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PEKIのお悩み解決ブログBLOG

2020/05/07(木曜日)しっくるん施工要領

製品名:しっくるん しっくるんは優れた機能性能を持つ自然素材!しっくい壁
1400年もの歴史ある日本のしっくいには、私たちの生活を豊かに、そして安全にしてくれる機能や性能が多くあります。大切な物を火災から守る土蔵や、敵の攻撃から守る城郭、お寺でも仏像を湿気から守るためにしっくいは塗られていました。
消石灰を麻繊維と海藻糊で練り上げた自然素材100%のしっくいを継承し、もっと広く様々な場所でご活用いただけるよう『しっくるん』が誕生しました。
そんなしっくい壁の新しいカタチ『しっくるん』で皆様の生活を安全で豊かにしませんか。

 

【上塗り材:しっくるん】

□ 製品名称 しっくるん
□ 用  途 内装用漆喰仕上げ材
□ 容  量 18kg
□ 施工方法 ローラー及び刷毛塗り
□ 施工面積 26㎡ 2回塗り
□ ㎡使用量 320g~380g/㎡ 2回塗り
□ 荷  姿 ポリペール缶入り
□ 性状(色) 練り状(白色)
□ 主原材料 消石灰・炭酸カルシウム・海藻糊・繊維
□ 定  価 9,100円 ㎡=350円

 

【下塗り材:しっくるんベース】

□ 製品名称 しっくるんベース
□ 用  途 内装用漆喰専用下塗り材
□ 容  量 7kg
□ 施工方法 ローラー及び刷毛塗り
□ 施工面積 26㎡ 1回塗り
□ ㎡使用量 270g/㎡ 1回塗り
□ 荷  姿 ブリキ缶
□ 性状(色) 練り状(白色)
□ 主原材料 水性樹脂
□ 定  価 6,500円 ㎡=250円

 

特長1 しっくるんは湿気を吸って結露を減らしてくれます。
特長2 しっくるんは臭いを吸着するので消臭効果があります。
特長3 しっくるんは燃えない不燃材料です。
特長4 しっくるんは強アルカリで抗菌作用があります。
特長5 しっくるんはCO2を吸着し、エコで環境にやさしい建材です。

 

□適応下地(内装)

・PB:プラスターボード(平ボード)
※ジョイントファイバーテープ補強、パテ処理。ビス穴、パテ処理をする。

・コンクリート(モルタル補修材塗り)
※セパ穴、ジャンカ、不陸等をモルタル補修材で補修する。

・モルタル
※コテ後、不陸、凹凸を無くす。

・ビニールクロス
※剥離部分の切り取り、浮き部分の補強、不陸調整をパテ等で行う。

□プラスターボード施工目安

工程 使用材料 塗装方法 使用量(g/㎡) 希釈率(水) 養生期間
下地処理 ジョイントテープ・亀裂・不陸・欠損・ビス穴等をパテ補修し不陸が無いようフラットな下地にする。清掃し、必要に応じアクシミ止め等の処理を行う。
下塗り しっくるんベース 刷毛・ローラー 270g/㎡ 0~3% 4時間以上7日以内
上塗り しっくるん 刷毛・ローラー 320g~350㎡ 0~5% 4時間以上7日以内
上塗り しっくるん 刷毛・ローラー 350~380g/㎡ 0~5% 24時間以上

◇プラスターボードの場合の施工要領

≪石膏ボードの取り付け≫

  • 石膏ボードの湾曲・反り、ジョイント(目地)部分の動きにより亀裂が発生することがあります。5㎜のボードを使用するか、2重張り等で対策を行う。
  • プラスターボード(石膏ボード)は5㎜を使用し、間柱の間隔を450㎜ピッチ以内、ジョイント(つなぎ目)部分には必ず間柱(胴縁)を配置しビス止めを行う。
  • ビスの間隔も150㎜~200㎜程度と狭くし、ビス頭が出ないようにする。

 

