「漆喰を塗ったらひび割れてしまった」
「思ったより弱く、ポロポロと剥がれてきた」
「塗り壁材を変えれば改善すると思っていた」
このようなご相談を、私たちは数多くいただきます。
しかし実際には、原因が塗り壁材そのものにあるケースは意外と少なく、多くは「下地処理」にあります。
どんなに優れた塗り壁材でも、下地処理が適切でなければ本来の性能を発揮できません。
これはDIYでも、新築住宅でも、店舗でも、文化財補修でも同じです。
大正元年の創業以来、私たちは土壁・漆喰・土間たたきに携わり、多くの現場を見てきました。
その経験の中で断言できることがあります。
塗り壁の仕上がりは、下地処理で決まる。
今回は、DIYをされる方にも分かりやすく、「下地処理とは何か」「なぜ必要なのか」をご紹介します。
下地処理とは「仕上げ材が力を発揮できる土台をつくる作業」です
家を建てるとき、基礎工事をしないまま柱を建てることはありません。
塗り壁も同じです。
仕上げ材の前には必ず「土台づくり」が必要になります。
それが下地処理です。
例えば・・・
□表面のホコリを取り除く
□剥がれそうな部分を補修する
□水の吸い込みを調整する
□下地の強度を高める
□凹凸を平らにする
こうした一つひとつの作業が、きれいで長持ちする塗り壁につながります。
下地処理を省略すると、
□塗り壁が剥がれる
□ひび割れが発生する
□乾燥ムラができる
□材料が密着しない
□想定以上に材料を使ってしまう
といったトラブルにつながることがあります。
下地処理は「見えない工程」ですが、完成後の品質を左右する最も重要な工程のひとつです。
塗り壁の下地処理で体表的な5つの作業
① 下地を固める
弱くもろくなっている下地を強化剤などで固める作業

② 凹凸を平らにする
補修時凸凹しているなら穴埋めし、下地をフラット(平滑)にする作業

③ 吸水調整をする
モルタル、石膏プラスターなどスポンジのように水を吸う下地の吸い込みを抑える作業

④ 密着性を高める
下地材などを施工して、仕上げ材料がよく定着する下地をつくる作業

⑤ クラック対策をする
メッシュ(ネット)などを下地挟み込み下地補強する作業

私たちは「材料」ではなく「施工まで考えた提案」をしています
近畿壁材工業は、大正元年の創業以来、土壁・漆喰・土間たたきに携わってきました。
私たちが販売しているのは、袋に入った左官材料だけではありません。
現場に応じた施工方法や下地処理、材料選びまで含めてご提案しています。
DIYで初めて塗り壁に挑戦される方から、文化財補修を手掛ける左官職人の方まで、それぞれの現場に合わせたアドバイスを行っています。
「この下地に塗れるだろうか?」
「どの工程が必要なのだろう?」
そんな疑問がありましたら、お気軽にご相談ください。
塗り壁を100年以上見続けてきた知識と経験で、お客様の現場をサポートいたします。











