PEKI produced by 近畿壁材 | 匠に役立つ塗り壁ブログ
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PEKIのお悩み解決ブログBLOG

2017/04/26(水曜日)社寺仏閣にはやっぱり漆喰ですね!

富山県南砺市にある城端別院 善徳寺では平成の大修理を行っております。
2012年から始まったこの大修理もそろそろ終わりに近づき、漆喰工程が行われる箇所も増えてきましたので訪問させて頂きました。

壁自体を新しくする箇所は新築と同じ要領での工法でいいですが、既存の部分を残しながらの補修は下地の劣化具合等を見て工法を変えていかないといけません。
現場での職人様の判断が重要になりますね!


漆喰がしっかりしている所は漆喰ベースを使い・・・
土まで見えるところは中塗土で直しを行い・・・
躯体が弱っているところは下地を作り直し・・・
職人様の判断と技術に感激しました。


この後もまだ修復は続きますが、完成までいい提案が出来ればと思います。

善徳寺ホームページはこちら・・・

2017/04/24(月曜日)新商品:ベラムーロ開発最終段階!

新商品ベラムーロがいよいよ完成に近づいてきました。なかなか今回は、現場施工から色々時間がかかりました。
後は、やはり使いやすさの追求ですが、性能と使用感は反比例・・・・難しい。
性能を上げると使いにくくなり、現場での施工性を考えると性能の低下につながります。
最終的にベラムーロはどこで着地をさせるかが、勝負です。
「4月発売はやめときます。」「間に合いません」
残念ですが、研究室も頑張ってますが諦めます。

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というわけで、試験も最終段階です。骨材の量や、スサの量などなかなか難しい調整です。

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ベラムーロの特長は、撥水性能と長期的な安定です。日本の春夏秋冬の温度差や高温多湿などの過酷な環境を乗り越える力が必要です。また、城かべ漆喰のリペアー材としても漆喰の上に塗れることが求められます。
これらの条件を満たすのはなかなか大変です。

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厚く塗るとダレ割れを起し、薄く塗ると下地の透けなどが気になります。このような問題点を一つ一つ解決していくと塗りにくくなったりします。

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ベラムーロ登場もうしばらくお待ち下さい。

で?・・・「ベラムーロって何?」

「内緒です。」

2017/04/19(水曜日)黒しっくいの街並みに新たな建物誕生!

富山県高岡市に伝統的建築物が並ぶ街並み「山町筋」があります。
建物の多くは黒しっくいになっており、観光客も良く訪れるこの通りに、この度新たな黒しっくいの建物が完成しました。
高岡信用金庫 本店です。

すごい重厚感!
銀行のイメージではないかもしれませんが、この街には非常に良く合う素晴らしい建物です。


漆喰に松煙等を配合し真っ黒にした漆喰を塗り付けています。
さらに雨が当たると二次白華してしまうので雨がかりがありそうな箇所には二次白華防止撥水剤のプロテクターExを塗布しています。
これで黒漆喰を永く守ってくれるでしょう!

ちなみに道路を挟んだ斜め前には赤レンガの銀行 富山銀行本店があります。

5/1にはこの地域で高岡御車山祭が開催されます。
沢山の観光客が訪れる高岡市の大きなお祭りで、普段は御車山会館に保管展示されている7基の山車(やま)が揃う姿は圧巻です。
この行事そのものが国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財に指定されている大変珍しいお祭りですので、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか??

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