?

 

一番分かりやすく言うと、違いはこのようになります。

 

                【本土壁やすらぎ】                                        【塗ってくれい】

仕上がり                       本格的な土壁                                          本格的な土壁

土壁らしい素材感                 ◎                                                    ◎

自然素材へのこだわり             ◎                                                    土壁の質感を活かしながら機能性も考慮

表面強度                            本物の土壁らしい強度                              従来の土壁より高い

おすすめの場所                  住宅・茶室・古民家など                           店舗・ホテル・事務所・展示施設   

※使用場所や壁の状況によって適した製品は異なります。

 

見た目だけでは、違いが分からない

 

「本土壁やすらぎ」と「塗ってくれい」。

この2つは、どちらも土壁らしい仕上がりを楽しめる製品です。そのため、完成した壁を見ただけでは、

「こちらは自然素材100%の土壁」

「こちらは表面強度を高めた土壁」

と簡単に見分けることはできません。だからこそ、私たちはお客様に、「どちらの方が良い製品か」ではなく、「どこで使うのか」を考えていただきたいと思っています。

 

自宅で土壁の素材感を楽しみたいなら「本土壁やすらぎ」

 

例えば、

・古民家

・茶室

・和室

・住宅のリビング

・自然素材にこだわった住宅

など、「本物の土壁らしさ」「自然素材へのこだわり」を大切にしたい場合には、「本土壁やすらぎ」という選択があります。

表面の強さだけを追求するのではなく、本物の土が持つ素材感や、自然素材ならではの仕上がりを楽しむ。

それも、土壁を選ぶ大きな理由のひとつです。

 

店舗やホテルなど、多くの人が訪れる場所なら「塗ってくれい」

 

一方、

・店舗

・ホテル

・事務所

・展示室

・商業施設

などでは、住宅とは壁の使われ方が変わります。

人が多く出入りする。

荷物が壁に近づく。

お客様が壁に触れる。

壁への接触機会が増える。

そんな場所では、仕上がりのデザインだけでなく、使用環境も考える必要があります。

 

「塗ってくれい」は、土壁の質感を空間に取り入れたい。そして、より高い表面強度も欲しい。

そんな空間のために開発した土壁です。

「土壁は弱いから店舗では使えない」

そんな考え方を変えるために生まれた製品でもあります。施工性も、現代の建築に合わせています

「塗ってくれい」は、現代の建築で多く使われる石膏ボードへの施工も考えて開発されています。

また、リフォームでの施工にも対応し、施工環境に合わせた使い方ができます。

昔ながらの土壁の魅力を残しながら、

現代の建築

現代の施工方法

現代の空間デザイン

に合わせて進化させた土壁

それが「塗ってくれい」です。

 

土壁を選ぶときは、「質感」だけでなく「使う場所」も考える

 

土壁を選ぶとき、多くの方がまず仕上がりを見ます。

「この色が好き」

「この質感が好き」

「この空間に合いそう」

もちろん、それは非常に大切です。

 

しかし、実際に採用する場合には、もうひとつ考えていただきたいことがあります。

それが、

「その壁が、どのような場所で使われるのか」

です。

静かな住宅の壁なのか

多くの人が訪れる店舗なのか

ホテルの共用部なのか

人の出入りが多い商業施設なのか

同じ土壁でも、求められる性能は変わります。

 

だから当社では、

本物の自然素材にこだわる「本土壁やすらぎ」

土壁の質感を活かしながら表面強度を高めた「塗ってくれい」

という2つの選択肢をご用意しています。

 

「土壁を使いたい。でも、どちらを選べばいい?」

そんな方は、まず私たちにご相談ください。

「本物の自然素材にこだわりたい」

「店舗で土壁を使いたい」

「ホテルの壁に土壁の質感を取り入れたい」

「土壁らしい仕上がりは欲しいけれど、表面強度も必要」

同じ「土壁を使いたい」というご要望でも、建物や使用場所によっておすすめする製品は変わります。

 

大切なのは、

見た目が好きな製品を選ぶことだけではありません。

その空間で、長く安心して使える土壁を選ぶことです。

 

本物の土壁らしさを大切にするなら「本土壁やすらぎ」

土壁の質感と、より高い表面強度を両立したいなら「塗ってくれい」

 

あなたがつくりたい空間に合わせて、最適な土壁をお選びください。

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