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2022年7月の記事一覧

2022/07/26(火曜日)漆喰(しっくい)のメリット・デメリット その3

漆喰(しっくい)のメリット その3


 

 

漆喰(しっくい)のメリット・デメリットシリーズもその3まで来ましたね。
漆喰(しっくい)のメリットその3!不燃材料で燃えないため、もし火災になったとしても、有毒ガスが発生しません!もちろん火災は起きないことが一番なのですが・・・
前回漆喰は塗って完成後、元の石(石灰岩)に戻る性質があるといいましたが、これが不燃材料の理由にもなります。石は燃えませんからね。
また「調湿性」の説明で、大切な物を保管する蔵には必ずと言っていいほど漆喰(しっくい)を塗ってあった言いましたが、この不燃のメリットも有するからです。延燃を食い止め、大切な物を漆喰壁は守ります。

 

漆喰(しっくい)のデメリット その3

 

 

漆喰は塗って押さえて乾かすという作業が必要であるため、仕上がるまでに手間と時間がかかります。
そうすると当然ビニールクロスなどと比較すると、施工費は高くなります。

また、天井面にも漆喰を塗る際は、上を向いて作業する難しさから、とても大変な作業になります。
つまり作業に手間がかかる分、壁よりもさらにコストが高くなってしまいます。

しかし、施工にコストがかかる一方、メンテナンスは基本的に不要であるため、長期的に見ればそれほど気にならないかもしれませんね。

最初にあまり費用をかけられないという方はある程度予算を決めた上で選択するとよいのではないでしょうか。
また当社ではこの漆喰(しっくい)の手間とコストのデメリット部分を解消すべく、開発した商品もあるので是非ご検討ください。

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2022/07/17(日曜日)漆喰(しっくい)のメリット・デメリット その2

漆喰(しっくい)のメリット その2


 

前回につづき漆喰(しっくい)良い部分と悪い部分のご紹介です。

漆喰のメリットで次にお伝えしたいのが、「抗菌作用と消臭機能」。
漆喰はphが高く強いアルカリ性の壁材です。このアルカリ性が臭いや病気の元になる、カビや細菌、雑菌を抑制します。
みなさんもニュースでご覧になったことがあるのではないでしょうか。鳥インフルエンザが発症した飼育場で、白い粉を土壌に散布している映像を。あの白い粉は「消石灰」と言われるもので、高い殺菌・消毒効果があるので散布しています。
漆喰はその「消石灰」が主な原料になる壁材なので高い抗菌性があり、消臭機能も有します。まるで天然の空気清浄機みたいですね。そのため生活臭をはじめ、カビ臭い匂いや汗臭い匂いなどは壁紙を貼ったビニールクロスの部屋に比べ圧倒的に少ないのがメリットです。
≫すぐに使える練った状態の漆喰はこちら・・・

 

漆喰(しっくい)デメリット その2

 

ではデメリットは?弾性が無く、割れやすいという点でしょうか。
塗った漆喰が乾燥して硬くなるのは、気硬性という性質で、空気中の炭酸ガスを吸ったり、吐いたりを繰り返して硬化します。空気を利用して硬くなるから「気硬性」と言います。

実は漆喰はこの空気中の炭酸ガスを吸ったり、吐いたりを繰り返し、消石灰の元の姿、石(石灰岩)に戻っています。
石は硬いですよね?だから漆喰は弾性力(曲げ強度)は無いんです。なので漆喰が塗ってある下地が動くと割れてしまいます。例えば地震ですとか・・・
逆に言えば漆喰を塗る場合は、動かないよう下地をしっかり作る事が大事ということになります。
では漆喰自体を割れにくくする方法はないのか?もちろんあります。ただしそれには樹脂(ボンド)の力が必要に・・・
ボンドを入れれば曲げ強度は高くなりますが、漆喰の持つ良い性能「呼吸性能(調湿性能)」が低下します。

漆喰の事ならお問わせください!

2022/07/29(金曜日)ボードベースとボードベースライトの使い分けご理解いただけましたか。

◆下地で漆喰の仕上がりを変える!

「漆喰は生き物だ!」とよく言われます。夏と冬では水引き(乾燥具合)が大分違いますよねぇ~

今回は、内装漆喰の現場と共に、昨日の動画に引き続き「ボードベース」と「ボードベースライト」についてご説明致します。

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近畿壁材のファンで、「もう知ってるよ!」と言う方は、飛ばして頂いて、コチラの動画でもご覧下さい。
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では、本題・・・・
ご存知の方も多いとは思いますが、ボードベースもボードベースライトも内装用漆喰専用下地材です。(※これからは「ライト」に略します。)

ボードベース荷姿写真webサイズ300

 

【上の写真はボードベース。】
ボードベースは、主材4kgと結合材1kgのセット品で、1ケースに4セット入っています。

 

ボードベースLigt荷姿web用300

【上の写真はボードベースライト。】
ライトは、4kgの主材だけの1材型で1ケースに6袋入っています。

ボードベースもライトもどちらも石膏系で主成分は同じですが、一番の違いはやはり性能ですね。
実はボードベースについている結合剤が素晴らしく良いボンドを使っている為に、びっくりするくらいよい性能なんです。

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付着力・曲げ強度など様々な性能を見てもライトよりボードベースのほうが格段に上ですね。
特に漆喰の大敵である下地への吸水に関しては、完璧に吸水を止めてくれるので、夏場などの暑い日でも難なく大壁を押さえる事ができます。

「じゃライトいらん!なんで?作ったの?」
とお思いでしょうが、実はライト、これからの冬の季節に重宝します。確かに、水引き吸水を止める性能はボードベースより落ちますが、逆に寒い時期乾きが遅くなる状況では、多少下地に水引があったほうが塗りやすい場合もあります。
※これには塗る皆さんの好みもありますが・・・
そんな場合の少し水が引いたほうが「好き!」と言う方は、ライトがお勧めですね。
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もちろんライトは性能が落ちると言ってもそれは漆喰を塗った場合のボードベースとの比較・・・他社の下地材と比べても格段に性能はあがります。
ようするに、ボードベースが高性能すぎるんですね。

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よく聞かれる「プラスチックにくっ付くの?」と言う質問。
このような場合の事だと思いますが、出ズミのコーナー定規の上も難なく塗ることができます。

これから寒くなる季節、リフォームなどの塗り替えから、新築のボード上の漆喰塗まで幅広くご利用下さい。

ボードベース中身セット写真カタログ用webサイズ
少し厚塗りが必要な場合は、ボードベースに硅砂5号や寒水石の2厘など4kgぐらいまでなら混入可能です。
厚塗り下地が必要な場合は、このように骨材を入れてお使い下さい。

 

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