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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

「土間たたきについて」の記事一覧

2022/07/07(木曜日)文化財に土間たたき|本格的な三和土お探しですか?ご提案いたします。


 本格的な土間たたきには、文化財専用【重吉たたき】!


 

 

重吉たたきは、栗林公園の文化財に採用頂いております!

 

重吉たたきを施工していただいた文化財の茶室へ行ってきました。

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香川県高松市 栗林公園内にある旧日暮亭。江戸時代初期の大名茶室を今に伝える貴重な建物です。こちらの茶室犬走りに「重吉たたき」をご採用いただきました。

 

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写真で見ても伝わると思うのですが、おもむきのある茶室と本たたきの相性は抜群です!歴史と情緒ある建物の雰囲気がさらにグッと上がります。
日本の歴史ある建物の復元工事に当社商品をご利用いただいております。

 

■その他文化財の三和土(たたき)

 

高野山金剛峯寺の門

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仕事柄でしょうか、思わず土間三和土(たたき)に目を奪われました。
施工された職人様の知識や技術ももちろん高いのですが、非常にめずらしい見たことのない豆砂利が配合されておりました。

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画像ではわかりにくいかもしれませんが赤、茶、白等カラフルな豆砂利が土間たたきの表面に見えていて、綺麗な表情で仕上げていました。みなさんも高野山に訪れることがあれば一度ご覧になってくださいね。

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しかし、今現在土間たたきは伝統工法になり、配合できる方は非常に少なくなっています。また、土は全国各地で採取できますが、採取する場所によって粒度が違うので、現場判断でたたき土を製造するのも大変難しいのが現状です。
そこで、当社の「土」「石灰」「にがり」がセットになった【重吉たたき】が便利です。
文化財で土間たたきをする場合は、是非!重吉たたきをお試しください。

 

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2021/09/17(金曜日)土間たたき材料を探している方。お任せください!

弊社では、昔ながらの土間たたき

以前に社内勉強会で施工しました三和土(たたき)のその後をご紹介いたします。

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経年でいい表情になっています。

これからもっと年月が経つと、わらすさ部分の色が変わってきたり、苔や藻などが生えてきたりする可能性もあるのでさらに味わいが深まります。

経年変化を楽しめるのが本たたきの良いところですね(^^)

また施工場所は野ざらしで、直接雨に打たれる場所ですが表面の削れもありません。

弊社にもよくお問い合わせをいただくのですが、土・石灰・にがりを素材とする本三和土(たたき)、硬化後は雨で削れることはありません。

≪昔ながらの土間たたき製品はこちら・・・

人や自転車などが毎日のように通る箇所は、もちろん少しずつ削れてきますが・・・

時が経つに連れて風情が出てくる本たたき。本物にしかない変化を楽しむのもいいと思います。
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土間たたきのことならお問い合わせください!

2022/07/08(金曜日)土間たたき仕上げで表面の劣化を抑える方法?!|土間三和土(たたき)施工方法の検証

 


 スポンジ拭きで土間たたきの劣化を抑える!


 

昔ながらの土間たたき材料【重吉たたき】を使ってスポンジ仕上げ。

 

「重吉たたき」は、土と石灰とにがりがセットになった昔ながらの土間たたきです。
古民家や伝統建築の三和土(たたき)の施工は、「重吉たたき」をご利用ください!

元々は三和土の上を歩くわけではなくて、飛び石を伏せこんでその廻りをたたきにし、飛び石の上を歩いていたので劣化抑えられていました。
しかし、最近では飛び石がない場所へのたたきの採用が増えており、劣化しやすくなっています。なので施工時にちょっとひと工夫して表面劣化を予防することができます。
今回は、そんな劣化を抑えるために「重吉たたき」のスポンジ拭き仕上げをご紹介!

 

土間たたきスポンジ拭き施工方法

 

①バッサ状態(手で握り水分が出ない程度)に練ります。
※水分が多いと叩き締める際に材料が右へ左へ寄ってしまい上手く叩けません。

 


②叩き締める前にある程度全体が均一になるように敷き詰めます。その後万遍無く叩き締めます。
※いきなり叩き締めると不陸(凹凸)がうまくとれません。叩き鏝や木材でタコを作りたたくと重みがあってあまり力を入れなくても叩き締まります。

叩き終わっても、バッサ状態の材料を叩き締めているため表面が凸凹でザラザラしています。
このまま硬化しても表面がザラザラ状態なので上を歩くと削れてしまったりします。

 

 
③表面にスポンジで水分をあげながら整えていきます。表面に水分を含ませたら、分厚い鏝で全体を整えます。
水分を多く含んだ表面が密になり、表面強度が上がります。

 


④表面を整えたら(③)、当日もしくは翌日にスポンジ拭きを行います。
スポンジ拭きは、表面に浮いてきたノロ(表面にできた膜)を拭き取ることで、砂利が見えるような仕上がりになります。

 

酸洗い

⑥スポンジ拭き後、完全乾燥したら「酸洗い」の工程に入ります。
三和土はスポンジ拭き乾燥後は表面が白華(白く色ムラ)になるので、表面を酸で洗って仕上げ終了。

以上の工程で土間三和土の表面が密に結合しているため、削れに強い本物の三和土になります。
折角こだわりを持って採用頂いた三和土がいつまでも長持ちして頂きたいので、施工時のひと手間を加みてはいかがでしょうか?

 

【重吉たたき】を使った削れにくいスポンジ拭き工法のご紹介でした!

 

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