近畿壁材工業株式会社 匠に役立つ塗り壁ブログ 【漆喰】昔ながらの漆喰壁材「城かべ」の販売。

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2018 11

古い土塀の改修工事 by明石城

先日お客様よりご連絡いただき、明石城改修工事現場行ってきました。
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この度は塀部分の改修工事で、漆喰壁の汚れが目立ってきていたので塗り替えとなりました。上塗りの汚れた漆喰を剥がし落としたら下地は中塗り土。
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ほうきで古い中塗り土下地表面を力強く掃き、風化して弱くなった部分を全て落とします。もちろん浮きが確認できた場所も落としていただきました。その後、浸透性土壁強化剤 土強(どきょう)を噴霧して中塗り土の内部を強化!お伺いさせていた日は土強(どきょう)噴霧後の、城かべボンドで中塗り土の表面を強化する工程でした。
>>浸透性土壁強化剤 土強の購入はこちらから・・・

古い中塗り土下地の改修工事はこの古く弱くなった部分の撤去と、古い中塗り土の強化が非常に重要な工程になります。下地の強度をしっかりしておかないと、塗り替え工事でこれから塗り上げる壁が弱い下地部分から落ちてしまう可能性があるからです。改修の場合は塗り上げていく各材料も、下地の凸凹をなおすため塗り厚が厚くなります。その分下地への重量負担が大きくなります。ですからこの下地処理が非常に重要です。
このような改修工事のお問い合わせが多いので、補修マニュアルを作成しました。
>>古い土塀、土蔵補修マニュアルはこちら・・・

>>さらに補修マニュアルに沿った施工動画はこちらから・・・

塗り壁はやはり下地が大事‼あたりまえですが、みなさんも一度基本に立ち返り、下地から丁寧に!を心掛ければその後の作業もしやすく作業効率も上がり、施工後の不具合なども減るのではないでしょうか。
余談何年前に施工されたかは不明ですが、こちらの土塀は貫伏せも丁寧にされていました。
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2018/11/15 15:00

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2018 11

糊土施工現場へ!

出張時に、古民家の改修現場で、糊土施工をしているという事でご訪問させて頂きました。
サンプル作りの際に事前にTELでお話をしていた現場です。

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サンプル作りの際に、仕上がりの色で使用する土を決めています。
今回は淡路土の色味の素朴な感じが希望だそうです。淡路土を上塗り用にする為、篩にかけた物の粘性に合わせ、砂(珪砂)とひだしスサを配合し、最後に作業しやすい粘性に海藻糊を投入します。
今は、海藻糊100%の城かべ角又があるので便利ですね~
このまま1日ほど練り置いた材料を施工しています。


下地は中塗り土下地になります。


実際に塗りつけている作業です。
塗りつけて養生をすぐ剥がしを繰り返しますが、養生テープを貼る前、事前にちり厚に合わせて薄く油を柱に塗っています。
そうする事で、粘着によって木材がささくれる事を防いでいます。
何度もサンプル作りをしている賜物でしょうか?実際に少し触らせて頂きましたが非常に塗りやすいです。


左が塗り付け鏝。右が波消し鏝です。
塗りつけて場を平滑にし、出来た波を波消し鏝で1~2回撫でて終了です。
あまり触らない方が、土本来の意匠が出る為、土壁は撫で物と言われるんですね。


綺麗に仕上がりましたね~。
お施主さんには会えなかったのですが、お施主さんはこの工程を非常に楽しみにされていたそうです。


梁も素晴らしくこだわりの木材が使用されています。

このように上品に仕上がる糊土ですが、やはり配合は難しいものです。
そういう場合は配合された糊土「本土壁やすらぎ」がございますので検討されてはいかがでしょうか?
«本土壁やすらぎの商品情報はこちらから・・・

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●施工方法にお困りではございませんか?
各種商品説明を動画で行っております。ご覧下さい
YouTube「匠に役立つ動画」

