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PEKIのお悩み解決ブログBLOG

2023/11/13(月曜日)ローラータイプの漆喰に着色するポイント

粉末顔料(着色材)を水練りしてから混ぜましょう

 

当社はローラーで塗れる漆喰「しっくるん」を販売しております。

コテで施工する漆喰より施工の難易度が低いため、DIYで漆喰(しっくい)塗る方や、

プロの方でもコテで塗るには作業が大変な、天井部分に漆喰を塗る場合にご利用いただいているユーザー様が多い製品です。

 

■ローラー漆喰 しっくるん⇒近畿壁材 | ローラー漆喰しっくるん 抗菌、防火、調湿、消臭などの機能を持った漆喰の新しいカタチ!塗装と同じくローラーで塗れる漆喰、塗り替えリフォームにお使い下さい。 (kinkikabezai.com)

 

そんな「しっくるん」に着色する場合は、塗り壁用着色材「壁カラー」を混ぜれば、お好みのカラーの漆喰を作れるのですが、混ぜる場合はポイントがあります。

 

顔料(着色材)は粉末のため、そのまま混ぜても混ざらない

 

「しっくるん」はローラーですぐ施工できるよう、練り状にしてある漆喰です。

練り状の「しっくるん」に粉末着色材をそのまま混ぜても、材料が混ざりきらず、色ムラの原因になります。

練り状の塗り壁材に粉末着色材を混ぜる場合は、粉末状の着色材を水でよく混ぜ、塗り壁材と同じ、練り状にしてから混ぜてください。

 

 

また、着色材を水で練る時、容器に擦りつけように練るとより丁寧です。擦りつけ、擦り潰すように練ることで、着色材の粗い粒が潰れ、さらに材料によく混ざります。

 

■塗り壁用着色材 壁カラー⇒2023kabecolor-0001a (kinkikabezai.com)

 

ローラー漆喰だけでなく、練り状の塗り壁材に粉末の着色材を混ぜる場合はぜひお試しください。

2023/11/01(水曜日)厚付け中塗り漆喰ドカッと!滑らかな表面にもできる

表面にやさしくコテをとおせば滑らかに

 

プロの業者様、DIYのお客様を含め、当社に多い問わせの古い土壁の補修

そんな時非常に便利な製品が「島かべドカッと!」です。

 

 

■ドカッとを利用した土壁補修方法⇒近畿壁材 | ボロボロしている古い土壁補修マニュアル (kinkikabezai.com)

 

ご利用を検討、もしくはご利用中のユーザー様から何度かご質問受けたのが、ドカッと!の上にもう何も塗らないので、

ドカッと!表面をお寺やお城の漆喰表面のように滑らかにして、仕上げたいということです。

ただ、塗っただけでは砂漆喰(中塗り漆喰)のため、表面はザラザラに仕上ります。

実はやり方は簡単で、壁全体に塗り付けが完了し、平滑(フラット)にできたら、ドカッと!表面をやさしく撫でるようにコテをとおせば

滑らかな表面になります。

 

滑らかな表面仕上げにはメリットも

 

表面が滑らか=表面が密になっているので、埃などもたまりにくく、水分の吸い込みを少なくなり、ザラザラ仕上げと比較すると、汚れが付きにくい漆喰壁になります。

ドカッと!ザラザラにも滑らかにもできる中塗り漆喰です。お試しください。

2023/10/23(月曜日)淡路島の「土」が身近な仏具に利用されるかも

「おりん」という仏具わかりますか

 

上記画像が「おりん」です。見たことはあるけど名前は知らなかった、そんな方が多いのではなでしょうか。

身近な宗教用具のひとつで、読経をはじめる前と終わった後に打ち鳴らす仏具です。

その澄んだ音色は邪気を払い、空間を清浄にすると言われています。

「おりん」には数種類の材質があり、その中でも特に音質や余韻が良いとされる最高級素材が佐波理(さはり)【銅と錫の合金】が材質のものです。

その音の良さからシンバルなど、金属製楽器にも使用されています。

この度、淡路島の「土」を求めて来社いただいた(有)りんよ工房様は、この佐波理(さはり)材質の「おりん」を製造しているメーカーです。

 

■有限会社りんよ工房様⇒https://rinyo.co.jp/

 

鋳型に土を使用する

 

佐波理(さはり)が材質の「おりん」は鋳造と言う製造法によって作られています。

型を作り、溶かした金属を型に流し込み、切削加工を施し製品にしていきます。

この製造工程の中で、土には非常に大きな役目があり、土を基に様々な種類の真土(まね)を作り鋳型を作ります。

土の良し悪しで音が大きく変わるそうです。

また、鋳型に成形するため、壁土と同じように、高い粘性を持つ「土」が条件になります。

 

希少になった粘性が高い土

 

お客様は歴史あるメーカーなので今まで使用していた「土」があったのですが、その土が採取できなくなり、この度淡路島の「土」を検討することになったそうです。

当社の地元淡路島は昔から「土」の都と呼ばれ、粘性が高い良質な土が豊富に取れ、壁土はもちろん、淡路瓦やタイルなどに使用されてきました。

採取する山の層はまだまだあり、安定供給が期待できる点なども淡路島の「土」を選択するポイントになったそうです。

強度や音色を含め、2年程試験結果ができるまでにかかるそうですが、良い結果になり、淡路島の「土」の可能性が広がるのことを期待しております。

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