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「住宅外壁に使う漆喰」の記事一覧

2025/05/14(水曜日)外壁にカラー漆喰(色付き漆喰)を塗るなら必ず撥水剤を!

施工後、撥水剤をしていなければ色ムラになる可能性大


 

「島かべカラー漆喰」は当社製品の中でも非常に人気が高く、ご購入いただくお客様が多い製品です。

そんな人気の「島かべカラー漆喰」ですが、外壁(外部)にも塗れるの?と言うご質問がこのところ続いたのでご説明いたします。

 

もちろん漆喰なので外壁に使用するにあたっての強度は全く問題無く、塗っていただいて大丈夫です。施工方法は下記でご確認ください。

 

 

問題は塗った後と、塗り作業中に起こる色ムラの問題です。

 

漆喰は自然素材で呼吸している壁材のため、水を吸い込みます。なので、雨がよく当たる壁面は白くなる色ムラ、色ボケが発生します。この現象を白華(エフロ)と言います。

雨、つまり水分が原因なので、外壁に色付きの漆喰、カラー漆喰を塗った場合は、漆喰専用の撥水剤で表面を保護してあげると、色ムラは大幅に軽減できます。

 

 

 

また、塗る時期、季節も非常に重要で、カラー漆喰の色ムラ、色ボケの原因は先ほどもご説明したとおり水分なので、気温が低い冬(12~2月)などの施工は極力お控えください。

寒い日は塗った漆喰がなかなか乾きません。ということは塗った漆喰が長い時間水分を含んだ、保水状態になるため、白華現象が発生します。

季節や施工環境上、なかなか乾かない時期や場所に施工する場合は、塗ってからはやく乾燥するよう、扇風機をまわし風通しを良くするなどの対策をとり、塗った漆喰が早く乾燥する対策を取ってください。

 

以上2つのポイントを押さえていただければ、外壁(外部)の色付き漆喰の色ムラは大幅に軽減することができます。

ただし、自然素材の漆喰は呼吸しているため撥水剤を使用しても、絶対に色ムラ、色ボケにならないわけではございません。

漆喰が呼吸している証拠でもあるので、ご理解いただければと思います。

2022/08/26(金曜日)漆喰(しっくい)の良い点と悪い点

 


自然素材だからって良い所ばかりじゃない、もちろん悪い点も

 

漆喰(しっくい)は塗り壁材料として今現在も人気が高く、認知度も上がり、住宅など身近な壁に塗っていただく機会もかなり増えました。
そこであらためてみなさんに漆喰(しっくい)にはどんなメリットがあるのか?またデメリットは?のお話させていただきます。

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〇メリット(良い点)
・長い歴史で培われた日本の風土にあった湿度調節機能がある
・昔ながらの自然素材を素材とすることで化学物質を含まない高い安全性
・消石灰の持つ強アルカリ性による高い殺菌、抗菌性がある
・不燃材料で燃えても有毒ガスを発生させない防火性能
・どんな建築にも合う左官材料特有の無限のデザインが表現できる

 

〇デメリット
・自然素材のため施工の場所、施工時期など環境に左右されやすい
・性質上弾性力が無く、割れやすい
・呼吸性能があり、多孔質のため汚れが付きやすい
・自然素材のため仕上げ後施工する人の影響を受けやすい(強度など)

 

このメリット・デメリットは伝統的な昔ながらの漆喰(しっくい)のお話です。

これらの良い点、悪い点を踏まえると、特に外部に伝統の漆喰を使用する場合には注意が必要になります。

弊社では文化財などに使用される伝統的な漆喰はもちもん、上記のメリット・デメリットをふまえ、従来の漆喰の弱点を補ったニュータイプの漆喰、ハイブリッド漆喰も販売しております。


■ハイブリッド漆喰くわしくはこちら・・・

漆喰(しっくい)の良いところ、悪いところをご理解いただいた上で、施工方法や施工する環境により、伝統的な漆喰を使用するのか、弱点を補ったニュータイプ漆喰を使用するのかを使い分けてご使用いただければ施工後のクレームも減り、ご採用いただいた方にも喜んでいただけるのではないでしょうか。

2021/09/01(水曜日)新築住宅の外壁に使う、カビに強いハイブリット漆喰のご提案|漆喰販売


住宅外壁の漆喰はもはや定番!でも汚れが心配なんだけど・・・


 


外壁専用のハイブリッド漆喰があります!

外壁専用として開発した漆喰「リライム」は、カビと汚れ!この二つにとことん強く!を実現したハイブリッド漆喰です。


今回はそんなハイブリッド漆喰専用の下地材「リライムベース」と通常のシーラーどう違うのかを試験して頂きました。


モルタル下地へのシーラー材は吸水調整に必須ですが、リライムにはシーラー以上の性能を持つ、下地材「リライムベース」をご用意しております。

「リライムベース」は、シーラーのようにローラーや刷毛で施工できる下地材で白色で、仕上げに塗るリライムともなじみが良く、付着力と水引き性能を向上させます。

 

今回は、北面、南面を「リライムベース」、西面、東面をシーラー処理で行いました。当然上塗りの作業性を考慮した試験ですので、仕上がりの性能にはどちらでも問題はありません。

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写真は「リライムベース」をローラーで塗った状態です。

 

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上記の写真は通常のシーラー処理です。

リライムベースは、乾燥すると表面がざらざらになるので非常に上塗りの塗り付けがしやすいとの事です。

リライム等漆喰壁は乾燥すると問題はなにも問題無いのですが、塗り付けた時の透け感が気になると言われることがあります。

その点リライムベースは乾燥すると白くなるので、その辺りの問題も無いようです。

 

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早速リライムを練り、両方の下地に施工頂きました。

 

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数名の左官屋さんにご意見を頂きましたが、リライムベースの上のほうが作業性は良いようです。

 

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表面はこんな感じに。

 

 

 

今回の住宅は大壁でしたが、いい感じで外壁パターン(意匠)仕上げが完成です。白く、清潔感のあるオシャレな外壁になりました。

ご協力頂きました左官屋さんの皆様本当にお疲れ様でした。感謝致します。

 

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