漆喰でのカビ対策! | 近畿壁材工業株式会社 匠に役立つ塗り壁ブログ 【漆喰】昔ながらの漆喰壁材「城かべ」の販売。

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2018 10

漆喰でのカビ対策!

アレルギーの原因にもなる「カビ」
カビを発生させたくなくて、漆喰塗りを選ばれる方も数多くいらっしゃいます。
しかし条件が整えば、どのような状況でもカビは発生し繁殖してしまいます。

漆喰面にカビが生えてしまったら、衛生面でもそうですが、白い壁なので美観も損なわれてしまいます。

ではそんな厄介なカビを発生させない事は出来るのでしょうか?
カビを絶対に発生させない事は出来ません・・・がカビのメカニズムを知る事で発生リスクを少なくする事は可能ですので、今日はそのおさらいをします。

※漆喰面へのカビの発生、繁殖の様子
①漆喰は強いアルカリ性を示し、抗菌性が強いです。よって漆喰内部からカビが発生することはほぼありません。
②空気中に無数にある、カビの菌糸が漆喰表面に付着し、水分と一緒に漆喰内部に入ります。その時に漆喰のアルカリが殺菌してくれる場合もありますが、漆喰は長い年月をかけ空気中の二酸化炭素と反応して炭酸化されていきます。炭酸化され炭酸カルシウムという成分になるにつれ、アルカリ性から中性へとなっていきます。
③以下に記載する条件が整えばカビが繁殖をしていきます。

※カビが発生(繁殖)する条件は以下の条件が揃えば発生しやすくなりますので、材料や施工方法でリスクを軽減する方法を探します。
①酸素
漆喰は呼吸する壁材(吸放湿性能)ですので、酸素の遮断は勿論出来ません。
②栄養源
カビが栄養源とするものは、人間の栄養源と違い多岐にわたり、遮断出来ません。
③温度
20~28℃がカビ繁殖の最適条件と言われていますが、外壁では温度調整が出来ません。
④湿度
60%以上ぐらいからカビは活発に活動しますので、壁面が頻繁に結露等で水分が供給される場所や、日陰が続き空気の流れが悪く乾燥まで時間がかかる場所がカビにとっての好条件となります。

上記から分かるとおり、酸素、栄養源、温度は私達ではどうしようもありません。しかし湿度(水分)だけは、0に出来なくても極力減らす事が、一番のカビ予防策になります。要は漆喰内部への水分の吸い込みを少なくするという事です。

※対策(予防)
対策の仕方は、建物の形状や、お住まいの地域の条件等に大きく左右されますので、きちんと施工される物件に合った予防法で施工されるのをおすすめします。
①油の混入
漆喰に油を混入し、漆喰の吸水率を下げます。油の混入無しの漆喰と比べると、格段に吸水率が下がりますが、多少は水を吸いますので、軒が無い、短いお宅などは壁面全体が受ける水分が多すぎて飽和してしまう可能性があります。
②撥水剤の塗布
漆喰が仕上がった後に、トップコートとして撥水剤を塗布します。表面に膜を張る撥水剤は止水するには効果的ですが、テカリ等の意匠性の問題があります。内部に浸透する撥水剤を表面のテカリが出ないぐらい複数回塗布すると、意匠も損なわれず、カビ予防として効果を最大限に発揮します。油との併用は出来ません。油によって撥水剤がはじかれ、本来の性能が発揮出来なくなります。
③抗菌剤の混入
漆喰が中性化されていく中でも、カビ用抗菌剤の力で繁殖を抑制するものです。油や撥水剤との併用が可能です。
④クラック予防をする
下地の選定、ネットの正しい伏せ込み等、漆喰にクラックが入らないようにします。クラックが入ると油を混入してようが、撥水剤を塗布してようが物理的に水が浸入してしまいますので、正しい施工方法を守る事も非常に重要です。
⑤鏝押さえを充分に行う
漆喰の特徴として、鏝押さえをすればするほど、表面が緻密になり吸水率が低下します。

カビが発生してから、対策をするのは非常に大変(カビは菌糸といって糸状になっており壁表面から内部にむかって菌糸が伸びています。菌糸を処理しないといくらでも再発します)ので、発生繁殖のメカニズムと予防策をしっかり覚えておき、物件条件に合ったご提案をして頂ければと思います。

 

2018/10/26 13:22

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