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2019/02/23(土曜日)寒い時期でもウルトラソイルは1日で仕上がるの?

冬は左官仕事には強敵ですが、工期の関係上、施工しなければいけない事もあります。
今回は土間のたたき風材料「ウルトラソイル」を施工した現場にお邪魔しました。

シーラー処理や墨出し等の事前処理は前日までに終わらせて頂いています。
私がお邪魔した時は塗り付けも押さえも終わっている状態でした。

18㎡ほどの現場ですが、左官職人様は「塗り付けは2人で2時間ぐらいで十分だったよ」とおっしゃっていました。
さらにこの現場はよりたたき風に見せる為に、大きい骨材(塗り厚が15㎜なので以内に収まるもの)を塗り付けた後に、ばらまいて押さえています。
さすが本職の方々ですね。慣れている作業は本当に早い!

しかしウルトラソイルはここからが本番です。
意匠をたたき風に見せ、さらに高強度で後々ボロボロと削れたりしないのを両立する為に、拭き取り作業があります。

気温は5℃は下回っていないと思いますが、塗りつけてから4時間後ぐらいにスタイロフォームを置いてもあまり型もつかず乗れる状態になり、いざ拭き取り開始です。
今回は屋内で風も抜けないので、少し拭き取りまで時間がかかりましたが、屋外や風が抜けるともっと拭き取りまでは早くなります。

たたき風に見せる為には、表面のノロが邪魔なので、左官刷毛でしっかり表面を荒らしながら混入されている砂利が見える程度に拭き取っていきます。
㎡数にもよりますが、全面先に左官刷毛で荒らして行く方が効率が良さそうでした。
その後、残ったノロをスポンジを何度も洗いながら表面を整えました。

埋め込んだ大きい骨材もしっかり見えていますね。
仕上げていくと同時に養生類も外しながら完成です。

冬場でも1日で仕上がって良かったですが、特に寒い時期は、この後白華する恐れもあります。
その場合は酸洗いの作業が別途必要になってきますので、元請け様や施主様への周知をお願いしたいです。
左官職人様の施工の感想は「強度を優先してるから仕方ないけど、ノロが少し多いから、拭き取り時の水替えが大変だね。水を大きいバケツで貯めておく等、水替え作業をスムーズにすればもう少し楽に終わるね。ただ本来のたたきの手間とは雲泥の差だけどね(笑)。古民家とか店舗には提案するよ」といったものでした。

お施主様に仕上がりも喜んで頂き、貴重な現場のお声も聴け、勉強になる訪問でした。

«ウルトラソイルの商品概要はこちら・・・
続々とウルトラソイル関連のブログ記事がアップされていて、一覧でご覧になれます。

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2019/02/19(火曜日)お寺の鐘撞き堂に土間たたき「ウルトラソイル」を施工していただきました

先週以前からお付き合いがある職人様が、はじめて弊社土間たたき材「ウルトラソイル1㎡セット」を施工してくださることになり、施工説明にお伺いしました。現場はお寺の鐘撞き堂の土間です。
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事前に下地コンクリートに「城かべシーラー」を塗布していただいており、準備万端!練って材料を塗り付けていきます。
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練り加減はコンクリートなどと比べると、少し硬め。その理由はウルトラソイルは強度と下地への接着力を高めるため、樹脂が配合されています。樹脂が入ると材料自体にねばみがあるため、少し硬めに練った方が、鏝離れが良くなり、塗り付け時施工しやすくなるためです。
施工㎡数は約30㎡、職人様お二人で練りと塗り付けを分担して約2時間半で塗り付け終了。この日は気温が7℃と低めだったので、塗り付け後の養生時間が少し長くなるかな?と個人的には思っていたのですが、風がかなり強く吹いていて、思ったよりもはやく乾燥しました。内部、外部どちらも施工可能な商品ですが、やはり気候条件、環境によって仕上げ拭き取りまでの養生時間に違いがでます。塗り付つけ完了後、30分程度してから仕上げ拭き取りへ。
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濡らした刷毛で表面のノロと取り、取ったノロをスポンジで拭き取っていきます。左官さんいわく、刷毛も毛が硬いものを使用した方がこの材料のノロ取りにはいいねと言っていました。
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拭き取ったあとの表面はこんな感じです。表面に砂利が出てきます。この度はカラー山吹をご採用いただきました。
>>ウルトラソイルのご購入はこちらから・・・

この後1週間程度乾燥させてから表面を酸洗いしていただきます。酸洗いすることで、白華して白くなった部分を除去するだけでは無く、砂利の表面にうすく残ったノロがきれいに落ち、より砂利が表面に際立つようになります。
https://youtu.be/rwFeiIWzXLA

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20181220102224675_0001 近畿壁材の材料を使用した現場写真募集中です!

2019/02/07(木曜日)木摺り下地にドカッと漆喰塗ってます!

以前にご紹介させて頂いたお寺の現場。
本堂の漆喰工事が終わり、本堂横の庫裏(くり)の施工に入っています。


«以前の記事はこちら・・・

 

庫裏も木摺り下地で一度に厚付け出来る「島かべドカッと」を使用して施工していきます。

猛暑の中、左官職人様は本当にお疲れ様です。
島かべドカッと!は砂漆喰よりも乾燥が早いため、完全乾燥したところからシーラーを塗り、中塗り→上塗りと施工していきます。
«ドカッとの軽さ、強度が分かる砂しっくいとの比較サンプル申し込みはこちらから・・・

 

今回の訪問では庫裏の内装の打ち合わせもしました。
和風の要望でしたので、ボードに直接塗る事が出来る土壁「塗ってくれい」をご提案し採用頂きました。

ビス穴やボードの継ぎ目の処理の仕方を打ち合わせし、実際に塗ってくれいの現物を左官職人様に塗って頂き、材料の感触をつかんで頂きました。
«塗ってくれいを試してみたい!現物サンプルはこちらから・・・

 

 

11月頃の完成で来年のお正月は新築のお寺で参拝出来るように、着々と進んでいますので又随時ご報告したいと思います。

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