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「問題解決のご提案!」の記事一覧

2023/11/27(月曜日)天井に漆喰、土壁を塗る時のひと工夫

専用の下塗り材を利用する

 

自然素材の塗り壁の需要はさらに高まっているのを感じます。SDGsやエコで環境にやさしい素材という側面から注目いただいております。

当社には毎日数件のお客様から漆喰や土壁の素材に関してのご質問や、それらを施工するためのやり方のご質問をいただきます。

そんな中で、内部の壁への施工、特に最近は天井にも漆喰や土壁を塗って、空間の壁すべてを自然素材の塗り壁にしたいと思っている方が増えているようです。

 

 

樹脂(ボンド)配合塗り壁材ならそれほど気にする必要がございませんが、自然素材の塗り壁、漆喰や土壁は自身の定着力(接着力)がそれほどないため、天井に施工する場合は下地にひと工夫することで定着力を上げます。

天井はずっと下を向いているので壁面施工時より定着を上げる必要があります。なので、専用下塗り材を使用し定着を上げ、さらに工夫を加えます。

 

下塗り材表面を荒らす

 

内部の天井に施工する場合、石膏ボード(プラスターボード)が下地になることがほとんどです。

石膏ボード表面はツルツルした紙なのでひっかかりがありません。なので専用下塗り材を使用し、ひっかかりを作ってあげます。

壁面ならこれでOKですが、天井は下塗り材を塗った後、下塗り材表面を刷毛引きし、表面を荒らし、ひっかかりを大きくします。こうする事で漆喰や土壁の定着力を上げます。

 

天井に自然素材の塗り壁を施工する場合はぜひひと手間加えてください。

2023/11/13(月曜日)ローラータイプの漆喰に着色するポイント

粉末顔料(着色材)を水練りしてから混ぜましょう

 

当社はローラーで塗れる漆喰「しっくるん」を販売しております。

コテで施工する漆喰より施工の難易度が低いため、DIYで漆喰(しっくい)塗る方や、

プロの方でもコテで塗るには作業が大変な、天井部分に漆喰を塗る場合にご利用いただいているユーザー様が多い製品です。

 

■ローラー漆喰 しっくるん⇒近畿壁材 | ローラー漆喰しっくるん 抗菌、防火、調湿、消臭などの機能を持った漆喰の新しいカタチ!塗装と同じくローラーで塗れる漆喰、塗り替えリフォームにお使い下さい。 (kinkikabezai.com)

 

そんな「しっくるん」に着色する場合は、塗り壁用着色材「壁カラー」を混ぜれば、お好みのカラーの漆喰を作れるのですが、混ぜる場合はポイントがあります。

 

顔料(着色材)は粉末のため、そのまま混ぜても混ざらない

 

「しっくるん」はローラーですぐ施工できるよう、練り状にしてある漆喰です。

練り状の「しっくるん」に粉末着色材をそのまま混ぜても、材料が混ざりきらず、色ムラの原因になります。

練り状の塗り壁材に粉末着色材を混ぜる場合は、粉末状の着色材を水でよく混ぜ、塗り壁材と同じ、練り状にしてから混ぜてください。

 

 

また、着色材を水で練る時、容器に擦りつけように練るとより丁寧です。擦りつけ、擦り潰すように練ることで、着色材の粗い粒が潰れ、さらに材料によく混ざります。

 

■塗り壁用着色材 壁カラー⇒2023kabecolor-0001a (kinkikabezai.com)

 

ローラー漆喰だけでなく、練り状の塗り壁材に粉末の着色材を混ぜる場合はぜひお試しください。

2023/10/11(水曜日)オーダー(別注品)にはある程度のボリュームが必要

オーダーが無理でも既製品アレンジで対応


 

当社のホームページに掲載している、外部に施工できる「土壁風仕上げ」の完成写真をご覧になったお客様から

カラーを指定するので、そのカラーでオーダー品製造をして欲しいとご依頼がありました。

 


※ご指定いただいた外部に塗れる「土壁風仕上げ」

 

当社では塗り壁材のオーダー対応をしております。

空間イメージやコンセプトに合う塗り壁のご提案、また、この度のお客様のように具体的な仕上り写真、画像を提示していただいた上でのカラー変更など、お客様が求める塗り壁材をオーダーでかなえます。

 

■オーダーについてくわしくはこちら⇒近畿壁材 | オーダーメイド塗り壁 (kinkikabezai.com)

 

ただし、オーダーをお受けするには条件があります。オーダーの場合、施工面積が150㎡以上必要です。

150㎡未満の場合、製造工程上素材をブレンドすることができないためです。

 

この度のお客様は施工面積が10㎡でしたので、残念ながらオーダーをお受けすることができませんでした。

しかし、オーダー対応ができないのであれば、当社の既製品を利用して、お客様が求める仕上りに近い提案をしております。

 

既製品をアレンジ

 

オーダー依頼は上記画像「土壁風仕上げ」ができる塗り壁材料を、カラーグリーンで製造して欲しいとのご希望でした。

オーダー対応ができない面積なので既製品を利用し、アレンジします。使用した製品は

①外部でも汚れに強い撥水仕上げ材「キープウォール」

②塗り壁専用着色剤「壁カラーグリーン」

③土壁に混ぜる骨材「淡路島の砂」

④土壁に混ぜるつなぎ材「まるなかすさ」

 

 

以上の4製品を混ぜ、見た目が土壁風で外壁に対応しており、グリーンの仕上げ材を作ります。

グリーンの濃さも好みがあるので、着色材「壁カラーグリーン」の配合量を変えて、3パターンのサンプルを作成しました。

サンプルは有償になりますが、ご希望が有れば作成しております。

 

 

塗ったサンプルが乾燥してからお客様へ送付し、仕上がりの雰囲気とグリーンの濃さを確認していただきます。

施主様とお打ち合わせの上、一番濃いグリーンで確定し、ご注文いただきました。

 

繰り返しになりますが、オーダー(別注品)にはある程度のボリュームが必要になります。

しかし、オーダーが無理でも既製品を利用して、希望している壁のデザイン、テクスチャに近づける提案ができます。

ご希望の雰囲気やデザイン、もしくは「こんな壁をこの色で」と画像を提供していただいてもかまいません。

塗り壁のお困りごとはお気軽にご相談ください。

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