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「研究室!研究報告」の記事一覧

2015/09/11(金曜日)新人:城本奮闘記!「俺の研究」・・・番外編4

出張中にふと立ち寄った道の駅「妹子の郷」で興味深いものを見つけましたのでご紹介させて頂きます。車を止めて降りると歩道の色が様々でした。不思議に思い歩いているとこんな物をみつけました。

温暖化対策で路面温度の抑制等の工法と材料の試験をしているようでした。

アスファルトの上に立つのと比べ涼しく感じました。今までの材料に土や木などを利用していることに興味を持ち、大変勉強になりました。関係ないかもしれませんが、当社でもタタキについてのお問い合わせが多いのもなにか分かる気がしました。タタキは駐車場には適しませんので当社では駐車場に真砂コン土間仕上げをしています。真夏でもアスファルトやコンクリートに比べ涼しく水はけもいいです。施工してもう10年以上経つそうです。
真砂コン土間仕上げ・・・

2015/08/28(金曜日)8月の勉強会は「のりつ~」

当社のメイン商品でもある本土壁「やすらぎ」 この商品は、土壁の仕上げ材で土と砂と藁を海藻糊で練った商品です。このような仕上げ材の事を、昔から糊土(のりつち)と言い
中塗り仕舞では味気ない場所への仕上げとして使われております。
糊土も配合や仕上げ方法に答えは無く、様々なやり方があるようですが、今回当社の検証はやはり淡路土を使い、比較的定番でもあるみじんすさを使った仕上げでの配合としました。
まずは、みじんすさを作るところから・・・
糊土 土壁 本土壁みじんすさ 糊土

手箕(てみ)でふるって節を抜いてナタ切り。その後ふるってみじんすさの出来上がり。

糊土 みじんすさ

今回は黒葉銀杏草を使用。

糊土 土壁 土壁 糊土
配合を変えて色々検証しました。一番素人の私たちでも波が消しやすかった配合は・・・・
この続きは来月末の勉強会レポートをお楽しみに

2015/08/25(火曜日)新人:城本奮闘記!「俺の研究」・・・その11

漆喰のアクについて、お問い合わせ頂くことがあります。私自身、漆喰のアクがどんなものか分からないので今回はアクが出てくるとどうなるか実験してみました。普通は木の板に直接塗ることは無いのですが分かりやすいように今回は塗ります。それと今回はアク止めシーラーでほんとにアクが止まるかも一緒に実験します。まず用意した板に半分だけアク止めシーラーを塗りました。

アク止めシーラー完全乾燥後、漆喰を塗りました。

後は乾燥させます。乾燥させたのがこちらです。

これがアクなんですね。ちょうど真ん中から色が違うのがわかります。アク止めシーラーを塗った側は漆喰そのままの白色ですが、何もなしの側は黄ばんだ色になりました。ここまでアクが出るとは思いませんでした。アクって凄いんですね。こんなに汚れるとは思いませんでした。次回はせっかくなのでアクの出た漆喰の塗り替えをしようと思います。

 

 

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