≪ジョイント処理≫

  • ボードのジョイント部分(つなぎ目)は面取り(Vカット)し、目地を作ります。

※入り隅部分は動きやすいので、コーキングを注入することも可能。

  • ボードのジョイント部分(つなぎ目)に市販のパテを充填し補強します。余分な部分はヘラ等で削りフラットにします。
  • パテ処理を行ったジョイント部分(つなぎ目)部分に、ファイバーテープ(ジョイントテープ)を貼り付け補強します。できる限り薄いものを使用する。

 

≪パテ処理≫

推奨パテ
ボード用パテも各社色々出しているが、ヤヨイ化学のハイセメナは比較的使いやすすくお勧めです。ジョイント部分やビス穴などの厚塗り箇所には下塗り用のパテをお使い下さい。

 
≫ヤヨイ化学工業 SUPERハイセメナ(上塗り用)
≫ヤヨイ化学工業 SUPERスキームV(下塗り用)

  • ファイバーテープ(ジョイントテープ)部分とビス穴、出隅など不陸(凸凹)部分をパテでフラットにします。
  • ファイバーテープ(ジョイントテープ)部分は膨れるのでできるだけ幅を広くし、緩やかなカーブ(フラット)になるようにします。
  • パテ乾燥後、ペーパー掛けを行いフラットに整えます。

※下地の状態での不陸(ビス穴・ジョイントの痩せ)などは下塗り・上塗りでは隠すことは出来ません。パテ処理は確実に丁寧に行って下さい。

完全乾燥!

≪下塗り(しっくるんベース)≫

◇下塗り材:1回塗り 標準使用量270g/㎡ 26㎡/缶

  • しっくるんベースは、開封後ハンドミキサーでよく攪拌し、中身の骨材等を均一な状態にしてお使い下さい。
  • 材料が固い場合は、重量比3%未満(7kgの本品に対して210g)の水道水(清水)で希釈して下さい。
  • しっくるんベースは隠ぺい力を高くしてあります。パテ後などを隠すように塗り込んでください。
  • 入隅や狭い部分、補修部分は、刷毛で拾い塗りを行い、その後ローラーで全面塗りを行って下さい。
  • しっくるんベースは、完全乾燥(4時間以上の乾燥時間)を行って下さい。

 

≪上塗り(しっくるん)≫

◇上塗り材:2回塗り 標準使用量320g~380g/㎡ 26㎡/缶

1回目塗り(320g~350g/㎡)

  • 開缶後ハンドミキサーでよく混ぜて中身を均一な状態にしてお使い下さい。
  • 材料が固い場合は、重量比5%未満(18kgの本品に対して900g)の水道水(清水)で希釈してお使い下さい。
  • ローラーで均一にムラの無いように塗ります。
  • 1回目塗り終了後乾燥期間(4時間~7日間)

2回目塗り(350g~380g/㎡)

  • 1回目同様にハンドミキサーでよく混ぜてお使い下さい。
  • 塗りムラが無いように一定方向に棒塗り・ローラー塗りで仕上げる。
  • 1回目より下地に吸水する分材料が多く必要となります。

 

①石膏ボードはビス止めし、ジョイント部分はVカットする。
②ビス穴・ジョイント部分のパテ埋めを行う。
③ジョイント部分にファイバーテープを貼り付け補強する。
※できるだけ薄いものが良い。
④ジョイントのテープを隠すようにパテ処理を行う。
パテ幅を広くすることで凹凸目立ちにくくなる。
⑤しっくるんベース塗り
⑥しっくるん塗り1回目
⑦しっくるん塗り2回目(完成)

 

  • 気温が昼夜5℃以下になる冬季の使用は避けて下さい。
  • しっくいは肌目が変わりやすい材料です。塗り厚・道具・工法は一定で行って下さい。
  • 塗り継ぎ等目立ちやすくなります。塗り継ぎにならないよう注意して施工してください。
  • 入隅など刷毛を利用した場合は、その後ローラー等で刷毛目を消してください。
  • しっくるんは、しっくいです。他の材料とは混ぜないで下さい。また、自然素材は補修が難しく割れやすいので施工時には十分注意してください。
  • 養生テープなどは施工後すぐに剥がしてください。

 

