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施工方法CONSTRUCTION METHOD

ボロボロしている古い土壁補修マニュアル

漆喰が剥がれ落ち、土壁がむき出しになった箇所の補修工事は多くあります。しかし、下地の破損状況以外にも当時の施工方法や使用材料など種類も様々です。新築での漆喰施工とは違いマニュアル化の難しい工法でもあります。

この施工要領書では、一般的な土壁下地の補修をマニュアル化したものであり、すべての状況を保証するものではありません。

【補修計画】
補修箇所が、下記のような状態ではこのマニュアル通りの補修はできません、下地改修の再検討が必要です。
■小舞竹が露出し、縄が腐っている。
■中塗り土も剥落し、壁面を叩くと浮いている。
■指で押さえるだけ穴が開くほど表面がボロボロである。
■荒壁がすべて露出している。
■破風、軒などの下地が露出している。

  • 手順1

    古い漆喰撤去・下地の確認等

  • 手順2

    浸透性土壁強化剤「土強(どきょう)」塗布

  • 手順3

    亀裂・不陸調整

  • 手順4

    「島かべドカッと!」塗り

  • 手順5

    「島かべネット」貼り付け

  • 手順6

    「島かべドライストップ」塗布

  • 手順7

    下地材「漆喰ベース」塗り

  • 手順8

    「島かべしっくい」上塗り

  • 手順9

    「島かべ撥水剤」塗布

使用材料と価格表

施工手順詳細

手順1

古い漆喰撤去・下地の確認等

※古い漆喰・土壁の撤去(はつる)及び下地の確認
土蔵や土塀の補修は、現状の傷み具合の確認が重要となります。何層にも塗り重ねられている土蔵や土塀の場合どの層で浮いているのか亀裂が発生しているのか見極め、浮き・亀裂等がある場合は、その箇所まで撤去し塗り直す必要があります。

※洗浄清掃・鏝摺り
長期間補修せず風雨に曝されている土壁は、表面の粘土分が流れ落ち、砂などが露出しボロボロ落ち表面の強度がありません。状況にもよりますが、補修面をブラシなどで水洗いし弱い部分を落とし、木鏝などで鏝摺りを行うことで表面に粘土分が浮き上がり乾燥後強くなります。

 

手順2

浸透性土壁強化剤「土強(どきょう)」塗布

刷毛、ローラーを使用し、乾燥した古い土壁下地に「土強」を塗布します。浸透性が高い「土強」は、弱くなった土壁の空隙内部まで入り込み、内部と表面どちらも強化します。

new土強

≫浸透して古い土壁を強化する土強(どきょう)くわしくはこちらからご覧いただけます。


【完全乾燥】 (乾燥時間目安 24時間~48時間)

 

手順3

亀裂・不陸調整

亀裂部周辺は浮いている場合があります。よく確認してください。
亀裂周辺をVカットします。また、大きく剥落(穴)などが空いている部に「島かべドカッと!」を固練りし、パテ埋めします。

【完全乾燥】
(乾燥時間目安2~3日厚み、季節により乾燥時間が変わります。)

手順4

「島かべドカッと!」塗り

パテ埋めドカッっと!が乾燥したら「島かべドカッと!」を全面に塗ります。 10mm以上の厚みが必要な場合は、数回に塗り重ねる必要があります。 下地の不陸を調整して下さい。


≫10ミリ以上の厚みがダレなく塗れる島かべドカッと!くわしくはこちらからご覧いただけます。

 

手順5

「島かべネット」貼り付け

「島かべドカッと!」乾燥前に「島かべネット」を全面に伏せ込みます。

鏝でもみ込み、 「島かべドカッと!」内部に沈めるように伏せこんでください。ネットの伏せ込み後は【完全乾燥】してください。

≫割れ防止のために挟み込むネットくわしくはこちらからご覧いただけます。

 

手順6

「島かべドライストップ」塗布

「島かべドライストップ」3倍液を塗布


刷毛、ローラー、及び噴霧機使用
補修面全面に「島かべドライストップ」3倍液を塗布します。

 

【完全乾燥】
(乾燥時間目安 6時間~12時間)

手順8

「島かべしっくい」上塗り

「漆喰ベース」の上に「島かべしっくい」で上塗りを行います。


水が引くまで鏝押さえをしっかり行って下さい。
≫仕上げに塗る漆喰城かべくわしくはこちらからご覧いただけます。

手順9

「島かべ撥水剤」塗布

「島かべしっくい」が乾燥後、カビや汚れ対策に「島かべ撥水剤」をローラー、刷毛等で塗布します。


≫塗った漆喰壁をきれいに保つ撥水剤くわしくはこちらからご覧いただけます。

【完全乾燥】
(乾燥時間目安 24時間~48時間)

注意事項

施工上の注意事項

〇土壁は何層にも塗られている場合があり、表面が硬くても内部で浮いている場合があります。浮いている箇所まで必ず撤去して下さい。
〇古い漆喰及び、砂漆喰は必ず剥がし、土壁面から補修を行って下さい。
〇亀裂箇所周辺は浮いている場合があります。Vカットし目地処理を行って下さい。
〇表面がボロボロしている面は撤去して下さい。
 ※土強は浸透性です。表面のボロボロした面を固めることはできません。
〇各工程必ず完全乾燥を行って下さい。
 ※特に冬場は、ドカッとの厚塗り面は長時間乾きませんのでご注意下さい。
〇昼夜養生期間含む、気温5℃以下での施工は行わないで下さい。
〇ドカッとは練り置きできません。必要量練ってお使い下さい。
〇ドカッと表面は、木鏝及びスタイロフォーム等でもみ込みフラットにして下さい。
〇ネットのつなぎ目は必ず10cm以上重ねて下さい。
〇ネットは、鏝でもみ込み、ドカッと内部に沈めて下さい。
〇記載商品の使い方及び成分等は、各カタログでご確認下さい。
〇土強及び撥水剤は溶剤系につき引火性があります。火気取扱いにご注意下さい。
〇このマニュアルは撥水剤を推奨しております。油は入れないで下さい。
〇本マニュアルは、一般的な土壁補修マニュアルです。すべての補修に該当し、施工を保証するものではありません。
〇ご不明な点は、お問合せ下さい。

使用上の注意事項

・施工時は必ず保護具(保護手袋・保護メガネ・マスク等)を着用して下さい。
・使用混連は、換気のよい場所で行って下さい。
・使用後は、うがい及び手洗いを十分に行って下さい。
・使用後の道具は、水洗いして下さい。

《応急処置》
○目に入った場合 ・・・・・ 直ちに大量の水で洗浄し、医師の診断を受けて下さい。
○皮膚に付着した場合 ・・・・・ 直ちに水でよく洗浄し、必要に応じ医師の診断を受けて下さい。
○誤飲した場合 ・・・・・ 大量の水を飲ませ吐かせた後、直ちに医師の診断を受けて下さい。

《廃棄上保存上の注意》
各都道府県条例に基づき処理するか許可を受けた産業廃棄物処理業者に処理を委託してください。

近畿壁材工業株式会社

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