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2021/05/31(月曜日)土間たたき補修|割れた土間たたきタッチアップで補修!~素手はだめよ!

割れた土間たたき、補修はできるの?

亀裂のタッチアップで比較的美しく補修できる方法


土間たたき(三和土)が割れる原因!

割れの原因は、水が多い場合と塗り厚が薄い場合など様々、今回はそのような土間たたきが割れてしまった場合の亀裂箇所のタッチアップを行ってみました。

①叩きすぎて割れてしまった!
土間たたきは、厚みが必要薄い厚みでたたきすぎると逆に乾燥後割れることがあります。
弊社の重吉たたきは、厚みは40mm以上!それより薄いと割れてしまします。

②鏝でならせるほど軟らかく練って仕上げた!
重吉たたき、よく勘違いされるのが施工で叩かずに柔らかくモルタル状に練って流し込んで仕上げる場合があります。
このような場合も、水分が多すぎて乾燥時割れてしまいます。
施工後すぐ、亀の子状に割れるのはこのパターンが多いですね!

亀甲亀裂!:水分が多すぎて乾燥収縮で割れてしまう場合!

たたきは、水量に注意してしっかり叩き込みましょう!

割れた土間たたきの補修!

重吉たたき(土間三和土)が割れた場合、比較的タッチアップで見えにくくすることは可能です。
すべての場合で完璧に補修できるわけではありませんが、亀裂を目立たなくする方法の一例をご紹介します。

補修には、施工したものと同じ材料を使います!

亀裂へのタッチアップなので、土はそのままだと大きいので篩い、大きい骨材(砂利)を抜きます。

石灰も重吉たたきには藁すさが入っているので抜きます。

細かく振るったほうがいいですが、最初は粗目で・・・

次に1分ぐらいの篩でOK!

藁すさを抜きます!

土間たたき材料を配合!

配合は、重量比で配合します。重吉たたきの場合は、土57㎏に石灰9㎏ですから、57:9でOK

そんなに沢山必要ないので、570gに90gのような感じで配合します。

もちろん顔料も同じ比率で入れて下さい。

>重吉たたきの詳しい製品情報は・・・


土間三和土(たたき)の亀裂補修!

① 亀裂箇所に水を含ませます。

② 配合した材料を刷り込みます!
※裏技ですが、付着力を高めるには、少しだけ「島かべドライストップ」を入れます。

※素手はお勧めしません!1日やると指紋が消えます・・・血がでます・・・痛い・・・

③ スポンジで表面を拭き整えます!

良い感じ!

④ 少し乾くとまた亀裂が見えてくる場合は繰り返します!

⑤ 再度スポンジに水を含ませ、亀裂箇所周辺となじませます。

⑥完成!

ほとんど亀裂が見えなくなりました!

 

 

基本的には、土間三和土(たたき)は、たたき締めるので収縮割れ等は発生しにくい材料です。

しかし、飛び石周辺や入り隅等はどうしても乾燥による亀裂が入ってしまいます。

比較的簡単に補修できるので安心ですね!

 

≫重吉たたきのご購入は・・・

 

2021/05/28(金曜日)三和土と書いて「たたき」と読みます!ご存じでしたか?

三和土(たたき)は土を押し固め強度を出す伝統工法


 

和土(たたき)には土と石灰とにがりが使われます。『三和』と書くには諸説ありますが、これら3つの素材を合わせたたいて完成させることから三和土(たたき)と呼ぶようになったようです。

 

石灰が高価で、手に入りにくい時代には、土とにがり(当時は海水)を混ぜ、たたき仕上げた二和土などもあったと言われています。

この歴史ある三和土は、セメントやコンクリートが無い時代、住宅土間や基礎をはじめ井戸枠や用水路など、広くみじかな建築に用いられていました。

 

 

相撲の土俵や土塀などもこの工法が応用されています。

 

長年使用することにより現れる苔なども実に風流で独特の味わいを持っていることから茶人にも親しまれています。

屋内においても台所などの土間によく利用されていましたが、梅雨時期などの湿度高い場合には、土が湿気を吸収し、逆に乾燥期には適度な湿気を放出し、透水性があり夏は涼しく、冬は温度低下を防ぐ作用もあります。

 

 

近畿壁材はこの伝統的な三和土を研究商品化し、忠実に伝統を継承した製品を提供しております。そんな伝統の土間たたき製品が気になる方は下記から資料請求お待ちしております。

 

 

2021/05/24(月曜日)色ムラになりにくい黒漆喰【島かべ瑞黒】!施工実験してみた!

黒漆喰【島かべ瑞黒】は漆喰の上に施工してください!


こんにちは!新人の藤森です。

瑞黒の施工方法は、上塗り漆喰の上に施工となってます。

そこで瑞黒を漆喰専用下地【ボードベース】に直接塗るとどうなるのか気になり、実験をしました!

結果は!?・・・

写真の通り、ボードベースに施工した瑞黒は色ムラになって表面がザラザラ!

 

なぜ色ムラが起きた?

まず漆喰はもともと色ムラがでやすく、その中でも色の濃い黒はとくに色ムラが目立ちます。

漆喰の色ムラは、乾燥スピードが遅いことによって起きる白華(エフロ)が原因で起きます。

なのでボードベースは、保水力が高いので(上塗りの乾燥を遅延)、瑞黒の乾燥が遅くなって色ムラが起きました。

その乾燥による白華を防ぐために瑞黒は、塗厚を薄くして乾燥を早くしています。

 

なぜ表面がザラザラ?

先ほどの説明でもあったように、瑞黒の標準塗厚が0.5mmと非常に薄塗りになっています。

そのためボードベースのザラザラした表面の仕上がりが、瑞黒の表面にそのまま浮き出てきました。

これらの問題は、下地材「ボードベース」に直接施工すると起きやすくなります。

なので瑞黒を施工する場合は、漆喰仕上げ材の上から施工しないといけないことがわかりました!

 

実験してた動画あります。ぜひご覧ください!

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