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PEKIのお悩み解決ブログBLOG

2015/08/28(金曜日)8月の勉強会は「のりつ~」

当社のメイン商品でもある本土壁「やすらぎ」 この商品は、土壁の仕上げ材で土と砂と藁を海藻糊で練った商品です。このような仕上げ材の事を、昔から糊土(のりつち)と言い
中塗り仕舞では味気ない場所への仕上げとして使われております。
糊土も配合や仕上げ方法に答えは無く、様々なやり方があるようですが、今回当社の検証はやはり淡路土を使い、比較的定番でもあるみじんすさを使った仕上げでの配合としました。
まずは、みじんすさを作るところから・・・
糊土 土壁 本土壁みじんすさ 糊土

手箕(てみ)でふるって節を抜いてナタ切り。その後ふるってみじんすさの出来上がり。

糊土 みじんすさ

今回は黒葉銀杏草を使用。

糊土 土壁 土壁 糊土
配合を変えて色々検証しました。一番素人の私たちでも波が消しやすかった配合は・・・・
この続きは来月末の勉強会レポートをお楽しみに

2015/08/28(金曜日)和歌山根来寺~歴史ある建築は勉強になります。

出張中、ちょうど訪問先の近くで根来寺という看板を発見!有名なお寺で名前はよく知っておりましたが行った事がなく、漆喰の勉強にもなると早速見学。
根来寺は、覚ばん上人(興教大師様)によって開創された新義真言宗の総本山だそうです。国宝の大塔や興教大師の御廟(奥ノ院)があり、大伝法堂には重要文化財の本尊大日如来(だいにちにょらい)・金剛薩埵(こんごうさった)・尊勝仏頂(そんしょうぶっちょう)の三体が奉安されています。
根来寺 根本大塔 根来寺 漆喰
やっぱり、伝統建築や重要文化財には漆喰がよく似合います。

根来寺 本堂

奥ノ院に向かう途中、何とも言えないおだやかで優しい顔のかわいい顔のお地蔵さん・・・思わず写真を撮ってしまいました。

根来寺 奥ノ院 参道 根来寺 
根来寺 奥ノ院
奥ノ院への参道、まだまだ気温は高く蒸し暑い日でしたが天気も良く心休まる良い時間を過ごす事が出来ました。合掌!

2015/08/26(水曜日)文化的価値の高い土蔵補修!

土蔵の補修現場を見せて頂きました。文化的価値が高い事から補修方法や昔の構造の確認など時間をかけて補修されるそうです。
漆喰土蔵 土蔵 土壁
当時の材料や施工方法を忠実に継承しながら補修し、次の世代に継承していくことが目的だそうです。どこの竹を使って、どこの土を使って作られたのか?漆喰部分はどのような配合で作られていたのか?想像するのも考古学世界のように楽しいです。日本の建築文化の継承に少しでもお役に立てればと、当社も精進してまいります。・・・まだまだ先ですが完成が楽しみです。また進捗はご紹介します。
土蔵

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