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2018/11/14 11:59

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2018 11

ウルトラソイルのサンプル作成秘話・・・でもないか

ウルトラソイルのお問い合わせが多く、サンプルの手配が間に合わないので、急遽サンプル作りを行ないした。
ウルトラソイルは、厚み15mmで施工できる「土間たたき風」土系仕上げ材で、おかげさまで発売より順調に売上が伸びている製品です。

お使いになられたお客様にも好評で、リピーターも増えてまいりました。

≫そんな土系舗装材、ウルトラソイルをご検討のお客様は、こちらからご覧頂けます。

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ウルトラソイルのサンプルは、弊社営業部のお仕事です!
プロの左官屋さんでなく、営業マンが手作りで作っております。

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サンプル作りをしながら、営業活動で頂いたお客様ニーズも検証しております。
例えば、今回などは「ウルトラソイルは、立ち上がり「壁面」も塗れますか?」というご質問から、立ち上がりにも塗ってみました。

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だいじょうV・・・古い・・・
そう、ウルトラソイルは壁にも使えます、そんな壁にも使えるウルトラソイルが欲しい!と思ったお客様は、

≫ウルトラソイルがすぐに購入できる【土屋重吉ONLINESHOP】はこちら・・・

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大量に作るので、今回はステンの70Lバケツを使用!
ハンドミキサーで練るのは少し大変なので、皆様は是非、モルタルミキサーで練って下さい!

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水とウルトラ配合材を入れて練れば完成、水加減はサンプルでも実際と同じで練っています。当然ですが・・・

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この状態で、サンプルの場合は3時間ほど放置(乾燥)

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少し乾燥した段階で拭き取ります。

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完成!このまま1週間ほど完全乾燥させ、酸洗い・・・

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酸は、当社では塩酸を5倍ぐらいに薄めて使います。ただ、塩酸といっても色々あるので注意して下さいね。薬局で取り寄せできます。

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まず水で洗ったウルトラ見本を塩酸の希釈液で表面を洗います。
そんなにゴシゴシ洗わなくても表面白華を取るだけなので軽くで大丈夫です。

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最後にもう一度水で洗い流して完成

灰茶 web 褐色 web 山吹 web 珊瑚 WEB 真珠 WEB

左から、灰茶・褐色・山吹・珊瑚・真珠の計5色!

≫ウルトラソイルの現物みほんが必要な方は・・・コチラからお申し込みくださいね!

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2018/11/10 13:39

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2018 11

中土(なかつ)と土守(つちもり)で外部土壁仕上げ

配合中塗り土 中土(なかつ)と土壁専用撥水剤 土守(つちもり)を使用してくださったお客様が完成現場の写真を送ってくださいました。
>>配合済みで水で練るだけで塗れる!中土(なかつ)のご購入はこちらから・・・
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お客様は造園屋様で、もちろん普段は壁などを塗るお仕事はしていないと思うのですがきれいに塗っていただきました。写真はガーデニングショーなのですが、土壁の使用し、植物とのコラボで雰囲気を出したいとお考えだったので採用いただきました。写真の燈籠部分と壁部分に中土(なかつ)を塗っていただいております。塗っていただいた場所が外部だったので、もし雨が降ってしまうと雨で土壁(中土)が流れていまします。そこで土壁専用撥水剤 土守(つちもり)も施工していただきました。
>>土壁専用撥水剤 土守(つももり)のご購入はこちらから・・・

ご丁寧に写真をお送り下さりありがとうございました。お客様から「うまくいったよ!」「満足いく仕上がりのなので見てください」と報告を受けると本当にうれしいです。
外部に土壁を塗りたい!施工したい!とお考えの方は土壁に専用撥水剤 土守(つちもり)を使用すれば大丈夫ですよ。
>>どれぐらい大丈夫なの?土守の撥水試験はこちらから・・・

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2018/11/08 12:00

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2018 11

小学校に漆喰塗り!

