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PEKIのお悩み解決ブログBLOG

2017/09/18(月曜日)ベッラムーロのノウハウを活用したハイブリット漆喰の研究!

先日発売した「ベッラムーロ」お客様のニーズに合わせた商品と言うこともあり、よい評判を頂いております。感謝!

荷姿圧縮

ただ、営業中お客様との話の中で、「このベッラムーロの特長でもある【撥水性能】を御社も漆喰メーカーなら城かべに活かせないの?」と言うお声を数件頂戴し、早速に研究室と打ち合わせを行いました。

城かべ漆喰の撥水性能を向上させるには今まで2つの方法をご提案してきました。

1つには、「城かべ油」の混入!
≫伝統の漆喰に使われる漆喰用の油はこちら・・・・

「城かべ油」は、城かべ漆喰内に混入する油で、ことわざの【水と油】にあるように城かべ漆喰に油を入れることで良く撥水します。
もちろん、これには城かべ漆喰等伝統の漆喰に使われる技術【押さえる・・・】という技術が付加されてこその効果ではあります。

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2つ目には、「撥水材」を利用します。
当社では、現在撥水材を下記2種類ご用意しております。市場に出回っている撥水材には各社の思いと知恵を混ぜ込んだ様々な物が販売されています。分類の方法は色々あります。

(塗布後の表情) テカリがあるか無いか?漆喰面の表情を変えないか?など
(成分) 水性か?溶剤か?
(効果) 白華は止まるのか?止まらないか?表面で止めるのか?内部で止めるのか?
(付加価値) 防カビ効果や光触媒効果による汚れ防止効果

などなど、撥水材といってもいろんな種類があります。と言うわけで、当社が扱う撥水剤は下記の2商品になります。

①「城かべ撥水材」
城かべ撥水材は、塗布後のテカリも無く、漆喰内部に浸透し漆喰自体を撥水層として強化する撥水材です。防カビ材を付加し、よりカビなどの防止に特化した撥水材になります。

≫城かべ撥水材の効果を実感されたいお客様は・・・・サンプルをお送りします。

城かべ撥水材16kgwebサイズ

②「プロテクターEX」
プロテクターEXは、塗布後のテカリは若干ありますが、抜群の撥水効果を出します。また、最大の特長として色漆喰などにある「2次白華」を防ぐ効果に対しては、あらゆる撥水材の中でもNO,1!です。

≫2次白華を防ぐプロテクターEXの効果を試したい方は、このリンクの商品問合せよりサンプル請求して下さい。
プロテクターEX18kgWebサイズ

ただ今日のブログは、撥水材の話ではありません。

漆喰自体のをベッラムーロみたいな撥水性の高い物に変えられないか?という話です。

答えは「無理!」です。

まず、ベッラムーロのような撥水効果を漆喰に付加したらこれは漆喰ではなくなってしまいます・・・・
当社が作る伝統の漆喰には、そもそも撥水材は入っていません。当然!撥水材を入れたら伝統じゃなくなってしまいます。
伝統の漆喰は、城かべ油を入れてしっかりフラットに押さえれば驚くほど水は弾きます。

城かべ油16.5kgwebサイズ

 

これで解決!・・・・では無いんです。

現代の漆喰は、押さえないフラットな仕上げではないんです。
外壁にも、モルタル上にパターン仕上げを行って洋風なおしゃれなイメージに漆喰を利用します。
※フラットな押さえ仕上げがおしゃれじゃないと言っているわけではありません!フラットな押さえも和風モダンでおしゃれですよぉ~

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このような状況を考えると、「城かべ油」だけではちょっとカビや汚れが心配になります。もちろん、押さえることで強度も出るので、塗りっぱなしのパターンでは不安ですね。

このような場合を考えて、城かべ漆喰を改良し伝統じゃないけど漆喰の良さを残したハイブリット漆喰を作ることにしました。
漆喰の良さは皆さんご存知だと思いますが、樹脂系の塗り壁材と漆喰の違いは性能やデザインだけでは無いんです。とにかく一番のメリットは、「塗り継ぎの容易さ」と「作業性」です。
樹脂系の塗り壁材を大壁で使う場合やはり一番問題になるのが「塗り継ぎ」です。樹脂系は樹脂が表面から乾くので塗り継ぎが大変ですが、漆喰は特にパターン仕上げは塗り継ぎが楽なんです。

