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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2018年9月の記事一覧

2018/09/26(水曜日)店舗の土間、タイルやフローリングに飽きていませんか?

土間たたき風土系仕上げ材、ウルトラソイルの資料はもうお手元に届きましたか?

 

5色

さんご(ピンク)やしんじゅ(白)の新色も加わり現在弊社の売れ筋商品TOP3にランクイン!!

さて、内外装、駐車場にも使えるウルトラソイルですが、やはりお客様のニーズの一番は、「色」カラーです。

今回、新色開発中と施工要領おさらいでご紹介。

① ウルトラソイルは厚み15㎜で施工可能

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② 梱包内容 1㎡セットなので、軽量の必要はありません。

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まずは主材・・・今回開発中の新色グレーなので写真はグレーです。

そして骨材・・・これが重要淡路島の砂利や砂を使った配合骨材

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そして配合材・・・配合材でこのウルトラソイルの強度を向上させます。「歩行用」と「駐車場用」の量が違うのはこのためです。

 

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また、春夏秋冬によって中身が変わる、遅延材、小袋なので入れ忘れに注意!!

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③ 混練・・・まずは空合わせ!

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1) 主材を入れて

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2)配合材と遅延剤を入れて

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3)空合わせを十分に行います。
タライミキサー(モルタルミキサー)でも混練可能です。

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4)水と配合材を事前に希釈し、空合わせした材料に投入し混練します。

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5)混練完了!

④ 打設・・・土間モルタル同様に一度に15mm打設可能です。

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鏝で均していきます。
大きい面積では土間鏝や定規を利用し平滑に均して下さい。

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水が引いたらまた頭を張って完成です。

⑤季節と気温下地によりますが、3時間~程度養生

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締まったらスポンジ拭きを行います。

⑥仕上げ・・・拭き取り!

スポンジで拭き取りを行います。

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拭きにくいようであれば、刷毛等でノロを浮かせてふき取っていきます。

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骨材が見える程度、表面のノロを拭き取ります。

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完成!1週間程度乾燥させ、その後セメントのアクをきれいに酸洗いしてください。

酸洗いの方法は、下記動画を参考に!

2018/09/26(水曜日)たたきは何故強度が出るのか?

弊社商品の中でも、非常に人気の高い土間たたき。

昔ながらの原材料を守り、重吉たたきの名で販売していますが、使用箇所についての質問が多いです。
「土産物屋の内装の土間なんだけど使用出来ますか?」
「茶室とかではなく、自宅の犬走りなので、よく歩くのですけど大丈夫ですか?」

答えとしては、表面の施工方法など若干の注意点はあるのですが、強度的には大丈夫です。

では何故、土と石灰とにがりだけなのにそれだけ強度が出るのかというと・・・(勿論商品に使用する原材料は一つ一つ吟味して配合しているものですが)
原材料の土は、実際には土という物質だけではありません。厳密にいうと土と水と空気です。道端の土を手ですくうと必ず土と水と空気が入っています。これは土の隙間に液体の水と気体の空気が混じっている事になります。
土間たたきはこの隙間の中の水分を少なくし、密集度を上げているのが、強度UPに繋がっています。
例えば、アスファルトなどで舗装されていない土の道で、よく通るところは、踏みしめられて密度が上がり硬くなります。ここに雨が降っても水たまりが出来てしまいます。
しかし山の中などで、踏みしめられていない土の部分に雨が降っても水たまりは出来にくく、地面に吸収されていきます。その状態で踏みしめるなどするとへこんだり、変形してしまったりするので強度が弱いという事になります。
土は元々、岩石のかけらや岩石が風化したものですが、岩石の状態に近づけているというイメージでしょうか。

これは壁材も同じことで、漆喰の押さえ工程はまさにこの理屈です。何度も押さえる事によって密度を上げ強度を出し、吸水率も下げる。究極は磨き仕上げという事になります。

しかし現実の施工ではそこまで出来ない事も多いので、ケミカル(樹脂等)の力を借りて素材の隙間を補強したり、素材同士の結びつきを強くしたりしている商品が色々販売されています。
弊社はお客様の求めているものに合わせ、ご提案させて頂きます。

2018/09/21(金曜日)外部で土壁をしたいなら「土守(つちもり)」をご使用ください!

この度発売して、おかげさまで反響の多い土壁用撥水剤「土守(つちもり)」
多くの方が外部の土壁をしたいとお考えだったんなぁと実感しました。

ここで土守の特長と注意点をご紹介します。

特徴①:塗った感がほぼ分からない(土壁の表情が変わらない)
折角土壁の質感や色合いが好きで塗っているのに、撥水剤で意匠を変えてしまうのは元も子もありません。土守は比べて良く見てこそ塗ったかなとわかる程度で全面塗っていると、何か処理しているなとは分かりません。

特徴②:撥水力が強く、撥水期間が長い
撥水剤をしても2~3年で撥水効果が無くなりメンテナンスをしていてはランニングコストが大きくかかります。土守は通常は扱いが難しいフッ素系での撥水剤での商品化に成功しましたので撥水力もあり、効果期間も通常の条件下では10年以上の効果があります。

特徴③:土壁の性能を損なわない
ペンキ等と違い完全に造膜するわけではないので、土壁の調湿機能等の性能を損ないません。

注意点:吸い込みが激しい下地にはいくらでも入り込んでいきますが、塗布量は守ってお使い下さい。塗布量が多すぎると塗りムラが発生したりします。又、塗布量が多いからといって撥水力や撥水期間が変わる事はありません。

実際に実物を見てみたい方は少量現物サンプルをご用意します。お問い合わせください!
土守のサンプルが欲しい方はこちらから簡単お問い合わせ・・・
土守の撥水試験動画はこちら・・・

土壁の街並み等も多いので、適切に保護して日本の伝統、文化の保護に役立てばうれしいです。


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