兵庫県西脇市にある西脇小学校。
昭和初期に建てられた木造校舎の保存改修工事が進んでいます。

出来るだけ従来の形を残しながら、現在の建築基準に合わせて改修工事されており、まさに昔と現代建築の融合だと思います。
工事の中で漆喰の塗り替えも多数あり訪問させて頂きました。

漆喰がめくれている箇所も綺麗に修復され・・・


廊下も見違えるようになりました。


教室も真っ白の漆喰塗りで明るい空間に生まれ変わりました。私もこんな教室で勉強したかった・・・

調湿機能も勿論ですが、抗菌作用も高い漆喰は子供たちが生活するスペースには最適な建材だと思います。
病院や学校等の施設に漆喰塗りが増えるようになればいいなと思いました。

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2018/11/06 16:12

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2018 11

補修工事は下地補強が非常に大事です

台風後の被害で補修工事のお問い合わせが急増しております。
新築の場合と違い、補修する物件はそれぞれ状況により補修内容が変わります。

例えば・・・表面がしっかりしているからといって、クラックから水が侵入し浮きあるような壁の上に補修をしても、一時的に表面は綺麗になりますが長くは持ちません。浮き部分から剥離してくるからです。結果的に短いスパンでの補修が必要になり、メンテナンス費用も余計にかかってしまう事になります。
なので補修の場合は下地をきっちり作ることが重要です。

写真のような物件も多く、中々マニュアル化は難しいのですが、お問い合わせが非常に多いため、補修マニュアルを作成しました。
>>補修マニュアルの資料はこちら・・・

補修マニュアルに沿った動画もあります。
>>補修マニュアル動画はこちら・・・

蔵などの下地には土壁が塗られている事が多いと思います。最終仕上げを漆喰にするにしろ、土壁のままにしろ、下地である荒壁土や中塗り土の土壁を強化する必要があります。短いスパンで補修にならないように、この下地強化が非常に重要です。
このような場合には浸透性土壁強化剤の「土強」をおすすめします。
なぜ土強(どきょう)をおすすめするのか?は土強(どきょう)の強度試験を動画でご覧ください。
>>浸透性土壁強化剤 土強(どきょう)強度試験動画はこちら・・・

塗布して乾燥させることで土壁内部で溶けださない無機物質を形成し、この無機物質が土と土とを接着させ強固な土壁に生まれ変わります。この工程があるだけで大きく壁の耐久度が変わり、それに伴い建物の耐久性につながります。
>>土強(どきょう)のご購入はこちらから・・・

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2018/11/01 12:00

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2018 10

寒くなってきました!白華現象のおさらい!

この前まで暑くてへばっていたのもつかの間、急に寒くなって来ました。
寒い時期の左官仕事で厄介になるのが、白華現象です。この現象になってしまうと美観を損ねてしまいますので、おさらいをして出来るだけ防いで頂ければと思います。

白華とは・・・
セメントやモルタル、漆喰の成分の遊離石灰が水に溶け出し表面に蒸発していきます。その時に空気中の二酸化炭素と反応し固まって残ってしまいます。成分は主に白い炭酸カルシウムになる為、壁表面が白くなってしまう事です。
黒漆喰などの色を付けている場合は、特に目立ってしまいます。夏場に起こらない事は無いですが、乾燥まで時間がかかる分、夏場より冬場に圧倒的に起きやすい現象です。
白華は大きく1次白華と2次白華に分かれ、1次白華は材料の練水で材料の硬化に必要な水以外の余剰水の乾燥時に起こり、2次白華は施工が完成してからの雨がかり等の水分によって起こります。

2次白華は施工後の事ですから、水分を侵入させない方法・・・撥水剤で保護すれば防げます。
«用途に応じた撥水剤はこちら・・・
1次白華は施工時に起きる事で、乾燥が遅すぎると、その分遊離石灰が表面に移動する時間が長くなるので起きやすいです。ですので下地材の水引き性能や上塗り材の糊加減等を調整する必要があります。かといって早く乾きすぎるとドライアウトを起こし別の不具合が起きる場合がありますので、塗ろうとする物件や壁の条件に合わせたバランスが必要ですね。

