お客様のお問合せから黒漆喰に使う松煙について検証しました。
弊社は粉末黒顔料として「島かべ松煙」「バイエル黒」「油煙」と3種類販売させていただいており、前回の試験ブログで3種類の顔料のうち、どの黒顔料が一番着色力があるのか?のご紹介をさせていただきました。
試験結果は「島かべ松煙」が一番着色力があるになりましたが、
お客様より今度は松煙の配合量を変えると黒さにどんな違いがあるのか?
とのご質問をいただき早速検証!
まず島かべしっくいを同じ重さに計量したもの3つ用意。
配合量は島かべしっくい20kg1袋に対し、島かべべ松煙1袋500g入で販売させていただいておりますので、松煙を500g1袋配合、2袋(1kg)、3袋(1,5kg)の3パターンで検証します。
練る水量ももちろん同量にし、15リットルの割合で計量し練り合わせました。
練った黒しっくいをを同じ下地材の上に落とし、前回同様塗り付けをせず経過観測します。
落とすだけにするのは塗り付け方で色の違いが出る可能性があるためです。
乾燥するまで待ち、黒色の濃さの違いを検証しました。
写真ではわかりにくい部分もあるいと思いますが、島かべしっくい20kgに島かべ松煙500g、1kgの配合量ではグレー色、3袋(1,5kg)配合で濃いグレー色になりました。乾燥しても真っ黒な黒漆喰にするには松煙が6袋(3kg)必要になります。
また現場で配合するのが手間だ!とゆう方は既調合練り黒しっくい「島かべ瑞黒」が便利です。乾燥しても真っ黒に仕上がりますよ(^^)
20210118改