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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2021/08/19(木曜日)木摺り下地|木摺り下地への漆喰施工の工期を短縮できる専用品


木摺りに漆喰塗る場合、どうされていますか?


 

木摺り下地は、目透かしをした幅1寸程度の木摺り板に直接漆喰を塗っていく工法です。

明治時代~大正時代にかけて、洋風建築が増え、内装の大壁のデザインが主流になるととともに普及しました。

 

 

木摺り漆喰「島かべドカッと」で文化財改修現場!

 

石膏ボードの無い時代より続く伝統工法で、漆喰を20㎜~30㎜塗ることから強く、調湿性能に優れた壁になります。

また、現場のごみが木材しか出ない(石膏ボードの切れ端や新建材など)事や間伐材を利用もできるメリットも含め、見直されて自然素材だけの壁として見直されています。

 

 

 

文化財だけではなく「自然素材」にこだわった工務店などでも、この木摺り下地が使われており、これから益々普及すると思います。

 

木摺りを使うメリットは?

 

・下地は、木材と釘だけ!新建材を利用しない省力化の実現

・木材は、森林保護の観点から間伐材を利用して安価(※実際はすいません国産材は安価ではないかも・・・)

・自然素材だけで壁が作れる!使うのは漆喰と木材だけ。

・現場のごみが極端に減る!(木材の切れ端と漆喰の紙袋だけ!)バッカンの中身が減ったとも聞きます。

・漆喰を厚く塗るので調湿性が高い!漆喰は厚く塗ることで湿気を吸う量が増えます。

などなど・・・メリットはたくさんあります!

 

 

天井にも使えますか?

 

もちろん!天井にも使えます。上記写真で紐がぶら下がっていますが、これが伝統的な左官材料「ひげこ」!

この木摺り下地にひげこを釘打ちし、島かべドカッとを塗りながら伏せこんで行きます。

このように塗れば、天井に塗っても剥落防止になります。
もともと「島かべドカッと!」は木摺り板にも付着しますし、目透かしの間に入り込んで引っかかるので壁面にはひげこは必要ないと思います。

このように厚く塗る必要がある現場には、一度に10㎜以上塗れるドカッとが便利です。

≫木摺り下地に最適な島かべドカッとはコチラ・・・

 

ドカッと!を使用することで、塗り重ねる回数減って作業が楽になり、乾燥期間を短くできるため工期を短くすることができます。

 

木摺り下地の施工方法はこちらでご覧ください。

2021/08/18(水曜日)木摺り下地|漆喰(しっくい)の特長を最大限発揮できる下地

 


 木摺り下地にそのまま塗れる漆喰


 

こだわりの木舞土壁の住宅現場を見学させていただきました。土と漆喰の家で、内外装すべて塗り壁です。

基本的には壁は木舞土壁ですが、どうしても部分的に壁厚が確保できない所は木摺り漆喰で施工します。

当社の木摺り下地専用の漆喰「島かべドカッと!」をこちらお客様に初めてご採用頂きました。

ドカッと!の特長は一度で10㎜以上の厚みを壁に塗れることです。なので、木摺り漆喰のように、厚く塗る必要がある場合は、塗り重ねる回数を減らし、工期を短くできます。

木舞土壁ほど工期はかけたくない、でも石膏ボードも使いたくないとお考えの皆様に漆喰で作る下地「木摺り漆喰」はいかがでしょうか?

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小舞土壁に漆喰を塗った壁と同じで、すべて自然素材で呼吸する壁にできますよ~

2021/08/14(土曜日)黒漆喰をお探しのお客様!漆喰は、真っ黒に仕上げれるの?

 

真っ黒に上がる黒漆喰【島かべ瑞黒】


左官工事の中でも「難しい!」と言われている黒漆喰。

真白な漆喰を真っ黒に着色するのは、難しい技術です。

黒漆喰の工法は、各地で様々ですが、漆喰壁に「墨」(松煙や油煙)を入れて着色する方法が多いそうです。

しかし、その方法でも白華して色むらになったり、厚みや乾燥スピードなどにより色むらになったり、墨を入れすぎて割れたり、なかなか難しいと聞きます。

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色ムラになりにくい黒漆喰

通常の漆喰だと1㎜以上はつけるところ、瑞黒は、0.5㎜厚で施工します。

なので薄塗りの瑞黒は、乾燥が遅くなって起きる白華や色ムラが非常に起きにくいんです。

瑞黒の塗り方

非常に薄塗りの瑞黒は、漆喰の上に施工します。

薄塗りで下地の表面がそのまま浮き上がるので、漆喰で表面を平らにし、瑞黒を塗ります。

施工方法は、2種類あります。

〇漆喰の表面が、半乾きの状態でタイミングよく瑞黒を塗り付ける

(高い技術が求められる施工方法です)

〇漆喰の完全乾燥後、シーラー材(ドライストップ)を塗布し、乾燥後に瑞黒を塗る

黒漆喰を考えの方!

色ムラの起きにくい「島かべ瑞黒」、是非お試しくだい。

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