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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

「伝統の島かべしっくい!」の記事一覧

2024/02/05(月曜日)漆喰を冬に塗る場合に起こりやすい現象とは?

白華(エフロ)が発生し粉が付き、色ムラの原因にもなる

 

自然素材だけで作られる塗り壁材「漆喰」や「土壁」はセメントや樹脂(ボンド)が含まれていないため、その他の壁材と比較すると、塗ってから乾燥するまでのスピードは遅いです。

もともと乾燥スピードが遅い上に、冬は気温が低く、施工環境上でも乾燥しない条件が揃ってくるので、さまざまな不具合が起こります。

 

 

漆喰は乾燥スピードが遅くなりすぎると、白華(エフロ)という現象が発生します。いわゆる硬化不良の一種です。

白華はセメントやコンクリート、漆喰など強アルカリ製品に見られる現象で、セメント内部の石灰の結晶が水分で溶け出し、それが仕上げ表面に浮き出て、その結晶が表面で大きく育つと白くなります。

白華には一次白華と二次白華があり、一次白華は施工後~乾燥するまでの水分が原因で発生したもの。二次白華は雨がかりする部分などがその水分により施工完了後に発生したものになります。

白華は水分が原因の為、特に施工後~乾燥までに発生する一次白華は乾燥スピードに大きく影響を受けます。冬場などなかなか乾燥しない時期ほど白華現象はひどくなります。

白華した漆喰は表面を手で触ると、白い粉が付きます。このような状態をチョーキングと呼ぶ方もいます。この粉は衣服が擦れただけでも付くのでやっかいです。

また、白華はその名のとおり、白い粉が表面出てくる現象なので、カラー漆喰(色付き漆喰)を塗った場合は、色の付いた所と白い粉が表面出てきた所ができるため色ムラになります。

 

 

最近はマーブル調の仕上げを希望する方も増え、あえて色ムラのように仕上げる方法も人気が高いですが、色ムラがダメな方は冬のカラー漆喰施工はお控えください。

白華(エフロ)は乾燥スピードが遅くなることが原因なので、対策としては風が通るようにする、暖房設備の活用など、塗った漆喰がはやく乾燥する対策を取ってくださいね。

2022/12/28(水曜日)【新人事務員の疑問】漆喰の上に直接漆喰は塗れますか...

①漆喰→②ボードベース(漆喰ベース)→③漆喰の順番で施工する事ができます!

 

「漆喰の上に直接漆喰は塗れますか」というお問い合わせがよくきます。

 

ですが・・・漆喰の上に直接漆喰はくっつかない!

※漆喰は樹脂などが入ってないので定着力がないため

なので、ベースが必要!!

 

外部施工の場合→漆喰ベース

内部施工の場合→ボードベース

 

詳しくはこちらへ

https://www.kinkikabezai.com/manual/shikkuibase/

2022/09/07(水曜日)しっくいDIY作業風景 お客様より届きました


 

作業道具は「コテ」がハードルが高そなので「ヘラ」で!

 

ご自宅の内装をDIYで漆喰壁にしたいお客様が、「島かべ練り漆喰」と「島かべプライマー」をご購入くださいました。

漆喰を塗る前の壁は砂壁。砂壁はしっかり壁に定着した状態だったので、「島かべプライマー」で下地処理をし、乾燥後「島かべ練り漆喰」を塗るという作業手順になります。

ご夫婦お二人ともDIY好きで、なんでも自分達でやっちゃうそうです。この度は自宅の内装壁ですが、つい先日は自宅の外溝工事もご夫婦で2人で行い、芝生を敷き詰めたり、ウッドデッキ作りなど、すべてDIYでしたそうです。すごいですね~

ご自宅のまわり(外溝、庭)がすべて終了したので、いよいよ自宅の中へという感じでしょうか。

内装の漆喰塗りにあたり、お客様の中でひっかかっていたのは作業の難易度。「コテ」は難しそうというお考えがあったようです。

そこで弊社がご提案したのが、ローラーや刷毛で塗れる下地処理材「島かべプライマー」と、練り状なので開ければすぐに塗れる「島かべ練り漆喰」です。

しかも「島かべ練り漆喰」はコテではなくヘラで施工していただきました。ヘラでも上手く塗れていますね。

実際作業が終わったお客様よりご連絡いただいたのですが、お部屋の中が漆喰を塗って明るくなった。漆喰を選択して良かったと言ってくださいました。

このようなお客様の言葉は社員の励みになります。ありがとうございます。

この度のお客様のように漆喰を塗りたいけど、ひっかかることがあり悩んでいる方はお気軽にご相談ください。

問題解決できる方法をご提案いたします。

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