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2025/07/18(金曜日)漆喰(しっくい)に着色材はどれだけ入れるの?

漆喰に着色材を混ぜる目安

 

 

当社では塗り壁に関するご質問に日々お応えしております。そんなお客様からのご質問の中で、何度もいただくご質問があるので今日はそのご紹介をします。

当社は全16のカラーバリエーションがある、塗り壁用の粉末着色材(顔料)「壁カラー」という製品を販売しております。

 


①塗り壁用着色材【壁カラー基本色】

②塗り壁用着色材【壁カラーオリジナル】

③塗り壁用着色材【壁カラー土色】

 

この「壁カラー」どれも500g入り製品なのですが、漆喰に着色する場合「島かべしっくい20㎏」に「壁カラー500g」1袋入れれば良いのですか?というご質問を何度もいただました。

答えは・・・お客様の好みで変わります!が正しい答えなります。

 

どうゆうこと?

「壁カラー」は着色材なので混ぜる量で色の濃淡が違ってくるためです。「壁カラー500g」1袋混ぜて作ったカラー漆喰がお客様ご希望の色の濃さならばそれで良いのですが、どの程度の色合いにしたいのかはお客様にしかわかないためです。

例えば「壁カラー赤」を混ぜてカラー漆喰を作ると仮定します。「壁カラー赤」の混ぜる量を増やせば当然赤くなり、混ぜる量を減らせば、漆喰は白いためピンク色のカラー漆喰になります。

 

とはいえ、ご質問が多い以上お客様が参考になるものが必要なので、「島かべしっくい20㎏」に「壁カラー500g」1袋混ぜた16色の漆喰、全色掲載します。

 

■「島かべしっくい20㎏ 1袋に壁カラー500g 1袋」混ぜた漆喰

 

まずは基本色、「黄」「黒」「青」「赤」を500g1袋混ぜた「島かべしっくい」はこんな感じ。


        黄

       黒

       青

       赤

 

次に「クリーム」「グリーン」「グレー」「ピンク」「ブラウン」「ブルー」「ベージュ」のオリジナル7色!

 


      クリーム

      グリーン

      グレー

      ピンク

      ブラウン

      ブルー

      ベージュ

 

最後に土色の5色!

 


       黄土

       灰茶

       褐色

       山吹

       赤錆

 

これらカラーを参考の上、もっと混ぜて色を濃くするのか、混ぜる量を減らして色をうすくするかの参考にしてください。

2025/07/11(金曜日)下地の透けを防止するにはコテ塗り下地材がベスト

ジョイント(継ぎ目)がわかってしまう仕上り

 

DIYのお客様よりお問わせいただきました。

「新規の石膏ボード(PB)にジョイント処理をして、その後市販のシーラーを壁に塗布し、漆喰を塗ったら、ジョイント部分が目立つ仕上がりになってしまった」

同じお問わせが結構多いので、この度はその理由のと対策をご説明致します。

 

 

■ジョイント(継ぎ目)が目立つ理由

・ジョイントのパテ処理作業でフラット(平滑)にできていない

・水でうすめすぎたシーラー材の下地処理性能の低下

・仕上げに塗った漆喰の塗り厚が薄すぎる

 

特にジョイント処理には「ジョイントテープ(ジョイントネット)」を貼る作業を行うため、テープの厚さ分の凹凸が必ずできます。この凹凸をなくす作業がパテ処理になりますが、ご経験のある方はわかると思いますが、これが結構難しい作業です。

ここで凹凸をなくしておかないと、上に塗る漆喰は2ミリ程度の厚みで塗る材料のため、ジョイントテープの膨らみがわかる仕上りになります。

もし、このパテ作業でかなりフラット(平滑)に下地処理できていたのに、ジョイントが目立つ仕上がりになったのなら、シーラー材を水でうすくしすぎたか、漆喰の塗り厚がうすいかのどちらかです。

 

 

ジョイント(継ぎ目)の膨らみを隠せる下地材

 

では、ジョイントが目立たないようにする対策はどのようにするればよいのかご説明すると・・・

 

■ジョイント(継ぎ目)対策

・シーラー材ではなく、コテで塗る下地材で下地処理を行う

・仕上げ漆喰はフラット仕上げではなく、コテ跡を残すパターン(模様)仕上げを採用する

 

コテ塗りになるため、シーラー材より作業は多変ですが、下地材を塗ることでかなり対策になります。理由はコテで塗る分、下地処理の段階で厚みがつくため、パテ処理が多少雑な処理になっていたとしても、下地材塗りの段階でかなりフラットにできます。

 

【漆喰用コテ塗り下地材はこちら・・・】

 

また、漆喰の仕上げ方もパターン(模様)を採用することにより、最終仕上げに凹凸ができるので、下地処理で多少凹凸があってもわからなくなります。

 

 

もし、最終の漆喰塗りをフラット(平滑)で仕上げる場合は、下地処理にコテ塗り下地材をご利用することをお勧めいたします。

2025/06/12(木曜日)剥がれた部分と剥がれていない部分が混在する壁の補修について

塗り替えを行う壁をフラットにする

 

当社は毎日壁の補修、塗り替えを検討中お客様からお問わせをいただきます。

その中でよくいただくお問わせが、補修したい壁が剥がれ下地が見えている部分と、剥がれずしっかり定着している部分とが壁一面の

中に混在している場合の補修です。

 

 

そのような場合は、まず、凸凹を直し、フラット(平滑)な状態にする必要があります。

フラットにせず補修すると、剥がれた部分と剥がれていない部分との境目で、クラック(割れ)が発生したり、完成後に色の違い(色ムラ)が出たりするためです。

 

まずは剥がれた落ちた部分周辺の強度確認

 

剥がれていない部分でも、剥がれ落ちた周辺は、定着が弱くなっている可能性が高いです。

剥がれた落ちた周辺の上塗りが残っている部分の壁をチェックし、簡単に落とせる程度にしか定着していないなら、落としてください。

 

剥がれ落ち下地が露出している部分の強化

 

次に剥がれ落ちて露出している部分の強度を確認します。露出部分の表面をほうき等で掃き、弱い部分を落とします。

この作業で残った部分は強度があると判断します。

その後、露出した下地部分の強度を上げます。露出部分が土壁なら「土壁表面強化剤」、モルタルや石膏プラスターなら「島かべプライマー」を塗布し、

強度を上げます。

 

 

ここでやっと穴埋め作業

 

ここでやっと穴埋めし、フラットにする作業が始まります。まずは、凹凸を直すのに必要な厚み(塗り厚)を確認してください。

塗り厚が2ミリ以下なら「下地材 さっと」を利用します。練り水量を減らし固練りし、パテ状に練ったもので埋めます。

フラット(平滑)にするのに2ミリ以上の厚みが必要な場合は「島かべドカッと」で埋めてください。

 

 

埋めた材料が乾燥したら、フラットになった下地全面に「島かべプライマー」を塗布し、あく止め処理を行ってください。

 

このような手順で下地をフラットにし、塗り替えを行う下地処理をするので、みなさんもチェックポイントを抑えといてくださいね。

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