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PEKIのお悩み解決ブログBLOG

「研究室!研究報告」の記事一覧

2021/09/17(金曜日)土間たたき材料を探している方。お任せください!

弊社では、昔ながらの土間たたき

以前に社内勉強会で施工しました三和土(たたき)のその後をご紹介いたします。

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経年でいい表情になっています。

これからもっと年月が経つと、わらすさ部分の色が変わってきたり、苔や藻などが生えてきたりする可能性もあるのでさらに味わいが深まります。

経年変化を楽しめるのが本たたきの良いところですね(^^)

また施工場所は野ざらしで、直接雨に打たれる場所ですが表面の削れもありません。

弊社にもよくお問い合わせをいただくのですが、土・石灰・にがりを素材とする本三和土(たたき)、硬化後は雨で削れることはありません。

≪昔ながらの土間たたき製品はこちら・・・

人や自転車などが毎日のように通る箇所は、もちろん少しずつ削れてきますが・・・

時が経つに連れて風情が出てくる本たたき。本物にしかない変化を楽しむのもいいと思います。
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土間たたきのことならお問い合わせください!

2022/04/19(火曜日)下地のアクってなんだろう?


「塗り壁にシミみたいな物がある」

「塗り替えたけど下地から何か浮き出てムラに見える」

 などのご相談が来ることがあります

 

これらのほとんどが、下地からくる灰汁(あく)だと思われますが、そもそもその灰汁ってなんなの?というお話です。

 

一般的に灰汁と聞いて思い浮かぶのが、お鍋や煮物の時に出てくる得体のしれない物(笑)をイメージされると思います。

 

灰汁の成分は実は色んな成分があり、カリウムやマグネシウム、シュウ酸などの不要な物の総称で灰汁と呼ばれていて、これらを食した時に雑味やえぐみや渋味が出るので、出来るだけ取り除いた方が人がおいしいと感じるいう事になります。
春の山菜とかには灰汁が多いみたいですが、これは草食動物に食べられにくいように進化したとも言われていますね。

 

灰汁は水に溶ける成分がほとんどなので、水の移動と共に出てくるの場合が多いです。

さて、そうなると塗り壁で気を付けなければいけないのが、塗り壁を塗った時に下地に灰汁の成分があれば、乾燥過程で水と一緒に表面に上がってくるという事です。そして灰汁だけ表面に残ってしまい、ムラになったり、シミになったりと、表面の意匠的にまずい事になります。
各塗り壁材料にも性質があるので、灰汁を通しやすい、通しにくいはありますが、特に白色や色の薄い壁材だと灰汁が目立ちやすくなります。

 

下地が合板や集成材などの木材や、タバコを吸っていたお部屋のリフォーム等、灰汁の出る可能性のある物は多く、お鍋の時の灰汁のように掬って取り除く事も出来ません。

なので塗り壁の場合は下地から上がってくる灰汁を上塗り材料に到達する前に止めなければいけません。

ではその方法は・・

 

①出来るだけ早く乾かす

灰汁が表面に出る前に水が抜けきって、壁材が乾けば表面には現れません。

 

②灰汁止め材を下地などに混入して灰汁は灰汁止め材に引きつけられるようにして表面に出さない

灰汁止め効果のある下地塗り材の中にはこういうものもあります。

 

③止水効果のあるものを塗布して、灰汁が上がって来れない様にする

塗材を塗る前に止水材を塗布する事で、塗材と灰汁をもっている物との接触を防ぐ事で灰汁を出さない様にします。

 

経験上一番効果のある物は、③だと思います。そもそも灰汁が出るものに水分を接触させないようにするので当然と言えば当然かもしれませんが・・・

弊社ではこの③のタイプに「島かべプライマー」という製品をご用意しています。

≪島かべプライマーくわしくはこちら・・・

 

ほぼほぼ水分は止める設計にし、塗り壁の特徴(吸放湿等)を損なわないように空気は通します。

さらに止水を完璧にすればするほど表面はツルッとなってしまい、塗り壁を塗る際に鏝が滑って作業しにくいのですが、止水はしても引っ掛かりもあり、塗り壁の作業性能を落とさない設計にもなっています。


これは灰汁の出るコンパネ下地で実験した写真です。

上塗材を直接塗っています。塗りたてはあまり変化がないように思います。

完全乾燥した時には、あく止めのシーラー材の有無で、これだけの差が出ています。

 

リフォームの際や、下地で灰汁が出そうなものに塗り壁をする場合には、ぜひ灰汁止め処理をしてから施工をして下さい。

2020/03/13(金曜日)乾いても真っ黒に仕上がる壁用黒しっくい

乾いても真っ黒な黒漆喰としてご好評いただいている【城かべ瑞黒】ですが、施工方法が二つあります。
それぞれの施工方法の特徴を詳しく説明するので、状況に合った方法を選らんで頂ければと思います。

まず【城かべ瑞黒】の特徴として通常の漆喰と違うのは、ノロがけ仕様の超薄塗り材である事です。
真っ黒にする為には多量の松煙墨の配合が必要になります。多量の着色剤の混入は、強度低下、クラック率上昇、吸水率上昇、施工性低下等の不具合の原因となる事が多いんです。
それらの弱点を弊社独自の配合で補い、外部にも使用して頂けるようにしていますが、作業性の面では、従来の黒しっくいのように1.5~2㎜程度の厚みを塗れば、乾燥が早すぎて押さえが効かず色ムラが発生したりします。
商品の性能と作業性の確保、それと色ムラの軽減、この視点からノロがけ仕様になっています。

では実際の施工方法の比較ですが・・・
①下地を乾かしてシーラー処理した下地に施工
ここでいう下地は白色の通常漆喰をフラットに押さえた不陸が無い状態です。上に超薄塗りのノロがけをするので下地の小さな不陸でも仕上がりに影響がでます。
特徴:大きな面でも施工できる。比較的少ない人数での仕上げが可能。
注意点:シーラーの水引き性能が重要なので、シーラー塗りの精度が必要(縦横ななめにムラなく丁寧に塗る)
デメリット:ほぼ押さえが出来ない(材料の乾燥スピードが早い為、塗りつけてコテ波を消して完了)

②白色の上塗り用漆喰を塗り付け、水引きを見て追っかけ施工
特徴:下地である白色の上塗り漆喰から水分が上がってくるので、従来の漆喰塗りに近い感覚で施工出来る。又、押さえもしやすく表面を緻密にしやすい。
注意点:下地の漆喰の塗り厚が重要で、水引きが変わると壁の乾燥スピードがあちらこちらで変わってしまい大変。
デメリット:下地から水があがってくるうちは押さえないと白華してしまう(従来の白漆喰は白華しても気づかない事が多いですが、真っ黒の場合、少しでも白華すると一目瞭然で分かってしまいます)

このようにどちらも特徴と注意点がありますが、整理すると大壁で面積が広い場合や人数をかけれない場合は乾燥後シーラー処理で施工、真壁で面積が小さい場合や人数が確保できる場合は追っ掛け施工がよいのではないでしょうか。
https://youtu.be/HGLHiyJy6xI

≫城かべ瑞黒くわしくはこちらから・・・

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