近畿壁材 | 2021 | 9月
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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2021年9月の記事一覧

2021/09/01(水曜日)玉砂利の話・・・千鳥砂利お勧め!

玉砂利のお勧め3種類ご紹介


 

近畿壁材では、皆さんにはあまりなじみの無い玉砂利も販売中!
最近は、ホームセンターなどでも品揃え豊富で、建築洋式も洋風になるにつれ、和風玉砂利も難しくなってきました。
そんな中、今回現場でご使用いただくことの多い2種類の玉砂利をご紹介・・・

玉砂利は、敷き砂利から洗い出しなど様々な用途で利用されます。
その中でも、敷き砂利に使われるのが多いのが、

 

◆大磯砂利!!(おおいそじゃり)

洗い出しに使われる事が多く丸みもあり、お寺や神社などの現場によく合う和風砂利です。
濃い目のグレーが建物を引き締めます。

≫洗い出しに最高!大磯砂利の詳しい情報は・・・コチラ

 

そして最後にご紹介は、近畿壁材が誇る、究極の玉砂利『千鳥砂利』です。

◆千鳥砂利

千鳥砂利は、和風、洋風どちらにも合う玉砂利で、敷き砂利から洗い出し、土間たたきなどに入れても美しい玉砂利です。


基礎の立ち上がりなどにも合います。
土間の洗い出し、大礒砂利とのコラボ!

≫千鳥砂利に関しての詳しい情報は・・・コチラ

 

近畿壁材では、その他様々な玉砂利を扱っております。塗り壁以外にも左官造園資材もラインナップ!
お気軽にご相談下さい。

≫近畿壁材の左官造園資材はコチラ・・・

 

玉砂利各種あります!お問合せ下さい!

2021/09/30(木曜日)砂漆喰が無い場合も・・・

砂漆喰(中塗り漆喰)は昔は高価だった?


 

土壁漆喰
今では漆喰仕上げの中塗り(不陸調整材)としても必要不可欠の砂漆喰ですが、すべての状況において必ず使われていたわけではないようです。

古い建物の修繕や解体、または一部欠損している場所を確認しても、土中塗りの上に上塗り(通常の漆喰仕上げ)がされているのをよく見ます。

もちろん城郭建築や土蔵など、漆喰による大壁仕上げなどの場合は、十分な厚みで砂漆喰が塗られていますが、社寺や書院造りなどの真壁造の建築では以外に砂漆喰は使われていません。

考えるに・・・(何の根拠もない仮説ですが)

①そもそも昔は石灰が高価で一般の住宅には大量に使用できなかった?

②土壁の精度も高く不陸調整の必要が無かった?

③建築様式で軒が長く、直接風雨にもさらされないので厚く塗る必要が無かった?

などの理由が考えられますが、土の上に薄く(2mm程度)上塗りを塗って何十年も落ちずに保たれているのはすばらしいですね。

また、漆喰が剥がれ落ちても漆喰部分だけが綺麗に剥がれるので20~30年程度の定期的な塗替えを心掛ければ、土を傷めず何百年も持つんでしょうね。

漆喰が傷んだら土がむ傷む前にすぐにメンテナンスが必要ですね。

最近は、付着力や強度ばかりに目が行きがちですが、土壁・漆喰は自然素材のただの石灰岩ですから定期的なメンテナンスは当然必要になります。
それでも数十年もつのはすごいですよね。

以前上塗りだけきれいに剥がせる仕事が良い仕事。剥がれればまた塗ればいいじゃない。と言っていた左官屋さんもおられました。

何十年、何百年持つ工法も重要ですが、荒壁や、中塗り土が傷む前に定期的に上塗りだけメンテナンスすれば費用も少なくてすみますしね。

先人はやはりよく考えていたんですね。
<<砂漆喰とは・・・島かべ砂漆喰はこちら

 

先人の方はどんな方法で土下地に漆喰を塗っていたのか?

 

では、どんな工法でやってたのか、考えるに・・・(再度根拠のない仮説ですが)

①土に水湿しをジャブジャブしていた。(ちょっと現実的じゃないですよね、ムラ引きしそうです。)

②土に追っ掛けしていた。(これは今でもやられている人は多くいますが、土や藁すさによってはアクが出る場合があるので注意が必要です。特に寒い時期)

③引き糊を使用した。(これも現代でのシーラー替わりですから、今でもやられている人が多くいます。)

④上塗りの漆喰の糊が濃い。(③と近いですが・・・)

あと、土が入っていたり、紙すさだったり、貝灰だったり、色々仮説を考えるとおもしろいですね。

砂漆喰が塗られていない場合。

砂灰 砂漆喰 砂灰

砂漆喰が塗られている場合

砂漆喰

 

漆喰にご興味がありましたらお問合せ下さい!

 

2021/09/01(水曜日)汚れに強い!そして割れにくい!そんなデザイン漆喰はいかがですか?

 


リライムは汚れに強い、割れにくい漆喰です!


 

漆喰の特長といえば抗菌性能、調湿機能、不燃材料等があげられます。

しかし最近は建築様式の変化もあり、意匠性(デザイン)の自由さからもしっくいを選ばれる方が増えたように思います。

真っ白の漆喰を真っ直ぐ塗るだけではなく、着色したり、模様(パターン)をつけたりして建築の雰囲気に合わせるためです。

 

パターンが容易にできる外壁漆喰デザイン!

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しかし、場合によっては従来の伝統の漆喰では長持ち出来ないような状況になっています。

例えば、漆喰は施工時に鏝押さえをすればするほど強度が増します。

しかしパターン(模様)仕上げすると、十分な強度が得られず、吸水率も上がってしまいます。

内装の場合は問題ないのですが、外装だと強度不足や吸水率が上がると、浮きやクラック、カビや藻の原因になり結果的に壁の寿命が早まります。

漆喰がそうならないために誕生した商品が、ニュータイプの漆喰「リライム」です。

リライム

漆喰の持つ調湿や抗菌等の機能はそのままに、パターン(模様)仕上げでも十分な強度、さらには撥水効果も向上させ、従来の漆喰よりもクラックにも強い漆喰になっています。

軒が短い、もしくは軒が無いなど、洋風の住宅をお考えの方。

外部に漆喰模様を付ける仕上げをお考えの方。

内装でも水回りの漆喰施工をお考えの方は是非ご検討くださいませ。
>>漆喰が汚れやカビでお困りの方はこちら・・・

 

余談ですが・・
「リライム」には撥水効果や付着力を上げるために透湿樹脂を混入します。一般的に樹脂系になってしまうと施工の際、粘つきがあり、フラット(まっすぐ)仕上げは出来ないものですが、「リライム」は押さえる事も可能です。

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