近畿壁材 | 2021 | 9月
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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2021年9月の記事一覧

2021/09/01(水曜日)最近の漆喰!パターンは出来るがフラット仕上げは出来ないもの多くないですか?

バリエーションが増えましたが、やはり漆喰の魅力はフラット仕上げ!


 

洋風建築の外壁にも漆喰が使われるようになりました。しかし、日本の高温多湿の雨が多い環境ではカビや汚れの問題が多く発生します。

お洒落なパターン仕上げにしたいけど、残念ながら従来の漆喰では汚れやカビが発生しやすくなってしまいます。

そこで、各社様々な対策でカビや汚れ対策を漆喰に施し性能は向上しましたが、残念ながら昔ながらの漆喰「フラットな押さえ」が出来ない製品ばっかりになってしまいました。

 

雨やカビに強いニュータイプの漆喰

そんなパターンでも撥水や防カビに高い性能を発揮する漆喰「リライム」を発売。

もちろん、当初はパターンしっくい専用として洋風建築にお勧めしておりましたが、意外に需要が多いのがフラット仕上げでした。

リライムでフラットな押さえが出来るの?そんな疑問に今回は回答致します。

外壁リフォームに「リライム」と下塗りに「リライムベース」を使用!

今回お邪魔した現場は、住宅のリフォームの現場で、外壁の古くなった漆喰の塗り替えです。
古くなった漆喰の塗り替えには、今回リライムベースを使用頂いております。

もちろん、古い漆喰が浮いたり、割れたりが無くしっかりしていることが前提です。

リライムベースは、ローラーや刷毛で塗れるシーラー系下地材!

≫リライムの施工要領はこちらからご確認下さい。

リライムは、フラットな押さえ仕上げが可能!

通常、パターン仕上げの漆喰は押さえが出来ないものが多いですが、リライムは高い撥水性能、抗菌性能、防カビ性能、付着力がありながらフラット仕上げが可能です。

カビの生えた漆喰面などの外壁リフォームにお使い下さい

リライムとリライムベースを使えば、塗り替えも簡単に行えます。

外壁の塗り替えや土塀や土蔵などの改修にも、カビや汚れに強い漆喰、リライムがお勧めです。

 

漆喰のことならご相談ください!

2021/09/12(日曜日)漆喰とペンキ なにが違うの?


ご質問を受ける漆喰とペンキ(塗料)の違い


 

まず漆喰ですが・・・

基本的には、消石灰、海藻糊、麻すさで出来ています。ひび割れ抑制の為に補助として炭酸カルシウムを混入したりもします。

それを水で練った物が漆喰です。

そして塗る為に必要だった水が蒸発して乾燥し、空気中の二酸化炭素と消石灰(水酸化カルシウム)が化学反応を起こし、徐々に硬化していきます。
二酸化炭素にふれなければ硬化しないので、一気には固まらず、施工したてより何十年も経った漆喰の方が硬いです。水があるうちは固まらないんですね~ だからその特性を活かして練り置きが出来たりもします。

例えば粉状の漆喰20㎏を練るのに15㎏ぐらいの水が必要ですが、施工した後、水は蒸発していきます。塗りっぱなし仕上げなどのパターン漆喰は水が抜けた後の隙間があるので、良く水を吸います。ですので外部のパターン仕上げは撥水剤が必要なんですね。

対して押さえ仕上げは、ある程度の水が抜けると鏝厚を掛けて水が蒸発した隙間が埋まっていきます。これを繰り返せば繰り返すほど、原材料の消石灰などが詰まって水を通さない壁になります。

対してペンキは・・・

樹脂、顔料、溶剤(シンナーやアルコールや水等)で出来ています。その他には作業性改善等の為の添加剤が入っています。
樹脂は固まって膜を張り、顔料で厚みを揃えたり着色したりします。それらを溶かして混ぜ合わせるのが溶剤です。水だと水系(水性)、シンナーやアルコールだと有機溶剤(油性)となります。

施工して溶剤が蒸発して乾くと樹脂と顔料が混ざりあったものの膜が残ります。この膜は水を通しにくい(気密性が高い)ので、外部や水廻りによく使用されます。
ペンキは施工してすぐが一番硬く、徐々に劣化していきますし、樹脂の性能で大きく変わるので、材料選びも慎重にですね。

ちょっと専門的になりましたが、ご参考程度に・・・

«過酷な外部にもそのまま塗れるハイブリッド漆喰「リライム」はこちら・・・

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