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利用場面に応じた使い方CONSTRUCTION METHOD

古い漆喰の上に新しく漆喰を塗る方法!
~外壁編~

必ずお問わせ上位にくる古い漆喰の上に新しい漆喰を塗りたいニーズ


 

漆喰の塗り替え用の専用下地材がある

 

施工業者様からのお問わせ数で、必ず毎回上位にくる、古い漆喰壁の塗り替えニーズ。

その中でも特に多いのは、古い漆喰はしっかりしているので、その上にまた新しく漆喰を塗りたいというご要望です。

 

現在でも採用いただく事が多い、フラット(平滑)仕上げの漆喰壁の場合、表面はツルツルしており、そのまま上に新しく漆喰を塗る事はできません。定着(接着)しないからです。

このような業者様の塗り替えニーズにお応えするため、漆喰の塗り替え、漆喰の上にまた漆喰塗るため専用下地材があります。

  • 手順1

    ◇既存漆喰壁の表面清掃

  • 手順2

    ◇下地からのアクとシミを止めるプライマー塗り

  • 手順3

    ◇塗り替え専用下地材塗り

  • 手順4

    ◇仕上げ漆喰塗り

施工手順詳細

手順1

◇既存漆喰壁の表面清掃

まずは下地処理として、塗り替え予定の漆喰表面の汚れを落としましょう!

 

表面に汚れがある場合は台所にある食器用洗剤利用します。


水で洗剤を薄め、スポンジを利用し、やさしく円を描くように汚れ部分を擦ってください。


その後、水で浸し、しぼったタオルやスポンジで洗剤を拭き取ってください。



洗剤で落ちなかった場合はサンドペーパーを利用し、表面を少し擦って汚れを落とします。


サンドペーパーは300番台以上で、目が細かいものをご利用ください。目が粗すぎると壁面に深い傷が入り、擦った部分が目立ってしまいます。


また必ず白色のサンドペーパーをご利用ください。違う色で擦った場合、白色の漆喰に色が付いてしまうことがあります。


 
※この2つの方法で落ちなかった汚れは漆喰内部に浸透した汚れと判断してください。

 

手順2

◇下地からのアクとシミを止めるプライマー塗り

古い漆喰の場合は表面を清掃しても、すべての汚れを落とすことは難しく、ある程度は残ってしまいます。

そんな落とせなかった汚れから、アクやシミが新しく塗った漆喰表面に出ないように「島かべプライマー」を塗り替え予定の壁面に塗布します。

  

塗布後は乾燥させてください。

手順3

◇塗り替え専用下地材塗り

古い漆喰の上に新しい漆喰を塗るための下地材「外部用 漆喰ベース」を0.7㎜厚でしごき塗り。

 

下地材「漆喰ベース」は新しい漆喰を、古い漆喰の上に定着させる役割だけではなく、仕上げに塗る、上塗り漆喰の作業性も良くなり、塗りやすくなる性能もあります。

塗り付け後は乾燥させてください。

手順4

◇仕上げ漆喰塗り

防水対策の漆喰用油が入っている「島かべ練り漆喰」で仕上げを0.5㎜厚で塗り、しっかり押さえ込み、フラットに仕上げます。

 

漆喰は押さえることで表面が密になり、吸水を少なくすることができます。

もしパターン(意匠)仕上げをご採用する場合は、押さえ込むことができないため、仕上げに塗る漆喰を「リライム」に変更してください。