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PEKIのお悩み解決ブログBLOG

2021/07/11(日曜日)深草たたきってどんなもの?


京都深草砂利~土間三和土(たたき)


すごーく奥の深い仕上げの「土間たたき」、社内でも重吉たたきや素材ごとの販売で伝統的な商品をご提案しておりますが、定期的に勉強会を行ってもっと理解を深めようと企画し行いました。京都深草砂利~土間三和土(たたき)

淡路土と京都深草砂利などの土を使い消石灰の量や、淡路黄土などによる着色、水量や天然にがりなどの量を検証しました。

そんなこんなで伝統的な京都深草砂利を使用した一例をご紹介

深草砂利

淡路土に比べ砂、砂利が多く少しネバさが少ない土(砂利)ですね。

深草砂利 硬さ

水量とにがりの加減によって施工性が変わりますね。

深草三和土

深草砂利

仕上げ方は色々ありますが、とりあえず1枚目はベーシックにスポンジでふき取ってみました。

 

深草たたき仕上げ 仕上げ

隣の色違いは、淡路黄土を入れ着色。

深草砂利そのままは、大分白く仕上がるでしょうね。

近畿壁材工業三和土材料はこちら

2022/07/10(日曜日)漆喰(しっくい)のメリット・デメリット その1

漆喰のメリット その1


 

十数年前までは漆喰(しっくい)は社寺仏閣に使用されている白い壁!というイメージだけでしたが、最近は自然素材思考などで広く認知され、住宅の内装などに普通に使用される塗り壁になりました。
ところでみなさんはこの漆喰(しっくい)についてメリット・デメリットをご存じですか?今回は少しご紹介したいと思います。
やはり漆喰(しっくい)のメリットでまずご紹介したのは「調湿性能」。ん?「調湿性能」てなに??しっくいは湿度をコントロールする塗り壁なんです。
漆喰は多孔質と言って、無数の小さな穴があいている素材であるため、吸湿・放湿性があります。湿度の高い夏は湿気を吸い込み、乾燥した冬には湿気を放出することで、空間の湿度を適度に調節します。その結果、結露を防止し、建物の耐久性を維持することにもつながります。
冬ストーブなどで室内をあたためると、外気温との差で結露しやすくなりますが、それを防止します。


最近では見かけることも少なくった蔵。昔はその家の大切な物のをしまっておく保管庫でしたが、蔵には必ずと言っていいほど漆喰が塗られていました。蔵で保管されていた数十年前の書紙がボロボロになることなく、良い状態で残っていたのもこの「調湿性能」が大きいです。書物の素材は紙なので湿度は大敵ですからね。
≫お手軽に塗れるしっくいはこちら・・・

 

漆喰のデメリット その1

 

 

では逆にデメリットはなんでしょうか?一番は汚れやすい、汚れが目立つという面でしょうか。
白い漆喰の壁はやはり汚れたときに目立ちます。特に漆喰はさきほどメリットのところでお話しましたが、多孔質で無数の小さな穴があいている素材です。
穴があいているということは水を吸うので、コーヒーなど色の濃いものをこぼした際は壁に浸透してシミになってしまうのが厄介です。外部の壁なら雨ですね。汚れと一緒に雨水を吸いつづければ汚れが目立ってきます。

汚れのメンテナンス方法はもちろんあるのでご心配なく。
≫調湿性を失うことなく撥水剤を配合したしっくいはこちら・・・

みさなん知っていただきたいのは、漆喰(しっくい)は多孔質であるため調湿性という良い特長にもなるが、逆に悪い部分にもなるといこと。
何に、どこに重点を置くのかによって住宅素材を選定していただければと思います。

 

漆喰の事ならお気軽にご相談ください!

2022/08/09(火曜日)年月が経ち、白くなった黒漆喰のリペアをお考えの方へ

実験!プロテクターBの性能


 

前回のブログで白く色ムラになった黒しっくいのリペアには「プロテクターB(ブラック)」が簡単で便利ですよというご紹介をさせていただきましたが、お客様の中には良いのはわかるけどリペア(修繕)力はどのぐらい?また、どの程度効果が持続するの?と疑問をお持ちの方もいると思います。
そんなお客様のために、当社工場内に試験してある写真を掲載させていただきます。

試験は軒が無い、雨が降ると必ず打たれる壁面に黒漆喰を施工し、「プロテクターB」を塗った部分と、塗っていない部分をつくり、写真は約4年経過したものです。

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写真の左側2個所の黒いままの部分が「プロテクターB(ブラック)」を塗った部分です。塗った当時と色は変わらず黒いままです。

写真右側と「プロテクターB」のまわりのグレーになっている部分が黒漆喰を塗り、乾燥後何もしていない部分です。

もちろん塗った当初は、このグレー(灰色)の部分も真っ黒でした。

写真のように4年経過すると、これだけ雨による二次白華で色が白くなります。

ただ試験用に、雨が降れば必ず当たる壁面に施工しているので、若干の誤差は実際の現場ではあると思います。

しかし、このように並べて比べて見ると「プロテクターB」の性能の高さがよくおわかりいただけると思います。

黒漆喰のリペアには、真っ黒に戻すだけではなく、その後色ムラにならない「プロテクターB」をご利用ください。

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