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「研究室!研究報告」の記事一覧

2020/06/21(日曜日)土壁補修を極める Vol.3 仕上げに漆喰(しっくい)が塗れるように・・・

土壁強化をしっかり行ったら次は不陸調整

土壁補修はVol.2でも言ったが、凸凹とかなり不陸があり、調整するには塗り厚が厚くなる場合がほとんどである。
問題は厚く塗るとそれだけ塗った壁材の重量負担が下地にかかってしまうこと。
同じ材料である土、この場合は中塗り土になるが、中塗り土は厚く塗れるため、不陸調整には適した材料と言えるがデメリットもある。ひとつは骨材が砂のため、非常に重いこと。
もうひとつは塗ってから乾燥するまでの養生期間が長く、なかなか次の工程にすすめない。
昔のように土を塗ってから数か月養生し、それから次の工程に進む!なんてことは現代ではなかなかできない。非現実的である。

厚く塗れ且つ、軽量の塗り壁材が不陸調整には最適


そこで弊社がすすめるのが【しっくいドカッと!】である。問題になる重量は軽量化してあり、水よりも軽い。

さらに厚塗りしてもはやく乾燥するように、乾燥促進剤を配合している。

土壁のデメリット部分は解消できたが、【しっくいドカッと!】の良い部分はこれだけではない。そもそも土壁と漆喰なので、強度比較は言うまでも無くしっくいの方が高い。
また一度に塗ることができる施工厚も、中塗り土は約10㎜なのに対し、ドカッと!は約20㎜と倍の厚さまで可能にした。これでさらに不陸調整作業のスピードが上がる。

≫しっくいドカッと!くわしくはこちら・・・

【しっくいドカッと!】はこのような古い土壁補修を想定し、開発をすすめた製品になる。

vol.4へつづく・・・

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2020/06/12(金曜日)土壁補修を極める Vol.2 仕上げに漆喰(しっくい)が塗れるように・・・

現状の土壁を確認し撤去・清掃が終わったら次は強化

土壁の確認をし、撤去・清掃が終わり、乾燥させてから土壁の強化を行います。
土壁は厚みがあるため、表面だけではなく、内部まで浸透する強化剤が望ましい。基本的に樹脂(ボンド)は土壁より粒子が大きく、薄めても土壁内部へ浸透しにくい。なので表面だけしか強化できない場合が多い。
【土強(どきょう)】古い土壁に浸透して内部より固める超浸透性の土壁強化剤
そこで当社は樹脂(ボンド)では無い、溶剤の浸透性強化剤 土強(どきょう)をすすめている。
≫浸透性土壁強化剤 土強(どきょう)はこちら・・・
土強(どきょう)は写真のように浸透性も高く土壁奥深くまで浸透し、内部と表面両方の強度を高めてくれるため、土壁強化には適している。

土壁強化はこれから塗り上げていく下地になるため重要

現状の土壁強化に労力と費用をかけるのはこれから塗る下地になるためである。補修工事の場合、土壁の欠損、欠落が大きく、不陸調整を行うにあたり、塗り上げてくる壁材の塗り厚は厚くなることが多い。

塗り厚が厚くなればなるほど、重量は重くなり、その重量負担が下地の古い土壁にかかる。土壁強化を確実に行っていなければ、新しく塗り上げた壁材の重さに耐えられず、古い土壁部分から欠落してしまうこともあるため、土壁強化は非常に重要な作業になる。
古い土壁の強度を高め、塗り上げてきた作業が無駄にならないようにする。
≫近畿壁材の土壁補修マニュアルはこちら・・・

Vol.3つづく・・・

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2020/06/06(土曜日)土壁補修を極める Vol.1 仕上げに漆喰(しっくい)が塗れるように・・・

古い土壁補修は現状確認が一番大切

土壁補修を行う場合は、まず補修予定の古い土壁がどのような状態なのかを確認する作業から始まります。
確認作業を行い、現状復旧できるかどうかの判断します。下記に示す状況の場合は現状復旧より、下地から改修する必要があります。
・小舞竹が露出しており、縄が腐っている
・中塗り土はすべて剥がれ落ち、残っている荒壁土は小舞竹に接着しておらず、たたくとポコポコと浮いている
・指で押さえると指が簡単に土壁の中に入り込むぐらい風化している
・破風、軒などの下地が露出している
このような状況の場合は下地から改修する必要があります。

復旧できるなら再度古い土壁を確認

復旧できると判断したら再度土壁を確認します。もし古い漆喰壁など、仕上げ材が残っているならすべて剥がし落とし、土壁の状態にしてください。
土壁は何層にも塗り重ねられています。もし、部分的に浮きや亀裂が発生している場合は、発生している層を見極め、その層まで撤去してください。
大きな亀裂が発生している場合は、亀裂周辺部をVカットにしてください。

最後は土壁表面の清掃・撤去

長期間補修せず、風雨にさらされた土壁表面は粘土分が流れ落ち、砂などの骨材が露出し、ボロボロしており表面の強度がありません。
現場状況により作業できない場合もあると思いますが、土壁表面をブラシなどで水洗いします。この作業で表面の弱く、もろくなっていた部分は落ちます。
また落ちずに残った土壁部分は水分を含んで、濡れた状態になっています。濡れた土壁に木鏝やブラシを円を描くように押し当て、土壁をもみ込み、ノロを浮かせます。

そうすると粘土分が表面に浮き上がり、乾燥後強くなります。古い土壁の強度を再び高め、蘇らせるような作業です。
もし水洗い作業を行えない現場なら、ほうきやブラシなどを利用し、土壁表面を力強く掃いてください。水洗いの時と同様にこの作業で弱い部分を落とします。水を使用できないため土壁の強度をよみがえらせる作業を行えないため、水洗いの方がより丁寧な作業方法になります。

≫近畿壁材の土壁補修マニュアルはこちら・・・

Vol.2 へつづく・・・

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