例としては・・普段漆喰ベースやボードベースを漆喰の下地としてご利用頂いている方で、当日ギリギリに仕上がるよ!って方は冬場は漆喰ベースライトやボードベースライトの使用がいいかもです。ライト製品は水引き性能を早くしてありますので、暑い時期の漆喰ベースやボードベース使用の感覚で仕上げが行えると思います。
«漆喰用の下地材はこちら・・・

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2018/10/31 11:23

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2018 10

ウルトラソイル別注色!現場試験施工見学

客様のご依頼で、ウルトラソイルの別注色を作らせて頂きました。今回は、最終の色確認と、現場での施工方法確認も含め、試験施工を行なうということで、見せて頂きました。
ウルトラソイルは、厚さ15mmで施工できる非常に強度の高い土間材で、たたき風の仕上げから、現代建築のコンクリート上や、店舗などのあまり厚みを取れない場所に使われています。

≫土間たたき風の仕上げ材、ウルトラソイルはこちら・・・写真をご覧下さい。

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今回の別注色はグレーで、以前にブログでご紹介したタイプのものです。
≫以前のブログでご紹介したグレーのウルトラソイル・・・・

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今回の現場は、広いので目地を入れます。
目地は、通常真鍮目地棒を入れるときれいですが、グレーなどの場合は、ステンレスの目地がお勧めです。
今回幅5㎜程度のステンレス目地で試験です。

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≫真鍮目地を使用したウルトラソイルの試験施工に関するブログはコチラ・・・

施工は、通常のウルトラソイルと同じですが、目地部分は拭き取るとどうしても下がり、目地が高くなります。
拭き取った仕上りが15mmになるよう少し目地周辺は高く塗り付けたほうがよいと思います。

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4時間程度養生し、拭き取り作業に入ります。
拭き取りは、スポンジで拭きますが、刷毛等でノロを浮かせ拭くと拭き易くなります。

≫ウルトラソイルの施工要領は、動画でご覧頂くことも可能です。

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表面のノロを洗い出しのように拭き取っていただくと骨材が見え、たたき風の仕上りになります。

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このようにウルトラソイルは、簡単に土間材とし使用できます。
≫ウルトラソイルのご購入をお考えのお客様は、コチラをご覧下さい。

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何で?今回写真白黒やねん!

≫ウルトラソイルの詳しい商品情報!!

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漆喰壁・土壁のプロ!近畿壁材工業の商品についてご覧になりたい方は、コチラ

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2018/10/31 09:58

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2018 10

漆喰でのカビ対策!

アレルギーの原因にもなる「カビ」
カビを発生させたくなくて、漆喰塗りを選ばれる方も数多くいらっしゃいます。
しかし条件が整えば、どのような状況でもカビは発生し繁殖してしまいます。

漆喰面にカビが生えてしまったら、衛生面でもそうですが、白い壁なので美観も損なわれてしまいます。

ではそんな厄介なカビを発生させない事は出来るのでしょうか?
カビを絶対に発生させない事は出来ません・・・がカビのメカニズムを知る事で発生リスクを少なくする事は可能ですので、今日はそのおさらいをします。

※漆喰面へのカビの発生、繁殖の様子
①漆喰は強いアルカリ性を示し、抗菌性が強いです。よって漆喰内部からカビが発生することはほぼありません。
②空気中に無数にある、カビの菌糸が漆喰表面に付着し、水分と一緒に漆喰内部に入ります。その時に漆喰のアルカリが殺菌してくれる場合もありますが、漆喰は長い年月をかけ空気中の二酸化炭素と反応して炭酸化されていきます。炭酸化され炭酸カルシウムという成分になるにつれ、アルカリ性から中性へとなっていきます。
③以下に記載する条件が整えばカビが繁殖をしていきます。

※カビが発生(繁殖)する条件は以下の条件が揃えば発生しやすくなりますので、材料や施工方法でリスクを軽減する方法を探します。
①酸素
漆喰は呼吸する壁材(吸放湿性能)ですので、酸素の遮断は勿論出来ません。
②栄養源
カビが栄養源とするものは、人間の栄養源と違い多岐にわたり、遮断出来ません。
③温度
20~28℃がカビ繁殖の最適条件と言われていますが、外壁では温度調整が出来ません。
④湿度
60%以上ぐらいからカビは活発に活動しますので、壁面が頻繁に結露等で水分が供給される場所や、日陰が続き空気の流れが悪く乾燥まで時間がかかる場所がカビにとっての好条件となります。

