近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
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2015/11/02(月曜日)撥水試験用:色漆喰塗り

今日は先日ご紹介しましたリニューアルし復活した城かべ接着剤の上に漆喰上塗りをしています。
外部、雨がかりがある壁面に城かべ漆喰に無機顔料バイエル黄を多めに配合し、濃い色漆喰を作りパターンで仕上げます。
濃くしたのは雨による二次白華(エフロ)が出た場合に分かりやすくするため、パターン仕上げにしたのは押さえ仕上げよりも表面吸水率が高いので、より結果が分かりやすい撥水試験ができるからです。
試験は城かべ油、プロテクターG、プロテクターEX、新トップコート4種類です。
城かべ油は漆喰混入タイプですが、その他3種類は上塗り漆喰乾燥後、表面に塗布します。
3種類のトップコート施工時またご報告したします。
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2021/11/01(月曜日)土壁販売|文化財には荒壁土が必要


伝統工法で補修する文化財には荒壁土も使う


 

以前から何度かご紹介させていただいた文化財補修現場ではただいま荒壁土づくりの真っ最中でした。
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荒壁土に入っている荒すさ(切りわら)が発酵して無くなっては追加で投入し、再度練り合わせ、一定期間熟成させてから使用します。
非常に手間のかかる作業です。
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この作業を行うことにより、塗りつけの際の作業性向上、保水性向上、収縮クラックの防止や分散などに繋がると言われています。先人の方々はどこからこのような考えが思いついたのでしょうか?すばらしいですね!
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もちろんこちらの文化財現場も落とした古い土壁(古土)と新しい荒壁土とを混ぜて使用します。

古土を混ぜると強度が上がり、灰汁が出ることが少なくなり、凍害も少なくなると言われております。
ますますすばらしい!どこからこんな知恵が・・・・

荒壁土だけを見ても先人の方々の知恵の集約ですね。本当に奥が深いです。

ただ現在は残念なことに、全国的に練り土屋(ドロコン屋)さんが少なくなっております。お近くに荒壁土を購入する手立てが無い場合は弊社までお問い合わせください。
当社では荒壁土、荒壁土に混ぜる荒すさ(切りわら)とも販売しております。

<<荒壁土はくわしくはこちら・・・
<<荒すさ(切りわら)くわしくはこちら・・・

 

土壁材料のことならお問わせください!

2015/10/27(火曜日)土蔵の塗替え!~クラック補修も匠の技術~

今回は、土蔵の補修現場の見学にお邪魔しました。少しヘアークラックが入ったのが気になるとの事で、今回完成した亀裂補修用のパテ「ヒビキエール」のテストを兼ねて色々と現場で教えて頂きました。
補修やメンテナンスは、時間との勝負でもあり、乾燥スピードなど重要であることを実感しました。補修は、左官屋さんの技術も重要で上手く補修するのもある意味匠の技術なんですね。勉強になりました。
漆喰補修土蔵
その後お施主様に蔵を案内頂き見せて頂きました。
城かべ 土蔵 補修 土蔵 城かべ改修 土蔵 塗替え

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