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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

「問題解決のご提案!」の記事一覧

2024/02/22(木曜日)土間材 ウルトラソイルを立ち上がりや壁に塗る場合のポイント③

二度塗り(二回塗り)で施工する

 

おかげさまで床・土間材「土間たたき ウルトラソイル」」はたくさんの現場、お客様にご採用いただいております。

「ウルトラソイル」をなぜ選んでいただいたのか?お客様に理由をお聞きし、まとめると下記の二つの理由が多かったです。

一つ目は、やはり仕上がりのデザイン!テクスチャ!

土の素材感が素朴な感じで、あたたかさのある空間になる。また、素材感は意匠性を高め、重厚な雰囲気も出し、高級感も感じる。

などですね。

 

 

二つ目は場所を選ばない強度!

外部のアプローチや玄関、犬走りはもちろん、店舗内装の床・土間、住宅内部土間(内土間)で使用いただいても問題無い強度があります。

 

 

■土間材 ウルトラソイル詳しくはこちらから・・・

 

以上が選んでいただいた理由ですが、玄関の階段部分や住宅の基礎部分、店舗ならカウンター部分など、立ち上がり、壁面へのご採用も増えております。

立ち上がり、壁面に施工するにあたり、いくつかポイントがあるのご紹介します。

ポイント三つ目は、「二度塗り(二回塗り)」で施工することです。

立ち上がり・壁面に施工する場合は、まず下擦り(1度目塗り)を行います。

下擦りの塗り厚は、塗り付けたとき、骨材が転がらない程度の厚み(約3ミリ)で塗り付けしてください。

下擦り(1度目塗り)が終わったら、15~20分程度時間をおき、下擦りを少し乾燥させ、水を引かせます。

 

 

下擦りを少し乾燥させた上に重ねるように、追っ掛け(下擦りが半乾き状態で仕上げ塗りを行う事)で仕上げ塗り(2度目塗り)を行い、平滑にします。

 

 

以上の三つが「土間材 ウルトラソイル」を立ち上がり・壁に施工する場合のポイントになります。

施工にあたり大きなポイント、三つに分けてご紹介させていただきましたが、これらをまとめた「土間材 ウルトラソイル 立ち上がり・壁面 施工要領」もあるので施工をお考えの方はぜひ一度ご確認ください。

 

■土間材 ウルトラソイル 立ち上がり・壁 施工方法はこちら・・・

 

2024/01/09(火曜日)塗り壁材料を練る(混ぜる)時のポイント

最初は標準練り水量より少ない水量で練る

 

「土壁」「漆喰」などの仕上げ塗りに使用する材料やその仕上げ塗り材料を塗るために下地処理を行う「下地材」などは水で練ってからコテで壁に塗り付けを行います。

 

 

そんな壁に塗るために各材料を練る(混ぜる)時、ポイントがあります。

各材料には標準練り水量があり、標準練り水量は当然壁に塗る時にちょうどよい固さになるように明記されています。

しかし、いきなり標準練り水量で材料を練らず、練り始めは標準練り水量の80%程度の水量で練ってください。

これには二つ理由があります。

①粉末材料の小さな粒子まで潰れ、混ざり残りができにくい

②固い材料に少しずつ水を加える事により、自分が塗りやすい固さに調整できる
※仮に練り水量を加えすぎて、壁に塗れないほど柔らかくなった材料には粉末材料を足して固くするしか方法はありません。

 

①は80%と少ない水量で固めに練ることによって小さな粒子まで潰れます。標準水量でいきなり練ると小さな粒子が潰れておらず、壁に塗った時、小さな塊が出てくることがあります。
塗りながらこれを取り除くのは非常に手間です。

固く練るので大変な作業ですが、後の塗る作業が楽になると思って取り組んでください。

 

②は固く練った材料に水を加えながら混ぜた方が、自分好みの固さに調整しやすいためです。

水を加えすぎて、壁に塗れないほど柔らかくなった材料は粉末材料を足せば固くできますが、調整方法として好みの固さにする微妙な調整は難しくなります。

 

 

以上二つの理由があるため、各粉末材料を練る(混ぜる)場合はお試しください。

2023/12/25(月曜日)【塗り替え下地処理】ビニールクロスは剥がさず下地処理するのがおすすめ

ビニールクロスは剥がさず塗り替える

 

リフォーム需要が高くなり、土壁や漆喰など、自然素材壁の塗り替えにチャレンジする方が増えています。

塗り替え時、一番多くいただくご相談下地が「ビニールクロス」。

ここでいつも問題になるのが「ビニールクロス」剥がすべきか剥がさないべきか論争です(笑)

当社は剥がさず、塗り替えする方法をおすすめています。その理由をご説明します。

 

クロスだけ綺麗に剥がれることがほとんど無い

 

クロスを剥がすと、糊が弱くなり定着が弱くなっていた部分は綺麗に剥がせますが、糊が成分が残り、しっかり定着している部分は

クロスの仕上げ面だけが剥がれ、薄い白い皮のようなものが残ったり、石膏ボード表面の紙まで一緒に剥がれ、石膏が露出して

しまったりします。

こなると下地が凸凹なる部分が増え、下地処理作業が大変になります。

また、薄い皮のような部分は強度がそれほどなく、塗り重ねる下地としてはかなり脆弱です。これを残したまま上に塗り重ねると、その部分から剥がれるリスクもあります。

以上のような理由から当社では「ビニールクロス」は剥がさず、塗り替えすることをおすすめしております。

塗り替え手順は下記でご覧ください

 

■ビニールクロス塗り替え手順⇒近畿壁材 | ビニールクロスに漆喰を塗る方法 (kinkikabezai.com)

 

剥がさず塗り替えをできるのはビニールクロスだけ

 

ただし、「布」や「紙」が素材のクロスの場合は、水分を吸うとかなり弱くなるため、事前に剥がす必要があるのでご注意ください。

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