上記から分かるとおり、酸素、栄養源、温度は私達ではどうしようもありません。しかし湿度(水分)だけは、0に出来なくても極力減らす事が、一番のカビ予防策になります。要は漆喰内部への水分の吸い込みを少なくするという事です。

※対策(予防)
対策の仕方は、建物の形状や、お住まいの地域の条件等に大きく左右されますので、きちんと施工される物件に合った予防法で施工されるのをおすすめします。
①油の混入
漆喰に油を混入し、漆喰の吸水率を下げます。油の混入無しの漆喰と比べると、格段に吸水率が下がりますが、多少は水を吸いますので、軒が無い、短いお宅などは壁面全体が受ける水分が多すぎて飽和してしまう可能性があります。
②撥水剤の塗布
漆喰が仕上がった後に、トップコートとして撥水剤を塗布します。表面に膜を張る撥水剤は止水するには効果的ですが、テカリ等の意匠性の問題があります。内部に浸透する撥水剤を表面のテカリが出ないぐらい複数回塗布すると、意匠も損なわれず、カビ予防として効果を最大限に発揮します。油との併用は出来ません。油によって撥水剤がはじかれ、本来の性能が発揮出来なくなります。
③抗菌剤の混入
漆喰が中性化されていく中でも、カビ用抗菌剤の力で繁殖を抑制するものです。油や撥水剤との併用が可能です。
④クラック予防をする
下地の選定、ネットの正しい伏せ込み等、漆喰にクラックが入らないようにします。クラックが入ると油を混入してようが、撥水剤を塗布してようが物理的に水が浸入してしまいますので、正しい施工方法を守る事も非常に重要です。
⑤鏝押さえを充分に行う
漆喰の特徴として、鏝押さえをすればするほど、表面が緻密になり吸水率が低下します。

カビが発生してから、対策をするのは非常に大変(カビは菌糸といって糸状になっており壁表面から内部にむかって菌糸が伸びています。菌糸を処理しないといくらでも再発します)ので、発生繁殖のメカニズムと予防策をしっかり覚えておき、物件条件に合ったご提案をして頂ければと思います。

 

2018/10/26 13:22

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2018 10

土壁補修の土壁強化に土強(どきょう)を使用する理由とは?

先日の台風の被害で落ちたり、剥がれてしまった土壁の補修のお問い合わせが急増しております。
>>土蔵や土塀の補修方法資料はこちらから・・・

ボロボロ取れる弱くなった土壁は取り除いて、残った土壁を固める為に浸透性の土壁強化剤「土強~どきょう~」を塗布して土壁強化を当社はおすすめしていますが、なかなか言葉では伝わりにくいので試験中の様子を紹介します。

こちらは外部で約半年間置いている見本です。
全面に中塗り土壁を塗り、半分だけ土強を塗布していましたが、この前の台風の影響もあるのでしょうか、上半分だけ土壁が無くなっています。しかも下地の石膏ボードも水でボロボロになって砕けてしまいボード表面の紙だけ残っています。石膏はもともと水に弱いので外部に放置すれば当然の結果ですが・・・
そんな中でも土強(どきょう)を塗布した箇所はきちんと中塗り土の原型を残しています。
>>土強(どきょう)の購入はこちらから・・・

土強イメージ写真-2[1]

土強(どきょう)は土壁どうしを強固に繋ぎ合わせ、土壁内部で水で溶け出すことのない、不溶性の無機物質を作り土壁の強度を向上させる仕組みになっております。
>>土強(どきょう)の強度試験動画はこちらから・・・

この高い強度を土壁に出せるのが土強(どきょう)の特長なので、これから土壁補修を行う予定の方は、浸透性土壁強化剤「土強(どきょう)」をご検討ください。

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2018/10/23 16:30

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