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「使い方のご提案!」の記事一覧

2024/01/30(火曜日)土間材 ウルトラソイルを立ち上がりや壁に塗る場合のポイント①

下地RCやモルタルの表面を荒らす

 

おかげさまで床・土間材「土間たたき ウルトラソイル」」はたくさんの現場、お客様にご採用いただいております。

「ウルトラソイル」をなぜ選んでいただいたのか?お客様に理由をお聞きし、まとめると下記の理由が多かったです。

一つ目は、やはり仕上がりのデザイン!テクスチャ!

土の素材感が素朴な感じで、あたたかさのある空間になる。また、素材感は重厚な雰囲気も出し、高級感も感じる。

などですね。

 

 

二つ目は場所を選ばない強度!

外部のアプローチや玄関、犬走りはもちろん、店舗内装の床・土間、住宅内部土間で使用いただいても問題無い強度があります。

 

 

■土間材ウルトラソイル 詳しくこちらから・・・

 

以上が選んでいただいた理由ですが、玄関の階段部分や住宅の基礎部分、店舗ならカウンター部分など、立ち上がり、壁面へのご採用も増えております。

立ち上がり、壁面に施工するにあたり、いくつかポイントがあるのご紹介します。

この度紹介する一つ目のポイントは、施工することになる「下地」づくりです。

「ウルトラソイル」の適応下地はモルタル、コンクリートですが、この表面を荒らして下地をつくってください。

 

 

表面を荒らすことで、上に施工する「ウルトラソイル」の定着が上がり、施工しやすくなります。

立ち上がり、壁面に施工する場合は下地に少し工夫を加えてください。

2023/11/27(月曜日)天井に漆喰、土壁を塗る時のひと工夫

専用の下塗り材を利用する

 

自然素材の塗り壁の需要はさらに高まっているのを感じます。SDGsやエコで環境にやさしい素材という側面から注目いただいております。

当社には毎日数件のお客様から漆喰や土壁の素材に関してのご質問や、それらを施工するためのやり方のご質問をいただきます。

そんな中で、内部の壁への施工、特に最近は天井にも漆喰や土壁を塗って、空間の壁すべてを自然素材の塗り壁にしたいと思っている方が増えているようです。

 

 

樹脂(ボンド)配合塗り壁材ならそれほど気にする必要がございませんが、自然素材の塗り壁、漆喰や土壁は自身の定着力(接着力)がそれほどないため、天井に施工する場合は下地にひと工夫することで定着力を上げます。

天井はずっと下を向いているので壁面施工時より定着を上げる必要があります。なので、専用下塗り材を使用し定着を上げ、さらに工夫を加えます。

 

下塗り材表面を荒らす

 

内部の天井に施工する場合、石膏ボード(プラスターボード)が下地になることがほとんどです。

石膏ボード表面はツルツルした紙なのでひっかかりがありません。なので専用下塗り材を使用し、ひっかかりを作ってあげます。

壁面ならこれでOKですが、天井は下塗り材を塗った後、下塗り材表面を刷毛引きし、表面を荒らし、ひっかかりを大きくします。こうする事で漆喰や土壁の定着力を上げます。

 

天井に自然素材の塗り壁を施工する場合はぜひひと手間加えてください。

2023/10/11(水曜日)自然を感じる土のような壁

年月が経過した山肌のような表面 内部・外部どちらにも使用できる壁


 

 

エコやSDGsの観点から建築でも「自然を感じる空間」というコンセプトが増えてきているようです。

そんなコンセプトに合う空間を創るとなれば、例えば植物を置いてみたり、木(木材)が見える天井にしてみたりなど、方法はさまざまあります。

自然を感じる空間づくりで壁に着目しているデザイナーや設計士様より、

「表面が荒々しい感じで土っぽくしたい」

「ゴツゴツした土のような表面の壁はできますか?」

とお問わせいただいたことが数回あります。そんな時に提案しているのが左官仕上げの中の一つ「掻き落とし」です。

 

 

弊社の地元、淡路島の砂を壁材に混ぜて壁に塗り、ある程度乾燥してから、表面を削り落とす仕上げ方法です。

表面を削ることで表面に混ぜた砂が良く見えるようになり、凹凸もはっきり出て荒々しい、力強い雰囲気になります。

 

■通常の壁材で掻き落としはできない

 

「掻き落とし」はどちらかと言えば伝統的な左官仕上げの方法になります。昔は施工をお願いされた左官職人が自分で材料を調合していましたが、現代に継承されていません。

「掻き落とし」は仕上げに表面を削る工程があり、砂などが混ざった重い材料を厚く塗る必要があります。

 

 

通常の塗り壁仕上げ材に砂などを混ぜて塗れば、重さに耐えられず、塗った材料が下に落ちてしまいます。

また、仕上げまでの工期の問題もあります。塗れば終わりではない、最後に表面を削る工程が有る掻き落としは、塗ってある程度材料が固くなってからでないと削る事ができません。

 

 

長年、左官材料にたずさわってきた当社のノウハウを活かし、重い材料を厚く塗っても落ちない高い接着性、塗ったその日に仕上げまでするための乾燥時間、内部・外部どちらにも使用できる耐久性なども考慮した掻き落とし専用材料を開発しました。

 

 

土のような感じ、土っぽさを出せる「自然を感じる空間」を創りたい方はご相談ください。

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