近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
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2025/06/12(木曜日)剥がれた部分と剥がれていない部分が混在する壁の補修について

塗り替えを行う壁をフラットにする

 

当社は毎日壁の補修、塗り替えを検討中お客様からお問わせをいただきます。

その中でよくいただくお問わせが、補修したい壁が剥がれ下地が見えている部分と、剥がれずしっかり定着している部分とが壁一面の

中に混在している場合の補修です。

 

 

そのような場合は、まず、凸凹を直し、フラット(平滑)な状態にする必要があります。

フラットにせず補修すると、剥がれた部分と剥がれていない部分との境目で、クラック(割れ)が発生したり、完成後に色の違い(色ムラ)が出たりするためです。

 

まずは剥がれた落ちた部分周辺の強度確認

 

剥がれていない部分でも、剥がれ落ちた周辺は、定着が弱くなっている可能性が高いです。

剥がれた落ちた周辺の上塗りが残っている部分の壁をチェックし、簡単に落とせる程度にしか定着していないなら、落としてください。

 

剥がれ落ち下地が露出している部分の強化

 

次に剥がれ落ちて露出している部分の強度を確認します。露出部分の表面をほうき等で掃き、弱い部分を落とします。

この作業で残った部分は強度があると判断します。

その後、露出した下地部分の強度を上げます。露出部分が土壁なら「土壁表面強化剤」、モルタルや石膏プラスターなら「島かべプライマー」を塗布し、

強度を上げます。

 

 

ここでやっと穴埋め作業

 

ここでやっと穴埋めし、フラットにする作業が始まります。まずは、凹凸を直すのに必要な厚み(塗り厚)を確認してください。

塗り厚が2ミリ以下なら「下地材 さっと」を利用します。練り水量を減らし固練りし、パテ状に練ったもので埋めます。

フラット(平滑)にするのに2ミリ以上の厚みが必要な場合は「島かべドカッと」で埋めてください。

 

 

埋めた材料が乾燥したら、フラットになった下地全面に「島かべプライマー」を塗布し、あく止め処理を行ってください。

 

このような手順で下地をフラットにし、塗り替えを行う下地処理をするので、みなさんもチェックポイントを抑えといてくださいね。

2025/05/14(水曜日)外壁にカラー漆喰(色付き漆喰)を塗るなら必ず撥水剤を!

施工後、撥水剤をしていなければ色ムラになる可能性大


 

「島かべカラー漆喰」は当社製品の中でも非常に人気が高く、ご購入いただくお客様が多い製品です。

そんな人気の「島かべカラー漆喰」ですが、外壁(外部)にも塗れるの?と言うご質問がこのところ続いたのでご説明いたします。

 

もちろん漆喰なので外壁に使用するにあたっての強度は全く問題無く、塗っていただいて大丈夫です。施工方法は下記でご確認ください。

 

 

問題は塗った後と、塗り作業中に起こる色ムラの問題です。

 

漆喰は自然素材で呼吸している壁材のため、水を吸い込みます。なので、雨がよく当たる壁面は白くなる色ムラ、色ボケが発生します。この現象を白華(エフロ)と言います。

雨、つまり水分が原因なので、外壁に色付きの漆喰、カラー漆喰を塗った場合は、漆喰専用の撥水剤で表面を保護してあげると、色ムラは大幅に軽減できます。

 

 

 

また、塗る時期、季節も非常に重要で、カラー漆喰の色ムラ、色ボケの原因は先ほどもご説明したとおり水分なので、気温が低い冬(12~2月)などの施工は極力お控えください。

寒い日は塗った漆喰がなかなか乾きません。ということは塗った漆喰が長い時間水分を含んだ、保水状態になるため、白華現象が発生します。

季節や施工環境上、なかなか乾かない時期や場所に施工する場合は、塗ってからはやく乾燥するよう、扇風機をまわし風通しを良くするなどの対策をとり、塗った漆喰が早く乾燥する対策を取ってください。

 

以上2つのポイントを押さえていただければ、外壁(外部)の色付き漆喰の色ムラは大幅に軽減することができます。

ただし、自然素材の漆喰は呼吸しているため撥水剤を使用しても、絶対に色ムラ、色ボケにならないわけではございません。

漆喰が呼吸している証拠でもあるので、ご理解いただければと思います。

2025/05/08(木曜日)外壁に塗れる土壁「塗ってくれい【外部用】」

外部に「土壁」を塗りたいニーズは増えています

 

販売させていただいてから多くのお客様にご利用いただき、採用実績が増えてきた、当社の「土壁 塗ってくれい」

 

 

「塗ってくれい」の特徴は土壁の風合いは残したまま壁への接着力を高め、且つ従来の土壁より固くしている事。

なので、店舗でも安心して使用でき、一般住宅だけでなく店舗にも採用いただく機会も多く、実績が増えました。

 

■土壁 塗ってくれい詳しくはこちら・・・

 

ご利用いただくお客様が増えるにつれ、増えてきたご要望が外壁にも使用したいニーズ。

そもそも従来の土壁より強度を高くしているんだから、外でも大丈夫なんでしょと言われる事もありました。

だだ、やはり素材は「土」なので、そのままでは外部に使用できません。なので、外壁に使用する場合、「塗ってくれい」+「撥水剤」で施工してくださいが、今までの当社の提案でした。

 

 

この提案で起きた問題が「撥水剤」の忘れです。さきほども言いましたが、「塗ってくれい」が従来の土壁より強度があるので、外でも使えると思い込んでいるお客様が多くいました。

そこでこの度「塗ってくれい【外部用】」を発売することになりました。

これでご注文時にお客様が【内部用】or【外部用】を選択するだけですし、選択されていないお客様には当社からどちらかを確認すればいいだけです。

塗って乾燥後の表情は【内部用】【外部用】どちらも同じように仕上がります。

 

 

この製品さえ使用すれば外部の壁に「土壁」仕上げが出来る「土壁 塗ってくれい【外部用】」

土壁を外部で採用してみたいとお考えの方はぜひご利用ください。

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