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PEKIのお悩み解決ブログBLOG

2026/02/13(金曜日)土壁リフォーム時アクが出たり、出なかったりするのはなぜ?

アクは塗る前の下地の汚れが原因になることも

 

DIYで古民家をリフォームしているお客様よりお問わせいただきました。

「古い土壁の上に新しい塗り壁を施工したら、アクが出てきた壁と、出なかった壁がある。なんでだろう?」

新しく壁を塗る前の下地の汚れがアクの原因になることがあります。例えばビニールクロスの上に塗り重ねる場合、ビニールクロス表面の汚れを除去してから新しい壁を塗るか、清掃をせず塗るかでアクが上がってくる確率がかなり変わります。

土壁も同じで、塗り重ねる古い土壁が汚れているか汚れていないかがアクが出る、出ないには重要です。しかし、土壁でやっかいなのは表面から見える汚れだけではなく、確認できない土壁内部の汚れ。なぜ、土壁は内部に汚れが入っていることがあるのかというと呼吸しているためです。

例えば台所や仏壇が有りお線香を焚いていた部屋、たばこを吸っていた部屋などは土壁がその煙を吸いこみ、内部が汚れていることがあります。古い土壁の上に塗り重ねる場合、このような部屋や場所は注意が必要です。

 

 

 

アクが上がってくる経路は水分

 

アクは水分を経路にし表面に上がってきます。なので、塗り壁を施工した場合、季節的には乾燥スピードが遅くなる冬に最も出やすくなり、夏はその逆になります。乾燥スピードが遅い=保水している時間が長いためです。

また、塗り壁の場合、塗り厚も影響します。塗り厚が薄い方がはやく乾燥するため水分がなくなるまでが早く、塗り厚が厚い場合はその逆です。当然早く水分が無くなる薄く塗った塗り壁の方がアクは出にくくなります。

しかし、塗り厚は下地の状況しだいで変化するため、調整するのは難しいです。下地が凸凹している土壁なら必然的に塗り厚が厚くなりますからね・・・

 

 

アクを防ぐ対策とは

 

ではアクを防ぐにはどのような対策が取れるのかというと・・・

■塗り重ねる下地表面はしっかり清掃する

■汚れた下地と新しく塗る壁を遮断するため「アク止めプライマー」や「アク止め下地処理材」を利用する

■新しい壁を塗り終わったら風通しを良くし、壁がはやく乾燥するよう努める

などがアク止め対策になります。

ただし、木が材質の下地「べニア」「構造用合板」などは上記のようなアク対策を取っても出てきた報告も多いので、塗り壁を施工する場合はご注意ください。

 

 

ご紹介させていただいたお客様のお問わせ、なぜ土壁リフォームをしてアクが出た壁、出ない壁ができたのかの回答は、このお客様は「アク止めプライマー」処理はしていなかったので、

表面から確認しずらい土壁内部の汚れ方の違い、施工環境、条件や塗り厚による乾燥スピード違いが大きく影響している可能性があります。

古い土壁の塗り替えをお考えの方はアク対策も忘れに施工してください。

2026/02/12(木曜日)土壁仕上げ材「塗ってくれい」「やすらぎ」の色をうすく、淡くするには

「塗ってくれい」の場合は№ 16白土を利用する

 

当社の土壁仕上げ材製品「塗ってくれい」と「本土壁やすらぎ」ですが、ご採用いただく現場も増え、お客様のご要望も増えてきました。
そんなご要望の中で多いのが、定番カラーをもう少し淡く、うすくしたいというニーズです。

「塗ってくれい」は定番カラーが6色

 

≫土壁塗ってくれい詳しくはこちら・・・

 

この定番カラーを淡くしたい場合は、色が純白の「№16 白土」を混ぜる事でできます。
「白土」の混ぜる割合を増やすほどうすくなるので、どの程度うすく、淡くしたいのかによって混ぜる割合を決めてください。

