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PEKIのお悩み解決ブログBLOG

2022/06/21(火曜日)漆喰にも土壁にも!海藻糊は塗り壁の優れた糊材!

混ぜやすく、扱いやすい粉末海藻糊を販売


 

漆喰や土壁に混入される海藻糊のことをご存知ですか?

漆喰をお城やお寺などに薄く真っ直ぐに塗れたり、土壁が鏝(こて)ムラ無く薄く塗れたり、真夏や下地の水引が早い、乾燥しやすい場所に塗り壁が施工できるのもすべて海藻糊(糊材)のおかげなんです。

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塗り壁の海藻糊の役目は、材料に適度な粘性と、鏝(こて)作業による作業性や水持ちを向上させる効果があり、炭酸化によりゆっくり硬化する漆喰の初期硬化を補助する役目があります。

昔から日本の漆喰や塗り壁に使われていた海藻糊には、「角又」・「銀杏草」・「ふのり」が有名ですが近年安定供給されているのはほとんどが銀杏草です。

日本近海で採れていた様々な海藻糊
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現存する北海道日高産黒葉銀杏草。希少価値が非常に高い海藻です。

重吉ぎんなん(草)圧縮
≫銀杏草は、粘り気が違う!コチラからご購入下さい。

戦後は現場で炊き糊として作り、漆喰や砂壁で使われておりましたが、現場での臭いがきつく、火を使うため火災のリスクと手間もかかることから使われなくなってきました。
そのような現場の状況から、炊かずに使えて便利な「粉末の銀杏草」を開発し、販売しております。

海藻糊は、漆喰壁や土壁の塗りやすさや乾燥スピード、強度など必要に応じて加え、自分好みに変える事ができます。
海藻糊を状況に応じ上手く使いこなしてみては如何でしょう!

ご購入は下記から!

2022/06/16(木曜日)壁に挟む「ネット」なぜ挟むの?

 

ネットはクラック、割れ防止に使用します


ネット

最終仕上げ塗りを行う下地になる、モルタルなどに写真のようなネットを挟み込むことがあります。
ネットを挟み込むことによって、下地の割れを軽減するためです。

下地が割れてしまうと、当たり前ですがその上に塗る、仕上げ塗りにも割れが発生してしまいます。
「塗り壁は下地が命!」
昔から左官職人様達に言われているのもこれが一番の理由です。
大壁(塗り面積が広い壁)の場合は特に注意が必要です。ネットは必ず挟み込むようにしてください。

 

挟む時には注意も必要

 

挟み込む時注意したいのが、材料を覆うように伏せこむ、ネットが見えなくなるまで塗り隠すということです。

ネットは材料から水が抜けて乾燥していく過程での収縮に対して非常に有効で、表層に近ければそれだけ表面のクラック防止に役立つ優れものです。
しかし、ネットが表層から確認できる状態だと、ネットが水を吸わないため、仕上げ塗り材料との接着界面で剥がれてしまう可能性があります。

上塗り材料が樹脂などボンドが入った材料なら、接着力が高いのでそのリスクは低くなりますが、漆喰や土壁のような自然素材はそこまで接着力がないので、きっちりと伏せこみ、塗り隠すことが大事になります。


漆喰の強アルカリにも負けない、繊維そのものが耐アルカリ繊維のネットになっております。
また、当社のネットは繊維~製造まで国内生産をしており、海外製品に比べ、強度は高く、でも繊維は柔らかい特長があります。

クラック対策にぜひご利用ください。

2022/06/13(月曜日)土壁は表面の強度が心配。ボロボロしない?!


実は、表面がボロボロしない土壁仕上げがあるんです!


みなさん土壁と言えば「表面がボロボロする」「強度が弱い」そんなイメージはありませんか?

そこで強度を高くし、ボロボロしにくい土壁仕上げ「塗ってくれい」をご紹介!

 

土壁仕上げ「塗ってくれい」の特徴

 

① 表面がボロボロ削れない

 

従来の完全自然素材の土壁と比べ、ボンドが入っており強度が高いため表面がボロボロしない

 

② 石膏ボードに直接塗れる

 

石膏ボードに直接塗れるため、下地材を塗る手間が省ける。

 

③ お好みの色に塗れる

 

塗ってクレイは、淡路・木節・淡紅・黄土・本錆・白土の6種類の色がある。

 

これらの特徴から「塗ってくれい」は、ボロボロせず、お好みの色で内装仕上げに優れています。

是非、お試しください!

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