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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

「土壁材料」の記事一覧

2022/08/03(水曜日)土壁販売|土壁はどんな材料(素材)で作る?


土壁に主に使われる3つの材料


 

土壁は日本で1500年ほどの歴史があり、昔から現在に至るまで、主原料は変わらず「土」「砂」「藁すさ」の3つが使われます。

そんな土壁の材料(素材)をご紹介します!

 

〇土壁の材料(素材)「土」

はるか昔の時代から私たちの身近にある「土」。

元々、土は日本全国どこでも採取出来ていましたが、近年は建物が建ったり、採取禁止になったりして、塗り壁や土間たたきの素材としての、土の確保が非常に困難になってきました。

しかし、当社がある淡路島は、昔からきめ細かい良質な粘土が採取される産地として有名で、今現在も豊富に採取することができます。

この良質な粘土を元に、栄えた産業が日本三大瓦のひとつ「淡路瓦」で、当社はこのきめ細かい粘土を壁の材料として長年販売させていただいております。

土は粒度により大きく4つに分かれます。

そのなかでも一般的に、土壁は粘土の多い、粘い土が使われます。

土壁などに使用する場合、強度を受け持つのは、ほぼ粘土の部分です。なので粘土が無いと壁材として強度が確保できません。

そういう意味では淡路島の土はきめが細かいため粘土分が多く、壁材にも適した土になります。

<<土壁に使う「土」くわしくはこちら・・・

 

〇土壁の材料(素材)「藁すさ」

藁すさは、主に土壁の亀裂を防ぐつなぎ材としての役割と、作業性向上効果もあります。

利用場面など使われる土壁により、長さや性質が違うものが使われてきました。

例えば土壁の下地として使われる荒壁の藁すさ「荒すさ」は、厚塗る壁のため、10cm程でカットされた非常に長く太いものになります。

仕上げ(上塗り)工程に近づくにしたがって、土壁に混ぜる藁すさも、より細かく裁断されたものを使用します。

特に最終の仕上げ塗り(上塗り)に混ぜる藁すさは特殊で、「アク抜き」処理を行った藁すさ使用します。

「アク抜き」処理をした藁すさはその名のとおり、仕上げ表面にアクが出にくく、繊維も柔らかいため、うすく塗る仕上げ塗り土壁に適したものになります。

<<土壁の素材、「藁すさ」はこちらから・・・

 

〇土壁の材料(素材)「砂」

土壁の砂は骨材として混ぜ、乾燥による収縮を軽減し、割れ(クラック)の発生を抑制します。

ただ、砂の配合量を増やせば増やすほど、土壁としての強度が下がるので適量にする必要があります。

「藁すさ」と同じで、仕上げ塗り(上塗り)工程に近づくにしたがって粒度の細かい砂を使用します。

上塗りに近づくほど、塗り厚がどんどんうすくなっていくためです。

<<土壁の素材、「砂」はこちらから・・・

 

 

このような土壁の素材の他にも、糊土(のりつち)と呼ばれる仕上げで、海藻糊などを素材として入れる、土壁仕上げもあります。

海藻糊は、土壁の保水性あげたり、作業性を良くします。

 

土壁は主な3つの材料(素材)に加え、糊や着色材を加えることで様々な使い方、仕上げ、デザインにできます。

 

◇土壁材料関連ブログは下記から

<<土壁材料について こんな時何を使うの?


<<土壁を塗るための下地材料について


<<仕上げ(上塗り)に使う土壁材料について


<<土壁補修に使う材料について

 

土壁の素材ならおまかせください!

2022/08/05(金曜日)土壁販売|仕上げ塗りに使う土壁をお探しではありませんか?

 


塗り壁の中でも一番歴史がある言われている土壁


 

世の中に自然素材と言われる「塗り壁」は多く普及しておりますが、もしかしたら弊社が製造している「本土壁 やすらぎ」が一番古い自然素材の塗り壁の分類かもしれません。

やすらぎの素材(原料)は「土」と「砂」と「藁」と「海藻糊」だけでまさに自然素材の基本形です。

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今回は、滋賀県大津市指定の文化財でもあります竹林院様に塗られた本土壁「やすらぎ」をご紹介します!

実際にご採用いただいた「やすらぎ」の写真がこちら

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やはり、伝統的な土壁仕上げの「やすらぎ」このような文化財に合いますねぇ。

_DSC0217

「やすらぎ」は、文化財や茶室などの壁に塗られている土壁で、「糊土(のりつち)」とも呼ばれている、ベーシックな土壁仕上げ材料。

珪藻土や漆喰壁と同じく石膏ボードにも塗れる、ジュラク壁や砂壁とは違う、本物の土壁仕上げ材になります。

さらにカラーは5色展開となっておりますので、自由にお選びいただけます。

 

内装の土壁仕上げには100%自然素材の本土壁やすらぎを是非お使い下さい。

 

>>茶室や古民家文化財用土壁仕上げ材 本土壁「やすらぎ」詳しくはこちら

2022/09/01(木曜日)土壁販売|土壁の下地材料について


内壁・外壁どちらにも使える 土壁をしっかり定着させる下地材


 

「万能下地材 さっと!」なにが万能?どこが?・・・わからない方のために万能の理由をご紹介します。

①外部、内部どちらにも使えるから万能

 

下地材さっと!は内壁にも外壁にもご利用いただける製品です。

外部でも内部でも使えるので、材料ロスを減らすことがでます。

 

②下地を選ばない、何にでも塗れるから万能

 

塗り壁をする場合、内壁なら【石膏ボード】、外壁なら【ラスモルタル】この2種類の下地になる事が多いです。

「さっと!」はそんなモルタル、石膏ボードを含め、ビニールクロス、古壁の塗り替えなど、さまざまな下地の上に塗ることができます。

 

なので新築工事、リフォーム、リノベーションどんな場面にも使え便利です。

 

③上に塗る仕上げ材は何でも塗れるから万能

 

さらに下地材さっと!の上には、珪藻土、漆喰、砂壁、土壁など、どの仕上げ材も塗る事ができます。

 

 

■下地材さっと!を利用した内部 土壁の施工方法■

 

本当にこれひとつあれば、様々な工事に対応ができ、さまざまな下地、あらゆる仕上げ材を塗ることができるのでぜひご利用ください。
<<下地材さっと!の購入はこちらから・・・

 

◇その他土壁関連ブログは下記から

<<土壁材料について こんな時なにを使うの?


<<仕上げ(上塗り)に使う土壁材料について


<<土壁をつくる材料(素材)について


<<土壁補修に使う材料について


<<土壁のデザイン 地層壁


<<土壁のデザイン 割れ壁

 

土壁の下地、施工方法のことならご相談ください!

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