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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2024/07/27(土曜日)汚れが目立つ漆喰をローラータイプの漆喰でリペア

コテは難しくてもローラーならできるかも

 

梅雨が終わり暑さも増し、いよいよ夏本番。

毎年ですがこの時期当社に増えるお問わせが「外部漆喰壁の汚れ、カビが目立つのでリペアしたい」というお問わせです。

 

 

梅雨時期は雨に打たれ、水を吸い込んでしまった外部の漆喰壁が乾燥する時間が少なく、湿潤状態が長く続くことにより、カビが発生しやすくなり、汚れも付きやすくなります。

特に報告が多いのが北面の壁で、方角的に日照時間が短く、その他方角の壁に比べ、乾きにくいためカビ発生率は高くなります。

 

施工の難易度を下げるローラータイプ

 

リペアのお問わせは一般の方がDIYでしたいという声も多く、そんな場合当社では、施工がしやすい「ローラー」や「刷毛」で塗れるタイプの漆喰を利用する方法をおすすめしております。

 

 

■リペア施工手順

①まずは既存漆喰のカビ、汚れを除去する必要があります。「殺カビ剤」を利用し既存漆喰壁を清掃し、乾燥させます。

「殺カビ剤」もローラー、刷毛で施工できる製品のため、施工は難しくありません。

 


■殺カビ剤 くわしくはこちら・・・

 

②次に専用下地材「しっくるんベース」をリペア面全面にローラーで塗布します。塗布後は12時間以上乾燥させてください。

 


■しっくるんベース くわしくはこちら・・・

 

③最後に「ローラータイプ漆喰 しっくるん」に「塗り壁混入撥水剤 ミクサップ」を入れてよく混ぜ、混ざった材料をローラーで塗り、仕上げていきます。

「しっくるん」は練り状製品なので、「ミクサップ」を混ぜる時、手で簡単に混ぜることができます。

 

 

■しっくるん くわしくはこちら・・・

■ミクサップ くわしくはこちら・・・

 

以上が施工手順になります。

DIYで外部の漆喰壁のリペアをお考えの方はぜひお試しください。

コテ塗りタイプの漆喰より、施工難易度をかなり下げることができます。

2024/05/20(月曜日)【SDGs 】古土(こつち)再利用の研究

古民家改修時に出る 古土(こつち)の再利用

 

5/7~開催させていただいている「第1回 オーダーメイド Design 塗り壁研究会」の参加申し込みがぞくぞくと入ってきております。ありがとうございます。

ご参加いただいたお客様の一例をご紹介します。

 

 

参加いただいたのはある建築会社様。

古民家改修をよく手掛けるため、解体時に出る、もともと塗ってあった土壁の「古土(こつち)」がたくさん出るようです。

「古土(こつち)」を再利用して、ふたたび土壁として塗れるのは知っているが、現代建築ではふたたび同じように土壁を塗る下地にする事がほとんどないため、廃棄処分しているそうです。

しかし、お客様はSDGsにも積極的に取り組んでいることから、「古土(こつち)」を利用して、現代の建築に取り入れることができる製品が開発できないかとのご相談です。

持参してくださった実際の「古土(こつち)」が下記になります。

 

 

解体してから採取する土なので、木くずやゴミも入っており、土も「荒壁土」と「中塗り土」の混合品になっています。

 

 

打ち合わせの中で、お客様ニーズの重要な点のすり合わせ行い、当社としてご提案したい製品も見えてきました。

見えてきた製品のご提案をしたところ、「それで行きましょう!」という事になったので、これから研究、開発をすすめていきます。

この「古土(こつち)」を利用して、はたして何ができるのでしょうか?みなさまお楽しみに!

 

第一回オーダーメイドDesign 塗り壁研究会の申し込みは下記、お電話、メールでお待ちしております。

2024/02/22(木曜日)土間材 ウルトラソイルを立ち上がりや壁に塗る場合のポイント③

二度塗り(二回塗り)で施工する

 

おかげさまで床・土間材「土間たたき ウルトラソイル」」はたくさんの現場、お客様にご採用いただいております。

「ウルトラソイル」をなぜ選んでいただいたのか?お客様に理由をお聞きし、まとめると下記の二つの理由が多かったです。

一つ目は、やはり仕上がりのデザイン!テクスチャ!

土の素材感が素朴な感じで、あたたかさのある空間になる。また、素材感は意匠性を高め、重厚な雰囲気も出し、高級感も感じる。

などですね。

 

 

二つ目は場所を選ばない強度!

外部のアプローチや玄関、犬走りはもちろん、店舗内装の床・土間、住宅内部土間(内土間)で使用いただいても問題無い強度があります。

 

 

■土間材 ウルトラソイル詳しくはこちらから・・・

 

以上が選んでいただいた理由ですが、玄関の階段部分や住宅の基礎部分、店舗ならカウンター部分など、立ち上がり、壁面へのご採用も増えております。

立ち上がり、壁面に施工するにあたり、いくつかポイントがあるのご紹介します。

ポイント三つ目は、「二度塗り(二回塗り)」で施工することです。

立ち上がり・壁面に施工する場合は、まず下擦り(1度目塗り)を行います。

下擦りの塗り厚は、塗り付けたとき、骨材が転がらない程度の厚み(約3ミリ)で塗り付けしてください。

下擦り(1度目塗り)が終わったら、15~20分程度時間をおき、下擦りを少し乾燥させ、水を引かせます。

 

 

下擦りを少し乾燥させた上に重ねるように、追っ掛け(下擦りが半乾き状態で仕上げ塗りを行う事)で仕上げ塗り(2度目塗り)を行い、平滑にします。

 

 

以上の三つが「土間材 ウルトラソイル」を立ち上がり・壁に施工する場合のポイントになります。

施工にあたり大きなポイント、三つに分けてご紹介させていただきましたが、これらをまとめた「土間材 ウルトラソイル 立ち上がり・壁面 施工要領」もあるので施工をお考えの方はぜひ一度ご確認ください。

 

■土間材 ウルトラソイル 立ち上がり・壁 施工方法はこちら・・・

 

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