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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2015年9月の記事一覧

2015/09/29(火曜日)こだわりの建築・・・勉強になります。

以前小舞下地掻きをご紹介させて頂いた現場で、お世話になっている左官屋さんが木摺りで漆喰を塗っているとの事で見学に行ってきました。
小舞下地で伝統的なこだわりから真壁と思いきや、「木摺り下地の大壁」で素敵な外観になっていました。
棟梁の意向もあって出来るだけというか、ほとんどが自然素材、モルタルやファイバーネットなども使わずにとの事・・・よって下地は木摺りに漆喰に仕上げを塗るそうです。

木摺り漆喰 漆喰
木摺り大壁 漆喰 木摺り下地
出隅はひげこで補強!
木摺り漆喰 木小舞下地

室内はは、細部まで日本の伝統的な大工技術をふんだんに盛り込んだ作り!

荒壁 土壁
天井の梁にかかれた文字と、下地窓が棟梁の熱い思いが感じられます。
荒壁 下地窓

で親方、外壁の仕上げは?・・・地元の土を使った掻き落とし仕上げだそうです。楽しみです!
漆喰の掻き落とし

2015/09/28(月曜日)プロテクターB

前にし漆喰に松煙と油煙を混ぜて黒漆喰を作りました。それを放置していたら、いたんできたので今回はその補修をしたいと思います。

あまり難しいことはできないので今回はプロテクターBを使いたいと思います。

プロテクターBは瑞黒のリペアー材としてよくご存知の方もいらっしゃると思います。瑞黒を施工した際の色ムラや2次白華の色ムラができたときにご利用頂いています。よく振ってから使用してください。それでは塗っていきます。

刷毛やローラーで施工できて作業性もいいです。

塗って乾燥させました。やはり刷毛だと跡がでますので短毛のローラーがいいと思います。あと、撥水効果もあるので外に置いて経過観察しています。鏝を使わないので匠に役立つ塗り壁ブログではないかもしれませんが、私は初めて使ったので商品のいい勉強になりました。

2015/09/22(火曜日)シルバーウィークなのでやってみた!「しじみ漆喰」

松江のお客様よりしじみの貝殻を沢山頂きました。以前から「しじみで漆喰」の話をしていたので、連休を利用して作ってみた。
石灰岩と違って貝殻は焼きやすいと言われていますが、実はそんなに簡単には焼けません。
しじみ 貝灰
本当は耐火煉瓦で竃を作りたいところですが、ペール缶で挑戦。本当は熱がこもって冷めない形状がいいのですが、さすがに時間とお金がが掛かるのと場所がいるので断念!
簡易焼成炉の完成。
貝灰 しじみ しじみ貝灰
ブロアーは空気を送る用です。今回は、熱量が必要という事で石炭。いい感じで燃えてきました。
そこにしじみ投入、上からまた石炭・・・ブロアー全開、とにかく暑い・・・・
黒いしじみが白くなってくれば焼けた証拠です。生石灰というより生貝灰
貝灰 しじみ
塩を入れれば塩焼きですが・・・焼けくさしも多いですが、一晩おいて一応完成。
白くなっていれば消化します。

貝灰漆喰 淡路 貝灰 漆喰
通常水をかけて消化ですがこれまた邪魔くさいのでそのまま貝灰乳、貝灰スラリー・・・貝灰クリームなんでもいいけど!水に浸けて待ちます。
貝灰スラリー
消化してきました。
しじみ 宍道湖 貝灰
あとは、40メッシュぐらいの網で未消化部分を取り除いて出来上がり!!
いかがですが?貝灰クリーム・・・
貝灰 石灰クリーム しじみ漆喰
これを漆喰にして塗ってみます。
また後日ご紹介します。

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