近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
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2015/09/28(月曜日)プロテクターB

前にし漆喰に松煙と油煙を混ぜて黒漆喰を作りました。それを放置していたら、いたんできたので今回はその補修をしたいと思います。

あまり難しいことはできないので今回はプロテクターBを使いたいと思います。

プロテクターBは瑞黒のリペアー材としてよくご存知の方もいらっしゃると思います。瑞黒を施工した際の色ムラや2次白華の色ムラができたときにご利用頂いています。よく振ってから使用してください。それでは塗っていきます。

刷毛やローラーで施工できて作業性もいいです。

塗って乾燥させました。やはり刷毛だと跡がでますので短毛のローラーがいいと思います。あと、撥水効果もあるので外に置いて経過観察しています。鏝を使わないので匠に役立つ塗り壁ブログではないかもしれませんが、私は初めて使ったので商品のいい勉強になりました。

2022/06/01(水曜日)土壁販売|土塀の土壁を固くする強化剤


文化財の土塀を固めるためにご利用いただきました


 

以前ご紹介させていただきました、鳥取県湯梨浜町にある尾崎氏庭園の修復工事がいよいよ始まるので再度現場で工程打ち合わせをして参りました。

浸透性土壁強化材「土強」は納品済みで、噴霧して古い土壁を強化するところです。

 

<<土壁強化剤くわしくはこちら・・・

 

もちろん、その前に風化して砂が表面に出てきている弱い土壁部分は全て撤去していただきました。

「土強」塗布後、落としてから保管してある古い荒壁土と新しい荒壁土を混ぜたもので不陸調整を行い、その後中塗土で大直ししていきます。今年中に土中塗工程までして、仕上げ漆喰工程は来年の春以降の予定です。

当社では今は貴重になった「荒壁土」も販売しております。手に入らず困っている方はご相談ください。

 

<<貴重な荒壁土はこちら・・・

 

現場にはまたお邪魔させていただくので、工程が進み次第ご紹介させていただきます。

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土壁補修の事ならお問わせください!

2015/09/22(火曜日)シルバーウィークなのでやってみた!「しじみ漆喰」

松江のお客様よりしじみの貝殻を沢山頂きました。以前から「しじみで漆喰」の話をしていたので、連休を利用して作ってみた。
石灰岩と違って貝殻は焼きやすいと言われていますが、実はそんなに簡単には焼けません。
しじみ 貝灰
本当は耐火煉瓦で竃を作りたいところですが、ペール缶で挑戦。本当は熱がこもって冷めない形状がいいのですが、さすがに時間とお金がが掛かるのと場所がいるので断念!
簡易焼成炉の完成。
貝灰 しじみ しじみ貝灰
ブロアーは空気を送る用です。今回は、熱量が必要という事で石炭。いい感じで燃えてきました。
そこにしじみ投入、上からまた石炭・・・ブロアー全開、とにかく暑い・・・・
黒いしじみが白くなってくれば焼けた証拠です。生石灰というより生貝灰
貝灰 しじみ
塩を入れれば塩焼きですが・・・焼けくさしも多いですが、一晩おいて一応完成。
白くなっていれば消化します。

貝灰漆喰 淡路 貝灰 漆喰
通常水をかけて消化ですがこれまた邪魔くさいのでそのまま貝灰乳、貝灰スラリー・・・貝灰クリームなんでもいいけど!水に浸けて待ちます。
貝灰スラリー
消化してきました。
しじみ 宍道湖 貝灰
あとは、40メッシュぐらいの網で未消化部分を取り除いて出来上がり!!
いかがですが?貝灰クリーム・・・
貝灰 石灰クリーム しじみ漆喰
これを漆喰にして塗ってみます。
また後日ご紹介します。

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