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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2017年6月の記事一覧

2017/06/30(金曜日)家族がいつも集まるリビングこそ快適で高級感がある空間にしませんか?

これからリフォームや新築をお考え方は「城かべ漆喰」をご検討してみませんか?
城かべ漆喰を内装にご使用いただくだけで、高級感と快適空間を演出できます。高級感の理由は「城かべ漆喰」は全国各地にある重要文化財のお城やお寺に日本一使用実績がある漆喰だからです。大阪城、正倉院etc・・・そんな漆喰壁をみなさんがお住まいの住宅にご使用いただくことも実は簡単にできます。実際に住宅への使用実績が年々増えております。もうひとつ高級感を演出できる理由は、漆喰壁は立体感を出せるからです。漆喰は鏝という道具を使用し壁に塗りますが、壁紙(クロス)や塗料(ペンキ)などに比べ、塗る厚みが厚いためより立体的になり高級感が出ます。
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快適な空間の理由は漆喰は自然素材だからです。江戸時代の頃より現代まで残る歴史ある壁材で、原料は消石灰、海藻、植物繊維で昔から手に入るもので製造されております。だから自然素材ばかりで安心・安全な壁材です。また、漆喰には空気を吸ったり、吐いたりする調湿機能(湿気を一定に保とうとする性質)があり、結露を防ぎ、お鍋や焼き肉などをご自宅でした場合、においが無くなるのもはやくなります。さらに漆喰の主成分である消石灰は鳥インフルエンザや牛の口蹄疫などのニュースで白い粉を土壌に撒いているのをご覧になった方もいると思いますが、あの白い粉が消石灰で、殺菌・消毒効果が高く、住宅にご使用すればカビが発生しにくくなるなど衛生的な空間をつくってくれる効果があります。昔の人たちは調湿や抗菌作用など、この漆喰の性質を知っていたので、季節ごとにしか入れ替えがない、布団をしまう押入れには漆喰を塗っていました。また漆喰は建築基準法で燃えない不燃材料としても認められており、昔から大切な物を収納しておく蔵には漆喰を塗り、燃えず、湿気もとるので収納してある物を傷めず、宝物を守っておりました。
このような機能がある伝統壁材「城かべ漆喰」を日常一番家族が集まるリビングにいかがでしょうか?もっと知りたい!興味がある!かたは弊社まお問い合わせください。
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2017/06/28(水曜日)色漆喰の実験を兼ねて塗見本製作中!

本日は塗見本作成です。
お客様のニーズの中で色漆喰の要望は必ずあります。
「白華しない色漆喰」「見本と同じ色になるように」「色むらにならないように」「冬場に施工出来る商品」等々・・

漆喰は石灰が原料なので石灰の性質上中々難しい事ばかりなんですが、少しでも緩和出来るような商品作りを目指しています。


色漆喰は水引き等で乾燥スピードに違いも出るので、本日は下地を色々変えて試験しています。
長期的な試験を続けていますので、すぐには提案出来ないかもわかりませんが、チャレンジし続けます。

2017/06/26(月曜日)ベッラムーロも最終段階・・・OH!いい感じ!

城かべ漆喰用のリペアー材は色々ありますが、以前からちょこちょこ紹介している「ベッラムーロ」がいよいよ完成です。
詳細は後日ご紹介させて頂きますが、今日は古い漆喰への塗りかえ試験など色々やってみました。
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天気が良いので絶好の試験日和・・・
【ベッラムーロ・Bella muro】ベッラムーロは、古い漆喰やカビの生えた漆喰のリペアーへのニーズから作った仕上材で、ローラーや刷毛で塗る「漆喰ガード」を改良し、厚塗り鏝仕上げが可能な城かべ漆喰専用のリペア材として作った塗り壁です。

≫漆喰ガードについてはこちら・・・

リペアー材なので、城かべ漆喰のような真っ直ぐで真っ白なフラットな鏝押さえはできませんが、汚れたパターン漆喰の壁や、カビの生えた古くなった壁のリフォームに使っていただける製品にしました。
特長は、高い撥水性!撥水材を塗ったような水弾き性能でカビや汚れの大敵でもある水分を壁面内部に侵入させません。もちろん、塗料系材料では出来ない鏝による厚塗りも可能なので凸凹下地のリペアも容易に出来ます。

製品は、主材と配合材のセット品であとは水で練るだけ。
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亀裂防止にすさや砂も配合しているので、鏝離れや鏝すべりなどの作業性も抜群です。DSC07544

通常のハンドミキサーで少しずつ硬さを調整しながら混練します。水量は慎重に調整中ですが、多少の巾があっても大丈夫なようにします。

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昔塗った古い漆喰の塗り見本があったので、早速にその上に塗ってみます。
黒く汚れていますが、右下のより黒い部分は、城かべシーラー3倍液を塗ってあります。

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この城かべシーラーを塗った部分に「ベッラムーロ」を塗っていきます。
下地の隠ぺい力は問題なく、汚れは透けませんね。
通常、炭酸カルシウムや塗料系の塗り壁材の場合どうしても隠ぺい力が弱く塗り重ねが必要ですが、大丈夫ですね。

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城かべ漆喰のリペアだけでなく、この製品ならモルタルに直接塗ることも出来そうです。良い感じです・・・

もう少し隠ぺい力を確かめる為、黒漆喰(瑞黒)の上に塗ってその実力を確認してみました。
さすがに黒は透けるかな?

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大丈夫そうですね!

次に厚みですが、少し凸凹の下地(漆喰の掻き落とし)のリペアをしてみたいと思います。

問題は、ダレや亀裂ですね、1.5mmから2mmぐらい塗れれば最高です。がこれも問題なさそうですね。どうしてもパターン仕上は厚みが付く場所で割れてきますがいけそうです。

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上の写真の左側にベッラムーロを塗っています。
ダレや割れも大丈夫です。

最後に、城かべシーラー無しで塗れるのか?ですが、30年以上前に行った高級城かべの吹き付け外壁に塗ってみます。

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この壁は、当社のブログにもちょくちょく登場する工場のトイレの壁ですね・・・軒も無く雨も直接当たり、西向きで日陰、しかもトイレで湿気も多い過酷な壁です。試験には最適な壁ですね!

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城かべシーラー無しで塗ってみましたが、やはり吸水が激しく、気泡が出来ます。
古い壁には必ず城かべシーラーを塗ったほうがよさそうですね。少し小さい場所で、軟らかく練ったものをカリカリしごいて、追い掛けで2回塗りすればなんとか塗ることは出来ましたが、小さい壁なのでなんとも・・・・

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最終確認も問題はありません。お楽しみに!

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