当社のおすすめは、混ぜる割合を間違えにくい、1:1や1:2で混ぜる方法です。
例えば「№15 本錆」の色をうすくしたい場合、「本錆」1セットに対し「白土」を1セット混ぜる、または「本錆」1セットに対し「白土」を2セット混ぜるという色のうすめ方です。
この方法なら混ぜる割合を間違えにくいと思います。

 

「やすらぎ」をうすくする場合は「真白土」を使用するがポイントが・・・

 

「本土壁やすらぎ」の定番カラーは5色

 


≫本土壁やすらぎ詳しくはこちら・・・

 

「やすらぎ」の定番カラーをうすくしたい場合は、土壁の素材となる粘土「真白土」を利用します。「真白土」は純白の粘土です。

 


≫純白の粘度 真白土はこちら・・・

 

ただし、ポイントとしては「真白土」は土壁の素材、粘土です。「本土壁やすらぎ」は水で練れば壁に塗れるよう調合された製品です。
完成された土壁製品に素材の粘土だけ追加するだけでは、壁への定着力が低下し、仕上がり後の表面強度も低下します。

ですので、「本土壁やすらぎ」に「真白土」を混ぜて色をうすくする場合は、その他土壁の素材、砂、藁すさ、糊などの追加も必要なります。
「塗ってくれい」の定番カラーをうすくするより、かなり難しくなり、材料や調合知識も必要なるのでご注意ください。

2026/01/29(木曜日)中塗り仕舞い(中塗土仕上げ)するなら下地によって厚み変更を

土中塗り仕上げを選んだ理由

 

数年前から最終仕上げに採用していただく事が増えた「土中塗り仕舞い(土中塗り仕上げ)」。

採用する方になぜ選択したのかを聞くとまずは仕上がりデザインです。

「土壁表面がそんなに整っておらず、ヒビ割れもあり荒っぽくて土って感じがするから」

「古民家を購入しリフォームしているんだけど、もともと塗られていた土壁の感じが良いから」

「土壁の素材、砂や藁(わら)が見える仕上がりで自然を感じ、今まであまり見たことがなく新鮮」

などです。土壁特有の素材感や自然にできるひび割れなどに興味を惹かれたようです。

その他見た目やデザインではない、採用理由としては・・・

「土壁は再利用できると知ったからです。エコだし剥がした土壁を再度壁に塗りたいです。」

「捨てるにもお金がかかる時代。環境に配慮するならゴミを出さずに再利用してみたい」

など、エコや環境への配慮から採用してみたいと考えた方も多いです。

当社の製品で「土中塗り」は「中土(なかつ)」になります。


≫中土(なかつ)くわしくはこちら・・・

 

石膏ボード(プラスターボード)に施工するなら塗り厚をうすく

 

そんな「土中塗り仕舞い」ですが、古民家のリフォームなどで古い土壁の上に施工するなら、古い土壁を固める作業後、10ミリ程度の厚みで塗ってていただいても問題ありませんが、新規の石膏ボードに施工する場合は下地材(下地調整材)で下地処理を行い、その上に5ミリ以下の厚みで仕上げください。

なぜ、厚みを変える必要があるのかというと、石膏ボードはフラット(平滑)な表面の下地だからです。
引っかかる部分を作るために下地材で下地処理を行いますが、下地材の塗り厚は1ミリ程度で、ザラザラとした表面にはなりますが、大きな引っかかりにはなりません。

石膏ボードに土壁を塗るための下地材、当社製品では「さっと!」です。


≫下地材さっと!くわしくはこちら・・・

 

また、土中塗りには砂が素材に含まれているため重く、土壁にはボンド(樹脂)などが含まれていないため、壁への接着力もそれほど高い壁材ではありません。

ですので、石膏ボードのようなフラットな下地への施工の場合は5ミリ以下の厚みで施工し、重さを抑えて施工することが重要です。

「土中塗り仕舞い(土中塗り仕上げ)」を採用する場合は下地によって塗り厚を調整してください。

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