岐阜県で漆喰勉強会!
4月19日日曜日岐阜県左官組合西濃支部主催による勉強会に参加させて頂きました。
漆喰について皆様と様々な意見交換をさせて頂きました。
日曜日のお休みの日にもかかわらず多くの皆様にご出席頂くだけあって、参加された方全員が熱心に勉強されておりました。

現場には、左官職人さんの知恵と経験から生み出される様々な道具があります。これらは、メーカーがいくら考えても出てこないアイデアがあります。
当社でも過去に数種類のアイデア商品をご紹介してきましたが、今回は最近売れ行き好調の【ウルトラソイル】や【重吉たたき】にも使える道具をご紹介します。
皆さんは、土間たたきや洗い出しなどのノロ拭きはどのようにされていますか?
通常は、スポンジで水拭きをし、残ったノロを刷毛で回収していきます。その時に拭き取るスポンジを紹介します。
それがこの上記の写真!鏝にスポンジが付いた形状です。実は、この商品もう市販されているのですぐにでも欲しい方は購入できますが、まだ名前はついていないそうです。
当社の「重吉たたき」や「ウルトラソイル」などは、表面の拭き取りが手間です、もちろん最終仕上げなので、手を抜くわけにもいきません。この工程の出来不出来が仕上がりにも影響します。
もちろん、大きなスポンジを強く絞るので時間と手間もかかります。
大きな面積になると大変です・・・
この鉄っちゃんスポンジは、軟らかい土間にも均一に力が加わり、表面の表情が揃いやすく、大きな力を加えなくても余分なノロを拭き取ってくれます。
もちろん絞るのもワンタッチ!別売りのローラーをバケツにセットすれば簡単に水を絞る事ができます。
30㎡以上の大きな面積での拭き取りにご活用下さい。
これで大変な拭き取り作業から開放されます。
黒漆喰は難しい そんな声から誕生したのが瑞黒!
漆喰はどうしても白華現象などで色ムラが出来ます。
着色しない通常の白漆喰は、多少ムラになっても、ほとんど分からないので問題にはなりませんが、色漆喰はムラになると一目瞭然で分かってしまいます。
特に濃い色を求められる紅漆喰や黒漆喰は鏝ムラや白華、水引きムラが全て表面に出てしまい、プロでも難しい工法になっています。
そんな中、弊社は「島かべ瑞黒」という色ムラになりにくい黒漆喰製品を提供させて頂いております。
施工方法は
白漆喰(島かべしっくい)をフラット仕上げる、その後完全乾燥させる
↓
島かべドライストップ3倍液塗布、その後完全乾燥
↓
瑞黒塗り付け
となっており、ノロがけの超うす塗り材料なので、下地をきっちりフラットに仕上げて、シーラーで水引きを一定にし、しごき塗りで島かべ瑞黒を塗りつける工法です。
お客様にご好評頂いている一方で「下地の白漆喰に追っかけ施工出来ないか?乾かしてると工期もかかるし・・・」等のお声を頂く事もあるので、実験してみました。
①まず1枚目の下地はカタログ表記通りの島かべしっくいが下地です。
追っかけのタイミングはある程度押さえて、手で触って材料が付かないぐらいで島かべ瑞黒を塗り付けました。
作業性もよく綺麗に仕上がり、乾いた後も色むらもなく上出来です。
②では下地が砂漆喰ではどうでしょう??
今回は島かべ砂漆喰を下地にしました。
水引き具合は程よく引いて塗り付けは問題ないですが、砂漆喰の分、厚みがつくので厚みを揃えるのが素人では難しく、仕上がった後に少し鏝ムラらしきものが見えています。
色は真っ黒には仕上がりました。
③瑞黒で押さえ仕上げをする為に②で作った砂漆喰にマーポローズを足して糊の濃い下地にしました。
水持ちが良すぎるせいか、仕上がりまでに時間が少しかかりました。
最後まで押さえきれなかったのか、乾燥させてみると少しムラが出来ていました。
【結論】
・島かべ砂漆喰から直接、追っかけで瑞黒施工はやめた方がいいと思います。下地の水引きを一定にすれば色漆喰は綺麗に仕上がるので、厚みを揃えやすい、上塗り用「島かべしっくい」を下地にして下さい。
・追っかけ施工も可能で乾いてからの粉ふき(ドライアウト)もなかったので、現場状況に応じて施工手順を決めて下さい。
・下地に糊を混入し水持ちを良くしすぎると、かえって押さえる回数が増え、鏝ムラや乾きムラの原因になります。色漆喰の下地はある程度の水引きがないとダメだと思います。