施工後、撥水剤をしていなければ色ムラになる可能性大
「島かべカラー漆喰」は当社製品の中でも非常に人気が高く、ご購入いただくお客様が多い製品です。
そんな人気の「島かべカラー漆喰」ですが、外壁(外部)にも塗れるの?と言うご質問がこのところ続いたのでご説明いたします。
もちろん漆喰なので外壁に使用するにあたっての強度は全く問題無く、塗っていただいて大丈夫です。施工方法は下記でご確認ください。
問題は塗った後と、塗り作業中に起こる色ムラの問題です。
漆喰は自然素材で呼吸している壁材のため、水を吸い込みます。なので、雨がよく当たる壁面は白くなる色ムラ、色ボケが発生します。この現象を白華(エフロ)と言います。
雨、つまり水分が原因なので、外壁に色付きの漆喰、カラー漆喰を塗った場合は、漆喰専用の撥水剤で表面を保護してあげると、色ムラは大幅に軽減できます。
また、塗る時期、季節も非常に重要で、カラー漆喰の色ムラ、色ボケの原因は先ほどもご説明したとおり水分なので、気温が低い冬(12~2月)などの施工は極力お控えください。
寒い日は塗った漆喰がなかなか乾きません。ということは塗った漆喰が長い時間水分を含んだ、保水状態になるため、白華現象が発生します。
季節や施工環境上、なかなか乾かない時期や場所に施工する場合は、塗ってからはやく乾燥するよう、扇風機をまわし風通しを良くするなどの対策をとり、塗った漆喰が早く乾燥する対策を取ってください。
以上2つのポイントを押さえていただければ、外壁(外部)の色付き漆喰の色ムラは大幅に軽減することができます。
ただし、自然素材の漆喰は呼吸しているため撥水剤を使用しても、絶対に色ムラ、色ボケにならないわけではございません。
漆喰が呼吸している証拠でもあるので、ご理解いただければと思います。