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「土壁お探しですか?」の記事一覧

2021/11/01(月曜日)土壁販売|土壁補修で一番大事な事とは?


下地づくりが一番重要!なぜなら補修工事ではその上に塗り重ねるから


 

弊社にはよく土壁や漆喰壁の補修についてお問い合わせを頂きます。
新築の場合とは違い、補修する物件はそれぞれ状況により補修内容が変わり、判断が難しいです。

例えば・・・表面がしっかりしているからといって、クラックから水が侵入し浮いているような壁に塗り重ねても、一時的に表面は綺麗になるでしょうが、長くは持ちません。

結果的に短いスパンでの補修が必要になり、結果メンテナンス費用も余分に必要になります。
ですので補修の場合は下地をきっちり作ることが一番重要です。

写真のような物件も多く、中々マニュアル化は難しいのですが一般的な土蔵の改修マニュアルを作成していますので、参考にしていただきたいと思います。
«土壁補修マニュアルはこちら・・・

蔵の下地にはほぼ土壁が塗られていると思います。最終仕上げを漆喰にするにしろ、土壁のままにしろ、下地である荒壁や中塗り土の土壁を強化する必要が出てきます。そんな場合には浸透性土壁強化剤の「土強」をおすすめします。

塗布して乾燥させることで土壁内部で溶けださない無機物質を形成し、この無機物質が土と土とを接着させ強固な土壁に生まれ変わります。

この工程があるだけで大きく壁の耐久度が変わり、それに伴い建物の耐久性につながります。

«土壁強化剤「土強」はこちら・・・

 

まず古い土壁の補修では下地になる古い土壁の弱く、もろい部分、浮いている部分の確実な撤去。それから「土強」を塗布し強度を高める事が最重要になることを忘れないでくださいね。

 

土壁補修の事ならお問い合わせください!

2022/05/01(日曜日)古民家リフォームに使える、古い土壁強化材

古民家リフォームで問題になることが多い古い土壁の強化
そんな古い土壁を固めて、新たに土壁仕上げ材を塗る!

 

そば屋さんなどの店舗に改修!古民家リフォームで和モダンへの土壁の需要は増えてきております。

店舗にも自然素材志向で土壁などがブームとなり、その壁が持つデザイン性。たとえば割れ壁などの左官仕上げでご採用いただいたりしております。
では土壁はなぜ建築デザイナー様に選ばれるのか?

私自身も気になったので、お客様に会う機会があると必ず質問するようにしていました。

一番多かった理由が素材感でした。もちろん漆喰や珪藻土壁と同じように自然素材であり、呼吸性能などもあります。しかし、その機能ではなく土そのものの素材感や重厚感による独特な雰囲気が味があって気に入りました。ということでした。

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仕上がった土壁表面(配合中塗り土~なかつ~)

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本土壁やすらぎ施工現場

そんな古民家改修の第一段階として必要なのが、古い土壁を補修する強化材!

土壁表面強化材

>土壁表面強化材の購入は・・・

 

2018/02/21(水曜日)三和土(たたき)現場に立ち会いました。

弊社の売れ筋商品でもある「重吉たたき」を施工するというので現場に立ち会いました。
なぜ重吉たたきを選んだのですか?とお聞きしたところ・・
「40㎡弱あるけど、工期があまり取れないので、人が乗れるまでが早くて次の作業への支障があまりないから」
「4センチの施工でいいから乾燥も早いし」
「ツルっとした仕上げにしないといけないんだけどツルっとしてもわらすさが入ってるから意匠的にもいい」
等々のお声を頂きました。


さて施工です。
通常はバッサ状態にしますが、ツルっとした表情にする為、事前に試験して既定の水量よりも倍程度水量を多くして施工します。


均した状態です。
このまま軽く叩いて不陸を調整していきます。職人さんは写真右に見えるような木製の木槌を作っていましたが、やわらかめの材料だと木側に材料がくっついてボコボコしてしまいます。
そこで弊社が持参してた鉄製のたたき鏝を試してもらったところ、「これいいねえ、力が要らないしやっぱりこれぐらいの厚みがいるよねぇ」「アマもすぐ浮いてくるしやりやすい」とおっしゃってました。
«たたき専用たたき鏝はこちら・・・


やわらかめの材料でいくと最初からある程度材料が密になっているため、バサバサ時よりも叩く労力が違います。
こういった床下も塗りつけるような感覚で施工が進んでいきます。


お昼前等に塗りつぎが発生する場合は斜めに切っておいておき、続きに施工して表面を馴染ませていきます。
まっすぐ切ってしまうとクラックが入りやすいんですねぇ。


いい感じに仕上がりました。
古代漆喰で修復した竈ともマッチしていい感じ!
今回は仕上げの意匠上、拭き取りは無しですが、拭き取る場合は数時間後、スポンジ等で拭き取れば完成です。翌日に拭き取りしたい場合はシート養生などであまり早く乾燥しないようにすると可能です。
たたきは中々施工が手間で工期や金額等使用しにくい事もあるかも分かりませんが、重吉たたきは本物の無我しながらの材料でありながら工夫し色々な施工方法に対応出来ますので、是非皆様ご相談下さいね!
又、この物件の完成写真は乾燥硬化後にお邪魔して皆様に見て頂きたいと思います。
«重吉たたきはこちらから・・・

 

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