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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2021/11/01(月曜日)古民家改修に使う土壁材料|小舞荒壁と中塗り土!


古民家改修現場へ、絶対必要な荒壁土と中塗り土と土壁仕上げ材


 

いつもお世話になっているお客様から今、築100年ぐらいの古民家改修をやっているので見に来ればとお誘い頂き見に行ってきました。

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非常に大きな古民家で、昔ながらの工法にこだわり改修していました。
完成後は、住宅として使われるそうなので新たに間取りなどの変更で小舞掻きもしていました。

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古民家の改修は、様々な下地の状況や求められる改修方法があり決まったルールがありません。
土壁を厚くする場合や、薄く塗らなくてはならない状況、剥がしたり、剥がさず塗ったりと、現場の求める要求に対応できるよう準備士とかなくてはなりません。

そんな時には、まずは荒壁

>荒壁練土(小舞荒壁から屋根土まで古民家改修の強い味方)

ただ、荒壁練つには藁が入っていません。必ず藁すさを入れて下さい。

>荒壁用藁すさ

 

ちょうど外壁の中塗り土塗りだったので見せて頂きました。

中塗り土は、荒壁乾燥後の凸凹を直す材料です。

当社では、土と砂と藁を混ぜる手間を考慮し既調合で混ぜた中塗り土をご用意しております。

>中塗り土をお探しのお客様は・・・こちら

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最近、ひげこや布連も品薄で今回は手作りされたそうです。
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馬小屋の柱にこんなのが付いていました。
昔の人は素晴らしいですね。

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今回も古民家の奥の深さを勉強させて頂きました。

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土壁の最終仕上げに塗る土壁は、これ

>本土壁やすらぎ

2016/12/28(水曜日)簡易なクラック補修ならヒビキエール!

出張時にクラックが入った蔵の補修案を教えて欲しいとの事で訪問させて頂きました。

壁の一面が大きい箇所に開口部からクラックが入ってしまい、塗り替えないといけないかな?との事でした。
塗り替えの場合は・・・
①シーラー処理
②クラック部位にネット貼り
③塗り替え下地材 漆喰ベース塗り
④上塗り漆喰塗り
と結構な作業工程があります。しかも各工程に乾燥期間が必要ですので日数もそれなりにかかります。
勿論塗り替えるのが最善の補修方法ではありますが、そこまでの工期や単価が出ない場合は簡易的にクラック部分だけを補修する方法もあります。

クラック部分にパテ埋めしてクラックを塞いで保護する「ヒビキエール」
ヒビキエール

壁にパテ埋めしてはみ出た分を取り除くだけの簡単施工です。
漆喰を埋めた物やチョーク等で一時的に隠しても、雨がかりでいずれ流れてしまいますし流れた汚れが他の部位を汚してしまう事もあります。
ヒビキエールは流れ出しませんので長期的に壁を保護します。
※濡れた場合に多少濡れ色になりますので、ヒビキエール施工後プロテクターGなどを併用すれば目立ちにくくなります。

2016/12/24(土曜日)寒くなってきたので心配ですが、何とかなりそうです。

皆さんは、木摺り漆喰はご存知ですか?下地に杉の細切りの板を目透かしで張った下地に直接漆喰を塗って下地にする工法ですが、当社でもそのような下地に対応すべく数年前から厚付け用の漆喰の研究を続けています。
確かに大壁ですし、木に直接漆喰を塗り下地にするので亀裂も心配ですが、使い方によっては非常に経済的で優れた下地になります。

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今回は、当社の「ドカッと!」を利用して木摺り下地を行っていただきました。
ドカッとはふざけた名前ですが、名前の通りドカッと厚付けができる漆喰です。不陸の大きい場所や、土蔵の改修、土塀の改修などはもちろん、このような一度に厚付けが必要な木摺り下地には最適です。

12月に入り急に寒くなってきたので少し心配ですが、なんとか順調のようです。凍らないように・・・
本当は、12月から2月末までは漆喰工事は控えていただきたいのですが、そうも行かないのが現状ですね。

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今回の工法は、ドカッとに全面ネットを入れて亀裂に備えるそうです。
こだわりのある住宅なので、木摺りの下は木舞土壁です。
ドカッとについては、いい材料なので続きはまたご紹介させて頂きます。

≫ドカッとはこちら・・・

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