2019/08/02（金曜日）古い土壁の内部と表面を固めるには？

劣化した土壁の上に、新たに土壁や漆喰壁を施工していくのは大変なものです。
というのも、昔ながらの木舞下地での荒壁は5㎝ぐらいの厚みがあり、欠損状況で補修する塗り厚も変わりますし、使用する材料の選別も大変です。

弊社はそのマニュアル化の難しい補修工程を「土蔵、土塀の補修マニュアル」としてテキスト化しています。
«土蔵、土塀などの土壁補修マニュアルはこちら・・・

その中で特に重要なのが、既存の土壁の強化です。
古い土壁は新築で土壁を塗った強度には到底及ばず、その上に補修材料を数㎝塗るとなれば、古い土壁にかかる負担は相当です。
そこで浸透性の「土強（どきょう）」を塗布して頂き、土壁内部を固めてから次の土壁表面を固める工程へと進んでいきます。
「土強」は浸透するあまり、塗布した全てが土壁内部へ入り強化しますので、内部はガチガチになるのですが、その反面、表面には樹脂が残らず硬くなりません。ですので表面の強化は城かべシーラーの希釈のエマルション系で再度行っています。
勿論城かべシーラー希釈だけでは、水だけ内部へ浸透し、樹脂分はあまり浸透せず、土壁内部を固めるには不十分です。

そこでこの分けている工程を一つにするのが「new土強（仮称）」です。浸透度合は保ったまま、表面にもある程度の樹脂分を残し表面も固めます。
古い土壁を固めるには土壁内部も土壁表面も関係なく「new土強（仮称）」で行えるように改良しました。

先行してお試し頂いているお客様もいらっしゃいますが、現在カタログやサンプル作成を行っており、供給体制が整い次第、モデルチェンジさせて頂きますので、より使いやすくなる「土強」にご期待下さいませ。

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2019/07/31（水曜日）あまがさき産業フェア：展示会に出展してきました！

7月25、26日の2間あまがさき産業フェアに出展してきました。
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コンセプトは「塗り壁オーダーメイド」です。工務店様や設計士様の中には、すでに今現在お使いの塗り壁材料があると思います。その塗り壁で何かお困りの事はないでしょうか？また満足されてますか？

例えば・・・
「今の使っている珪藻土の塗り壁は良いのは理解しているんだけど、コストが高くて・・・」
「施工する左官さんが塗りにくいって言っててね・・・もっと塗やすくなれば作業がはやくなるし、クレームも減るんと思うんだよね」
「今漆喰を使っているんだけどメーカー品なんだよねぇ～地元で取れる砂や土、炭のようなものを混ぜて、地域のオリジナル壁ができればお施主様に伝わりやすいよね」
「当社にしか無い塗り壁で他社との差別化をしたい」
「もっと簡単に塗れるよう、ローラー塗りにしたい」
などの様々な塗り壁のご要望にお応えいたします。
当社には塗り壁の原料となる珪藻土、漆喰、自然糊、繊維etc.すべて揃っておりますし、塗り壁を製造する設備もございます。それらを利用し、お客様がご要望する塗り壁を実現し、小ロッド、短納期で製造させていただきます！
＞＞オーダーメイド塗り壁についてくわしくはこちらから・・・

この度の展示会は一般の方も多く来場すると聞いていたので、塗り壁アンケートも実施しました。アンケート結果は今後の商品開発やお施主様の傾向として工務店様や設計士様などにご紹介できればと思っております。
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たくさんのご投票ありがとうございました。
この展示会を通じて一番感じたことは「塗り壁ってなに？」と思っている方が多いこと。説明すればみなさん「あー！これね」となるのですが（笑）まだまだ塗り壁をすることによってお家に住む方にどんなメリット、デメリットがあるのかもわかならい方が多いというです。
塗り壁材料を製造しているメーカーとして、塗り壁をもっとたくさんの方に知っていただくため、わかりやすい資料や情報発信、この度の展示会などのイベントなどで伝えていかなければならないと感じました。
次回は9/5(木）、9/6（金）の2日間、神戸ポートアイランドの神戸国際展示場で開催される国際フロンティア産業メッセ2019に出展します！
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＞＞国際フロンティア産業メッセ2019くわしくはこちらから・・・
たくさんのご来場、心よりお待ちしております。