そば屋さんなどの店舗や古民家改修の内装仕上げとして最近人気が高い「本土壁やすらぎ」。お問い合わせが多くカタログと一緒に送付させていただいている塗り見本が少なくなってきたので本日は作成しております。
下地は石膏ボードで、その上に下地材「ボードベースライト」を塗ります。ボードベースライトは少し表面を荒らすように塗り、「本土壁やすらぎ」のくい付きを良くする工夫をして乾燥させます。これで下地処理は完了です。
乾燥した「ボードベースライト」の上にやすらぎを塗ります。昔から土は撫でものと職人さんの間では言われ、あまり押さえたり、さわりすぎと土壁の表情が出なくなってしまします。塗り付け後、鏝波を消したら1度押さえて作業は終了です。
>>本土壁やすらぎ施工要領はこちら・・・
当社では塗り見本は営業マンが作成しております。もちろんプロの左官さんのようにはうまくいかないですが、丹精込めて作成しております(^^)
店舗や古民家にピッタリの土壁をお探しの方はお問い合わせください。
2017年9月の記事一覧
2017/09/15(金曜日)そば屋などの店舗や古民家に塗れる土壁をお探しの方へ:塗見本作成中
2017/09/05(火曜日)番外編!ぶらり伝建地区の旅~愛知県豊田市足助町~
今回は、ぜんぜん商品の紹介じゃないので・・・・すいません。
城かべ漆喰を使って頂いた現場があったので見学に行ってきました。
愛知県足助町は、平成23年6月20日に重要伝統的建造物群保存地区に選定されたそうです。と言っても観光地として紅葉の香嵐渓としてむちゃくちゃ有名な町です。
そんなことから、観光案内は、各HPよりご覧下さい。
≫足助観光協会HP~重伝建の町並みを歩く
≫豊田市HP~豊田市足助伝統的建造物群保存地区にかかる制度について
香嵐渓の駐車場から歩いて伝建地区へ・・・まずは、落合橋を渡って川沿いを散策!
いたるところに漆喰の町並み、もともと宿場町で江戸時代中期から明治期に建てられた建物が多く残るそうです。
散歩・散歩ハイキングコースには最適です。山あり川あり本当に素晴らしいところですが、やはり秋の紅葉シーズンに来たいですね。
土蔵もだいぶん傷んでいるものがありますね。しかし、土蔵の土壁は、雨が当たってもなかなか崩れ落ちないですね、漆喰を塗らず、土壁むき出しの土蔵でも丈夫に残っています。研究すれば外壁でも流れない土壁が出来そうです。
旧足助町域は、北から親王町、田町、本町、新町、西町、宮町、松栄町と続きますき、いたるところに伝統建築物が残っています。
お気に入りはこのタイル!レトロでいい感じです。塗り壁もいいですが、昔のタイル張りの外壁もいいですね。
町のあちこちに、このような小路があり雰囲気があります。
小路好きの方は是非!
と、足助の観光大使のように観光案内ばかりしていても仕方が無いのですが、仕事で来たのはとある住宅の改修です。
外壁の漆喰と土壁が相当に傷んでいます。
この現場では、ラスで下地補修後、荒壁土とセメントを混ぜた材料で下地補修だそうです。
淡路島でも震災後、落ちた壁をこの方法でよく直していました。
このような大きく壊れているところや、下地の小舞竹が見えているところは、下地からの補修や、写真のようにラス網で補強する場合をよく見かけますが、ここまでの欠損ではなく、ある程度大きな不陸がある場合は、漆喰ドカット!をお勧めします。
補習が完了した部分の写真です。城かべ漆喰で上塗りされています。このような伝統建築には、是非城かべ漆喰をお使い下さい。
今回は、時間があったのでゆっくり足助の町並みを散策することが出来、色々な漆喰壁を見ることができました。
最後に足助城!
城跡公園足助城は、足助町制施行100周年を記念して、平成5年に開園したそうです。
足助の古い町並みが一望できる標高301メートルの真弓山に、高櫓・長屋・物見矢倉・厨(くりや)などの建物が復元されています。