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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2021/11/01(月曜日)土壁販売|文化財には荒壁土が必要


伝統工法で補修する文化財には荒壁土も使う


 

以前から何度かご紹介させていただいた文化財補修現場ではただいま荒壁土づくりの真っ最中でした。
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荒壁土に入っている荒すさ(切りわら)が発酵して無くなっては追加で投入し、再度練り合わせ、一定期間熟成させてから使用します。
非常に手間のかかる作業です。
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この作業を行うことにより、塗りつけの際の作業性向上、保水性向上、収縮クラックの防止や分散などに繋がると言われています。先人の方々はどこからこのような考えが思いついたのでしょうか?すばらしいですね!
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もちろんこちらの文化財現場も落とした古い土壁(古土)と新しい荒壁土とを混ぜて使用します。

古土を混ぜると強度が上がり、灰汁が出ることが少なくなり、凍害も少なくなると言われております。
ますますすばらしい!どこからこんな知恵が・・・・

荒壁土だけを見ても先人の方々の知恵の集約ですね。本当に奥が深いです。

ただ現在は残念なことに、全国的に練り土屋(ドロコン屋)さんが少なくなっております。お近くに荒壁土を購入する手立てが無い場合は弊社までお問い合わせください。
当社では荒壁土、荒壁土に混ぜる荒すさ(切りわら)とも販売しております。

<<荒壁土はくわしくはこちら・・・
<<荒すさ(切りわら)くわしくはこちら・・・

 

土壁材料のことならお問わせください!

2015/10/27(火曜日)土蔵の塗替え!~クラック補修も匠の技術~

今回は、土蔵の補修現場の見学にお邪魔しました。少しヘアークラックが入ったのが気になるとの事で、今回完成した亀裂補修用のパテ「ヒビキエール」のテストを兼ねて色々と現場で教えて頂きました。
補修やメンテナンスは、時間との勝負でもあり、乾燥スピードなど重要であることを実感しました。補修は、左官屋さんの技術も重要で上手く補修するのもある意味匠の技術なんですね。勉強になりました。
漆喰補修土蔵
その後お施主様に蔵を案内頂き見せて頂きました。
城かべ 土蔵 補修 土蔵 城かべ改修 土蔵 塗替え

2015/10/26(月曜日)世界遺産:石見銀山の文化財漆喰壁の補修!

来年度よりの着工ですがこの度島根県大田市大森町の旧裁判所跡、町並み交流センターが耐震補強による大規模改修工事を行うことになり、設計打ち合わせの為現場へいって参りました。
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明治24年頃に建設された歴史ある石見銀山の顔とも言える建造物です。
歴史があるので漆喰の痛みも至る箇所で確認できました。
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最近姫路城の改修工事もありましたが、古き良き日本の伝統建築の保存に弊社商品が採用されるのは社員として本当に嬉しい限りです。
こちらの現場は工事が進み次第、進捗状況をみなさまに報告できればと思っております。

 

 

 

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