◇ その他の注意事項

  • 石膏ボードのパテは出来る限りまっすぐに行い、凸凹が無いよう丁寧にペーパー掛けを行って下さい。
  • 施工には保護手袋・保護メガネ・マスク等を着用してお使い下さい。
  • しっくるん(上塗り)しっくるんベース(下塗り)とも、使用前はミキサーで混ぜてからお使い下さい。
  • 気温5℃以下での使用は行わないで下さい。
  • 換気をよくしてお使い下さい。
  • 標準使用量に従い一度に大量に(厚く)塗付けないで下さい。2回塗りで上手くいかない場合は、3回塗りも可能です。
  • 使用後余った材料は、乾燥しないように密閉保存して下さい。

【安全対策】

※ 保護手袋/保護衣/保護メガネ/保護面を着用すること。

※ この製品を使用する場合は、飲食や喫煙をしないこと。

※ 使用中は、換気をよくすること。

※ 残った材料や容器の洗浄水は河川に流さないこと

【応急処置】

※ 皮膚に付着した場合:速やかに大量の水で洗い流し、皮膚に異常がある場合

は医師の診断を受ける。

※ 眼に入った場合:速やかに清浄な水で15分程度洗浄し、医師の診断を受ける。

※ 飲み込んだ場合:無理に吐かせてはならない。水で口の中を洗浄した後、直

ちに医師の診断を受ける。

【保  管】

指定容器を使用し、完全にふたをして湿気の少ない場所に保管する。直射日光を避け高温になる場所では保管しない。

子供の手の届かない場所に保管し、誤飲誤食に注意する。

【廃  棄】

関連法規を厳守の上、産業廃棄物として処分する。

 

2020/05/06(水曜日)重吉たたきの主材を製造しました!!

重吉たたきは、土・石灰・にがりを原料とする伝統的な土間三和土(たたき)を中実に再現し、混ぜればいいだけのセット品です。

>>重吉たたきのご購入はこちらから

今回は天気も良く気温が少し高かったので汗をかきました。

今から気温が上がってくると思うので体調に気を付けたいと思います。

これからも工場メンバーと共にお客様に満足していただける商品を作っていきます。

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2020/05/03(日曜日)漆喰メンテナンス:漆喰に線香のアク付きます。ご注意ください!

社寺建築を行う工務店様、土壁から石膏ボードに代わって、問い合わせが増えている事例です。


以外に多い問い合わせが、施工後数か月後の漆喰面に表れる黄色いモヤモヤしたシミ・・・

特に3月頃からの問い合わせが多く、ほとんどがお寺の新築に多い。昔はお寺の新築と言えば木舞荒壁がほとんどでその場合は、確かに施工後すぐ土中塗りに追い掛けし、土のアクの様な物が表面に出る現象がありましたが、今は多いのがラスボードや石膏平ボード下地、しかも施工後すぐではなく数か月後~1年以上後などもあります。

そう考えると・・・・そうなんです。すべてではありませんが、実は「線香」が原因の場合が多くあります。

お寺と言えばお線香、もちろん毎日欠かすことはできません。その線香の煙が壁に付着する場合があります。もちろんすべてこのようになるわけではありません、シミ、アクが出ていないお寺ももちろん多くあります、ただ様々な条件が重なるとこのような現象になります。

1つには漆喰面の結露及び湿気、お寺によっては冬場ストーブとヤカン、または最近普及している加湿器を使用します。

2つめには城かべ漆喰には調湿機能があり空気中の湿気を吸う機能があります。ただ、ある程度以上の湿気になれば吸えなくなり、結露も起こします。

3つめにはサッシの性能が向上し石膏ボード下地に変わった事からの気密性の向上もあります。このような条件が揃いますと漆喰表面にも結露をが発生し、そこに線香の煙が付着し溶けます。(※線香やたばこの煙は水に溶けやすいそうです。)これが冬の間繰り返され、春ごろに気づく事が多いようです。確かに数現場お伺いしましたがどこも高いところや湿気の溜まりやすい場所にその現象が現れています。
ではどうすれば?いいの?

やっぱり換気なんでしょうね、それと漆喰面が濡れるほどの過度の加湿には注意が必要でしょうね。
線香や護摩を焚かないわけにはいきませんし、当社の周辺(淡路島)は線香の産地全国70%の産地で「線香を止めて下さい」なんて言ったら大変なことになります。

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