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2022/03/26(土曜日)土間たたきに欠かせない「にがり」|おすすめ2選!

土間たたきに使用する「にがり」を使い分け!

 

日本の伝統「土間たたき」には欠かせないアイテム、「にがり」。

土間たたきは、「土」と「石灰」と「にがり」で固め、コンクリートやアスファルトの無い時代から長く続く土間材料です。

そして今回ご紹介する、土間たたきの必須アイテムが「にがり」です。

 

土間たたきに「にがり」はなぜ必要なの?

 

 

にがりを使う理由は3つあります。

 

1つ目

増粘性があってたたき締める工程で強度がでやすい。

2つ目

たたきは、表面が乾燥すると強度が弱くなり、ボロボロしてしまいます。

ですが、にがりは吸湿性があるので表面の強度が、保たれやすくなります。

3つ目

凍結を防ぐ。にがりは塩分なので雪道に道路をまくのと同じで、たたきの凍結を抑える作用があります。

たたきは、表面が凍ったり、溶けたりすることで強度が弱くなり、表面がボロボロします。

これらの3つの効果がある「にがり」は、土間たたきに欠かせないんです。

 

土間たたきにはどんな「にがり」を使う?!

 

当社オンラインショップ「SHIDO」では、このにがりをお客様のニーズに合わせ2種類準備しております。

〇天然にがり

当社の「天然にがり」は、文字通り100%海水からできた天然のにがりになります。

地元淡路島の海水を使用し、薪釜で炊き上げています。

天然にがり

〇粉末にがり

粉末にがりは、粒状に加工されており保管がしやすい商品です。

実際に使用する際は、水に溶けやすいので簡単に使うことができます。

使用方法は、重量比で、粉末にがり5㎏:水5kgになります。

粉末にがり

 

土間たたきに使用する2種類の「にがり」用途によってお使い分けください!

 

2022/03/19(土曜日)塗り壁に使う赤い顔料|ベンガラ(弁柄or紅柄)ってなに?!

 

ベンガラは、伝統的な顔料で味わいのある色味!

 

江戸時代にインドベンガル地方から輸入され広まったと言われる「紅柄(べんがら)」。

本当は天然素材として産出する赤い鉄鉱石ですが、現在の市販品は酸化鉄赤として工業用に作られたものになります。

ベンガラの表記は様々、当社では「紅柄」と表記していますがは、一般的に「弁柄」とも表記されることもあります。

漆喰壁やその他の塗り壁の顔料以外にも、塗料や防錆材、クレヨンやインクなど様々な着色顔料として使われてきました。

滋賀県なんかを車で走っていると、住宅の柱が「赤」だったりしますが、これも防腐剤代わりにベンガラを塗っているそうです。

 

紅柄で着色したデザイン!

 

このデザインは、白い土壁をベースに紅柄で着色しています。

その結果、紅柄の淡い赤色が和風の雰囲気を醸し出して、落ち着いた仕上がりになりました。

どうですか!?紅柄を使って着色したデザインも味わいがあっていいですよね~。

 

漆喰など塗り壁の赤色の着色に、ぜひ「紅柄」をお試しください!

 

2022/03/12(土曜日)左官材料が塗りやすくなる糊材|MC(メチルセルロース)とは?

 

MC(メチルセルロース)は、漆喰や土壁の粘性を調整!

 

左官材料は、「塗りやすい」「塗りにくい」の個人差があります。

当社の塗り壁材料も、作業性がよくなるように入念に研究開発してきました。

ですが、塗り壁材料はやはり感覚の世界、プロの職人さんは自分の好みにあうよう作業性を高める方も多くいます。

そこで使われるのが、今回ご紹介する「塗り壁粉末糊~メチルセルロース」です。

 

当社の「メチルセルロース」はこんな材料!

 

プロの職人さんの間では当たり前のように活用されているMC(メチルセルロース)。

当社の2種類のメチルセルロースをご紹介。

 

まずは、一般的に使われている粘性の【メチルセルロース 汎用品】

この製品は、マポローズやメトローズといった糊材と同じような粘性を持っています。

少し粘性が足らない材料や、夏場の水引が激しい箇所への施工におすすめです。

 

次に少し高級な高い粘性の【メチルセルロース 高粘品】

この製品は、「水量を増やしたくない!」「粘性だけを高めたい」そんな方におすすめです。

高粘品は、汎用品と用途は同じですが、より粘性が高く少量の混入でも力を発揮してくれるMCです。

 

MCは、塗り壁材料の粘性を調整し、作業性をよくする糊材です!

 

メチルセルロースを使う場合は、使い方や材料によって「汎用品」と「高粘品」を使い分けることをおすすめします。

 

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