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「塗り壁の着色について」の記事一覧

2022/03/30(水曜日)塗り壁に使う着色材はどんな材料?

塗り壁の着色には無機顔料!

塗り壁の歴史は古く、大昔から土や顔料を使って着色されてきました。

混入する着色材の量を調整することで、お好みの色にデザインできるのが左官仕上げ!

色の濃淡だけでなく、色の3原色を組合わせることでどんな色でも再現可能!つまり着色材のバリエーションは無限にあるんです。

この塗り壁に使われる着色材が「無機顔料」なんです。

 

無機顔料とは?

 

漆喰やモルタルはアルカリ性で出来ており、特に漆喰の強アルカリ性でも反応することなく、変色しないのが特徴です。

ただし、無機顔料だからと言って、絶対に色ムラが起きないわけではありません。

例えば、漆喰は冬場のような寒い時期には、乾燥スピードが遅くなって色ムラになるリスクがかなり高くなります。

さらに、外部で雨が当たりやすい場所の漆喰施工は、二次白華と言われる色ムラが起こりやすくなります。

なので、漆喰を着色する場合は特に施工方法に注意してください。

当社で販売している顔料「壁カラー」シリーズは、無機顔料なので漆喰や土壁など様々な塗り壁に使用することができます。

 

壁カラーには、どんな色があるの?

  

当社の着色材「壁カラー」は全部で17色!

原色となる5種の「壁カラー 基本色」、当社オリジナルの淡いパステル調7色の「壁カラー オリジナル色」、土壁の色を濃くしたい場合や土風の仕上がりにも使える「壁カラー 土色」がございます。

もちろん、漆喰以外にもモルタルや土壁等の塗り壁にも使えます。

当社の様々ないバリエーションを取りそろえた「壁カラー」は、分散性がいいので使いやすくオススメ!

塗り壁の着色には、無機顔料の「壁カラー」をお試しください。

 

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着色した塗り壁をする場合の注意点!

 

自由に着色できる塗り壁材料!|左官仕上げ

 

塗り壁の着色(色出し)試験の方法

 

 

 

2022/03/30(水曜日)自由に着色できる塗り壁材料!|左官仕上げ

漆喰や土壁、様々な塗り壁を着色できます!

塗り壁の大きな特徴に、「自由に色を付けることができる」と言うのがあります。

ビニールクロスや外壁のサイディングなど、コストの面から新築の住宅に多く使われてきました。

ですが、クロスやサイディングは既製品のデザインから選びますよね。

塗り壁は違います!好きな色に着色でき、立体感のある模様にできるのでデザインに優れています。

このように着色できる塗り壁材料を、今回はご紹介いたします!

 

どんな塗り壁に着色できる?

 

塗り壁にはどんな種類があるのか?例えば漆喰や土壁、他にも珪藻土やモルタルなど様々。

特に、漆喰やモルタルは強アルカリ性で、無機顔料の着色材(顔料)でないと色が変色してしまいます。

なので、無機顔料であれば漆喰や土壁、モルタルなど様々な塗り壁に使用できます。

 

実際に着色された塗り壁デザイン

 

〇グレーのムラでクールでオシャレなデザイン

このデザインは当社の着色材配合済みの漆喰「カラー漆喰」を使用しました。

カラー漆喰の「ホワイト」と「ダークグレー」でデザインしています。

>>水で練るだけの「カラー漆喰」の詳しい商品ページはこちらから

 

〇版築土塀風の土壁デザイン

地層のような版築土塀をイメージしてデザインしました。

着色材を配合した土壁仕上げ材「塗ってくれい」を使用しています。

色が違うものを使うことによって、層のように見えるデザインです。

>>6色のバリエーションがある土壁「塗ってくれい」の詳しい商品ページはこちら

 

〇外壁に使える雨に強い土壁風仕上げ

土壁は雨に弱いため、あまり外壁には使用されません。

ですが、外壁に強い白い塗り壁「キープウォール」に土色の着色材「壁カラー 土色」と藁を混ぜることで、本物土壁風の仕上げになります。

この土壁風の仕上げであれば、外壁で安心して使える性能があります。

>>雨に強い外壁塗り壁材「キープウォール」の詳しい商品ページはこちら

>>土色の着色材「壁カラー 土色」の詳しい商品ページはこちら

 

これらのデザインのように、漆喰や土壁、モルタルなど様々な塗り壁材料が着色できます。

着色された塗り壁で、様々なデザイン壁ができます。是非、お試しください!

 

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着色した塗り壁をする場合の注意点!

 

塗り壁に使う着色材はどんな材料?

 

塗り壁の着色(色出し)試験の方法

 

2022/03/24(木曜日)塗り壁の着色(色出し)試験の方法

3種類ずつ程度色出し試験すると効率的


 

漆喰や土壁、セメントなどの塗り壁材は、着色材(顔料)を利用すればどんな色付けも可能で、自分好みのカラーを作ることができます。

しかし、塗り壁の着色でやっかいなのは色出し試験。自分が思い描いている色を実現するために、着色材を塗り壁に混ぜる量を確定させなければなりません。

この試験をやっかいにさせる原因が、塗り壁は水で練って塗りますが、乾燥させないとどんな色になっているかの判断ができない事です。
たまに塗り壁作業中のお客様から、「実物の塗り見本を見てカラーを選んだのに塗ってみたら色が濃い!全然違う!なぜでしょう?」とお問わせいただくことがございますが、塗り壁は水で練って塗りたての時が一番濃いです。要するに水分をたくさん含んでいる時は濃く見え、乾燥する(水分がなくなる)にしたがって色は薄くなります。

色出し試験も同様で、着色材を混ぜた塗り壁を塗って乾燥するまで待たないと、実際にどんな色になっているのかの判断ができません。

試験をひとつずつ行っているとかなり効率が悪いので、着色試験する場合は、一番最初の試験で配合量の極端に違う3種類の配合を一度に行い、だいたいの配合量の目安をつけると格段に効率が上がります。

例えばあなたがグレー色の漆喰を作りたいとします。グレーでも思い描いてる色の濃淡は違うので、下記のように試験し、自分が思うグレー色を見つけます。

ちなみに漆喰は白なので、黒の着色材(顔料)を混ぜれば、グレー色の漆喰を作ることができます。

■グレー色漆喰 色出し試験(例)

①試験体A 粉状漆喰100gに黒色着色材1g (配合量1%)

②試験体B 粉状漆喰100gに黒色着色材3g (配合量3%)

③試験体C 粉状漆喰100gに黒色着色材6g (配合量6%)

このA、B、C3つの配合の漆喰を水で練って同じ下地の上に塗り、乾燥させ色の出かたを見ます。

乾燥させてみた結果、Bの色が自分の思い描いているグレーに一番近いものだったとします。近いが、もう少しだけ濃いグレーが自分の希望だった場合、次の試験は・・・

①試験体A’ 粉状漆喰100gに黒色着色材3.5g (配合量3.5%)

②試験体B’ 粉状漆喰100gに黒色着色材4g    (配合量4%)

③試験体C’ 粉状漆喰100gに黒色着色材4.5g (配合量4.5%)

このような感じで試験をしていくと自分の理想の色に近づきやすいと思います。

参考にしてみてください。

 

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