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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2022/05/11(水曜日)2つある土壁強化剤の違いと利用方法


違いは土壁の中と表面どちらも強化するか、表面のみか

 

当社では土壁補修時の強化剤として2製品ご用意しております。

一つ目は浸透タイプで土壁の中と表面どちらも強化する「土強(どきょう)」。

中も表面も固めるハイグレード品です。なのでボロボロで、凸凹が目立つ土壁補修にご利用ください。

「土強」の強度は試験動画でご確認ください。

 

二つ目の製品は「土壁表面強化剤」

その名のとおり補修する土壁の表面を強化します。
補修する土壁に凸凹はあまりなく、平滑(フラット)部分が多い場合にご利用ください。

「土壁表面強化剤」の施工方法は動画でご確認ください。

 

製品が違うため、使い方や性質も違うので一覧表でまとめてみました。

【土強(ドキョウ)】 【土壁表面強化剤】
用途 古い土壁内部を固める 古い土壁表面を固める
容量 1リットル 4リットル
施工面積 約1坪(3.3㎡)1回塗布 約1坪(3.3㎡)2回~3回塗布
成分 溶剤系 水性
下地 乾燥下地 濡れていてもOK
道具 ローラー、刷毛 ローラー、刷毛、噴霧器

 

状況により使い分けるわけなので、どちらかでかまわないですが、まずは、土強で内部を固め、次に表面強化剤で表面を固めればより完璧ですね!

皆さんも、2つの商品を使って、古い土壁補修如何でしょう!

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※ただ、注意事項があります。

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【注意事項】
古い土壁の状況を確認し、上記のように小舞竹や小舞縄が見えてボロボロになっている状況では、補修は難しいと思います。
 下地が悪いといくら土を固めても長くは持ちません。この状況になる前に補修したいところですね。
その他補修で気になる点などございましたらお問わせください。

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