この特長を活かし、外壁用のハイブリット漆喰「リライム」が誕生しました。

リライム荷姿

どうせハイブリット漆喰なら、このリライムの性能をもっともっと向上させよう!と言うことで、現在このリライムにベッラムーロの撥水効果を付加できないか研究を進めております。
ただ、性能面では、絶対に漆喰ではベッラムーロを超えられないのでご理解下さい。

リライムハイブリットは、まもなく発売します。ご期待下さい。

≫リライムという新しい漆喰に興味がある方は、こちらをご覧下さい。

 

2017/09/15(金曜日)そば屋などの店舗や古民家に塗れる土壁をお探しの方へ:塗見本作成中

そば屋さんなどの店舗や古民家改修の内装仕上げとして最近人気が高い「本土壁やすらぎ」。お問い合わせが多くカタログと一緒に送付させていただいている塗り見本が少なくなってきたので本日は作成しております。
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下地は石膏ボードで、その上に下地材「ボードベースライト」を塗ります。ボードベースライトは少し表面を荒らすように塗り、「本土壁やすらぎ」のくい付きを良くする工夫をして乾燥させます。これで下地処理は完了です。
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乾燥した「ボードベースライト」の上にやすらぎを塗ります。昔から土は撫でものと職人さんの間では言われ、あまり押さえたり、さわりすぎと土壁の表情が出なくなってしまします。塗り付け後、鏝波を消したら1度押さえて作業は終了です。
>>本土壁やすらぎ施工要領はこちら・・・
当社では塗り見本は営業マンが作成しております。もちろんプロの左官さんのようにはうまくいかないですが、丹精込めて作成しております(^^)
店舗や古民家にピッタリの土壁をお探しの方はお問い合わせください。
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2017/09/05(火曜日)番外編!ぶらり伝建地区の旅~愛知県豊田市足助町~

今回は、ぜんぜん商品の紹介じゃないので・・・・すいません。

城かべ漆喰を使って頂いた現場があったので見学に行ってきました。
愛知県足助町は、平成23年6月20日に重要伝統的建造物群保存地区に選定されたそうです。と言っても観光地として紅葉の香嵐渓としてむちゃくちゃ有名な町です。
そんなことから、観光案内は、各HPよりご覧下さい。

≫足助観光協会HP~重伝建の町並みを歩く
≫豊田市HP~豊田市足助伝統的建造物群保存地区にかかる制度について

香嵐渓の駐車場から歩いて伝建地区へ・・・まずは、落合橋を渡って川沿いを散策!
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いたるところに漆喰の町並み、もともと宿場町で江戸時代中期から明治期に建てられた建物が多く残るそうです。
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散歩・散歩ハイキングコースには最適です。山あり川あり本当に素晴らしいところですが、やはり秋の紅葉シーズンに来たいですね。

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土蔵もだいぶん傷んでいるものがありますね。しかし、土蔵の土壁は、雨が当たってもなかなか崩れ落ちないですね、漆喰を塗らず、土壁むき出しの土蔵でも丈夫に残っています。研究すれば外壁でも流れない土壁が出来そうです。

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旧足助町域は、北から親王町、田町、本町、新町、西町、宮町、松栄町と続きますき、いたるところに伝統建築物が残っています。

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お気に入りはこのタイル!レトロでいい感じです。塗り壁もいいですが、昔のタイル張りの外壁もいいですね。

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町のあちこちに、このような小路があり雰囲気があります。
小路好きの方は是非!

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と、足助の観光大使のように観光案内ばかりしていても仕方が無いのですが、仕事で来たのはとある住宅の改修です。

外壁の漆喰と土壁が相当に傷んでいます。

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この現場では、ラスで下地補修後、荒壁土とセメントを混ぜた材料で下地補修だそうです。
淡路島でも震災後、落ちた壁をこの方法でよく直していました。

このような大きく壊れているところや、下地の小舞竹が見えているところは、下地からの補修や、写真のようにラス網で補強する場合をよく見かけますが、ここまでの欠損ではなく、ある程度大きな不陸がある場合は、漆喰ドカット!をお勧めします。

≫蔵直し、厚付け砂漆喰「ドカット」はこちら・・・

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補習が完了した部分の写真です。城かべ漆喰で上塗りされています。このような伝統建築には、是非城かべ漆喰をお使い下さい。

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今回は、時間があったのでゆっくり足助の町並みを散策することが出来、色々な漆喰壁を見ることができました。

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最後に足助城!

城跡公園足助城は、足助町制施行100周年を記念して、平成5年に開園したそうです。

足助の古い町並みが一望できる標高301メートルの真弓山に、高櫓・長屋・物見矢倉・厨(くりや)などの建物が復元されています。

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