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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2025/08/25(月曜日)リフォームするならアク止め処理も肝心

 


塗り替え前にまずあく止め処理を!

 

20年以上前に張ったべニアの上に「漆喰」を塗る試験を行いました。当社の研究室内の古い壁です。

アクがどの程度出るか確認するためにアク止め下地処理をせず、そのまま石膏プラスターを塗ってみましたが、やはりアクがかなり出ました。

古いべニア下地のアクが強い!のが有名です。しかもこの部屋は歴代の研究室担当者や営業マンがたばこを吸う場所でもあったため、非常に手強い!(笑)

 

 

 

写真の通り顕著にアクが出ています。
出ていない白い部分もありますが、ジョイント付近で、石膏プラスターの塗り厚が厚い部分だからなのか?出ていない場所もあります。

下地材を厚く塗れば止まるのか?検証が必要ですが、基本的にアクは何も処理しなければ止まりません!

 

この上に仕上げ塗りすると、当然仕上げ塗り面にまでアクは出てきます。

このような下地のリフォームを行うには「島かべプライマー」をこの上から塗布しましょう。

 

 

 

「島かべプライマー」は原液をそのまま塗布していただく商品です。

ビニールクロスのリフォームや、古壁の塗り替え時のアク止め処理にご利用ください。

 

手順としてはまず、合板(べニア)などの下地に直接「島かべプライマー」を塗布します。
乾燥させてから専用下地材「ボードベース」を塗って下地を作ってください。専用下地材「ボードベース」にもアク止め成分が含まれております。

工程は2工程になり作業手間が増えますが、メリットもあります。

「島かべプライマー」「ボードベース」ダブルでアク止め処理できるのより丁寧な施工方法になる点。また、「ボードベース」は乾燥すると白くなる下地材なので、「ボードベース」を塗って乾燥した時点で、アクが上がってきているかどうかの確認ができます。

「島かべプライマー」塗布だけだと、プライマーの塗り厚がほとんど無いため、アクが止まっているかどうかの確認ができません。

 

 

 

「島かべプライマー」の施工方法は、ローラーや刷毛で塗布し、乾燥は6~12時間、「ボードベース」は鏝(こて)で施工し、乾燥は12~24時間となります。

汚れが目立つ古壁の塗り替え時や、べニア、合板など木が材質の下地への施工をお考えの方はアク止め処理を忘れずお願いします。

2025/06/12(木曜日)剥がれた部分と剥がれていない部分が混在する壁の補修について

塗り替えを行う壁をフラットにする

 

当社は毎日壁の補修、塗り替えを検討中お客様からお問わせをいただきます。

その中でよくいただくお問わせが、補修したい壁が剥がれ下地が見えている部分と、剥がれずしっかり定着している部分とが壁一面の

中に混在している場合の補修です。

 

 

そのような場合は、まず、凸凹を直し、フラット(平滑)な状態にする必要があります。

フラットにせず補修すると、剥がれた部分と剥がれていない部分との境目で、クラック(割れ)が発生したり、完成後に色の違い(色ムラ)が出たりするためです。

 

まずは剥がれた落ちた部分周辺の強度確認

 

剥がれていない部分でも、剥がれ落ちた周辺は、定着が弱くなっている可能性が高いです。

剥がれた落ちた周辺の上塗りが残っている部分の壁をチェックし、簡単に落とせる程度にしか定着していないなら、落としてください。

 

剥がれ落ち下地が露出している部分の強化

 

次に剥がれ落ちて露出している部分の強度を確認します。露出部分の表面をほうき等で掃き、弱い部分を落とします。

この作業で残った部分は強度があると判断します。

その後、露出した下地部分の強度を上げます。露出部分が土壁なら「土壁表面強化剤」、モルタルや石膏プラスターなら「島かべプライマー」を塗布し、

強度を上げます。

 

 

ここでやっと穴埋め作業

 

ここでやっと穴埋めし、フラットにする作業が始まります。まずは、凹凸を直すのに必要な厚み(塗り厚)を確認してください。

塗り厚が2ミリ以下なら「下地材 さっと」を利用します。練り水量を減らし固練りし、パテ状に練ったもので埋めます。

フラット(平滑)にするのに2ミリ以上の厚みが必要な場合は「島かべドカッと」で埋めてください。

 

 

埋めた材料が乾燥したら、フラットになった下地全面に「島かべプライマー」を塗布し、あく止め処理を行ってください。

 

このような手順で下地をフラットにし、塗り替えを行う下地処理をするので、みなさんもチェックポイントを抑えといてくださいね。

2025/05/08(木曜日)外壁に塗れる土壁「塗ってくれい【外部用】」

外部に「土壁」を塗りたいニーズは増えています

 

販売させていただいてから多くのお客様にご利用いただき、採用実績が増えてきた、当社の「土壁 塗ってくれい」

 

 

「塗ってくれい」の特徴は土壁の風合いは残したまま壁への接着力を高め、且つ従来の土壁より固くしている事。

なので、店舗でも安心して使用でき、一般住宅だけでなく店舗にも採用いただく機会も多く、実績が増えました。

 

■土壁 塗ってくれい詳しくはこちら・・・

 

ご利用いただくお客様が増えるにつれ、増えてきたご要望が外壁にも使用したいニーズ。

そもそも従来の土壁より強度を高くしているんだから、外でも大丈夫なんでしょと言われる事もありました。

だだ、やはり素材は「土」なので、そのままでは外部に使用できません。なので、外壁に使用する場合、「塗ってくれい」+「撥水剤」で施工してくださいが、今までの当社の提案でした。

 

 

この提案で起きた問題が「撥水剤」の忘れです。さきほども言いましたが、「塗ってくれい」が従来の土壁より強度があるので、外でも使えると思い込んでいるお客様が多くいました。

そこでこの度「塗ってくれい【外部用】」を発売することになりました。

これでご注文時にお客様が【内部用】or【外部用】を選択するだけですし、選択されていないお客様には当社からどちらかを確認すればいいだけです。

塗って乾燥後の表情は【内部用】【外部用】どちらも同じように仕上がります。

 

 

この製品さえ使用すれば外部の壁に「土壁」仕上げが出来る「土壁 塗ってくれい【外部用】」

土壁を外部で採用してみたいとお考えの方はぜひご利用ください。

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