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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2025/11/17(月曜日)塗り壁はフラット(平滑)な仕上げが一番難しい

DIYで塗り壁するならコテ跡が残っている模様仕上げが一般的

 

当社の「土壁」や「漆喰」製品をご購入いただき、DIYでリフォームする方がかなり増えています。

DIYのお客様は施工手順などのお問わせをいただく事が多いのですが、最近は塗り壁の仕上げ方(塗り方)のご相談をいただく事も増えました。

それだけ仕上がり後の壁のデザインに、こだわりがある方が増えているということですね。

そんな塗り方のご相談の中で、フラット(平滑)に壁を仕上げたいとうお客様もいるのですが、実はフラット仕上げが一番難易度が高いです。

 

 

コテに加える力やコテを塗り壁材にあてる角度を少しでも間違うと、壁材が波打ち、コテ跡が壁に残ります。これは言葉だけでは伝わらないと思うので、実践していただくとどれだけ難しいかよくわかります。

プロの左官職人さんはいとも簡単にすごいスピードで壁材をまっすぐ塗りますが、実はめちゃくちゃ難しいんです。実践すれば左官職人さんの技術がどれだけすごいのかよくわかります。

DIYは自分で好きなような塗り方で壁のデザインを作れるのも魅力のひとつなので、フラット(平滑)な塗り方も一度お試しください。難しさがよくわかると思います。

もし、フラット塗りをして納得いかないデザインになった場合、塗り壁材を塗った直後で乾燥していない状態なら、お好みのデザインに変整え直すことができるのも塗り壁材の良いところです。

DIYで塗り壁材にチャレンジする方は、ぜひアート(芸術)的な感覚でさまざまなデザインを作ってみてください。

 

2025/10/03(金曜日)2つある土壁強化剤の違いと利用方法


違いは土壁の中と表面どちらも強化するか、表面のみか

 

当社では土壁補修時の強化剤として2製品ご用意しております。

一つ目は浸透タイプで土壁の中と表面どちらも強化する「土強(どきょう)」

 

 

中も表面も固めるハイグレード品です。なのでボロボロで、凸凹が目立つ土壁補修にご利用ください。

「土強」の強度は試験動画でご確認ください。

 

 

二つ目の製品は「土壁表面強化剤」

 

 

その名のとおり補修する土壁の表面を強化します。
補修する土壁に凸凹はあまりなく、比較的平滑(フラット)な部分が多い場合にご利用ください。

「土壁表面強化剤」の施工方法は動画でご確認ください。

 

 

製品が違うため、使い方や性質も違うので一覧表でまとめてみました。

【土強(ドキョウ)】 【土壁表面強化剤】
用途 古い土壁内部を固める 古い土壁表面を固める
容量 1リットル 4リットル
施工面積 約1坪(3.3㎡)1回塗布 約1坪(3.3㎡)2回~3回塗布
成分 溶剤系 水性
下地 乾燥下地 濡れていてもOK
道具 ローラー、刷毛 ローラー、刷毛、噴霧器

 

状況により使い分けるわけなので、どちらかでかまわないですが、まずは、土強で内部を固め、次に表面強化剤で表面を固めればより完璧ですね!

皆さんも、2つの商品を使って、古い土壁補修如何でしょう!

 

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※ただ、注意事項があります。

 

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【注意事項】
古い土壁の状況を確認し、上記のように小舞竹や小舞縄が見えてボロボロになっている状況では、補修は難しいと思います。
下地が悪いといくら土を固めても長くは持ちません。この状況になる前に補修したいところですね。

2025/09/30(火曜日)【内部漆喰の塗り替え】出っ張りのある角部分が少しだけ欠けて漆喰が落ちている

塗り替え用下地材「ボードベース」でパテをつくろう

 

漆喰の塗り替え工事の依頼を受けた施工業者様よりお問わせいただきました。

「内壁の古い漆喰の塗り替え工事をお願いされたんだけど、出隅部分だけ、何かぶつけたのか漆喰が少し欠けて、剥がれている。その他の場所の漆喰はしっかり定着しているので、欠けている部分をどのように処理すれbさいいかな」

※出隅とは出っ張りのある角(コーナー)の事です。

 

とご相談を受けました。

このような場合は、塗り替えに使用する下地材「ボードベース」をご利用ください。

 

 

「ボードベース」は古い漆喰の上に新たしい漆喰を塗る場合などに使用する下地材ですが、少しだけ欠けや剥がれがある場合は、まず「ボードベース」を通常使用方法、壁面施工時より練り水量を減らし、パテ状(紙粘土より少し柔らかい程度)の固さになるように練り、それで欠けた部分の穴埋め作業を行い、平滑(フラット)にします。

埋めたボードベースが乾燥したら、塗り替え予定壁全面に今度は通常使用の練り水量で練ったボードベースを塗り付け、乾燥させてください。このように施工していただければ、ご用意いただく材料は「ボードベース」ひとつで済みます。

≫ボードベース詳しくはこちら・・・

 

あとは、その上に新しい漆喰を仕上げ塗りすれば塗り替え工事は完了です。

この度のお客様のように、「内壁の古い漆喰の上に、また新しい漆喰を塗る工事」と言っても、その現場で状況はさまざまです。

内壁の塗り替えに「ボードベース」を使用するのはわかるんだけど、現場の状況がこんな感じだからどうすれば良いかわからない場合はお気軽にお問わせください。

 

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